『合歓』2023年4月号第100号
季刊誌100号は凄い。『合歓』100号おめでとうございます!
久々湊盈子「加藤克己に学んだこと」
〈「自分は伝統ある短歌の定型をこの上なく愛している。だが、定型にまとめ上げることによって、内部がついに膠着しないか、類型化しないか、ということを懼れる。だから形式と格闘する。格闘するから内部充実、内部展開がきびしくなされてゆくのだ」と(加藤は)大雑把に言えばそういう主張をしたのである。それでも自分はいつの時も定型作家を自認しており、時に強烈なゆさぶりをはげしく欲するのだ、とも書いている。〉
〈短歌であれ、俳句であれ、芸術、文化というものは時の経過によって変化するべきであって、唯々諾々と様式を継承してゆくだけではいけない。既存の様式へのはげしい抵抗が大切なのだ、という主張には説得力があった。〉
久々湊盈子が加藤克己から学んだこと。歌も豊富に挙げられ読み応えがあった。
2023.5.15. Twitterより編集再掲