『うた新聞』2023年6月号
①今月の巻頭作家として15首載せていただきました。大変うれしいです。ぜひお読み下さい!
②難波一義「素顔の藤井常世」
閉ざされてこの世瞑(くら)しと思ふまで雪降る 歌と心中するか 藤井常世
〈事実、藤井常世は亡くなる直前まで(…)短歌の仕事をやり続けていた。「歌と心中」したと言っても、決して過言ではない。僕はこのような師を持ったことを、恐ろしいことだと思う。そしてこの上もない僥倖だったと、改めて思う。〉
歌の仲間とは別に(もちろん広い意味での仲間でありつつ)歌の師と呼べる人がいるかどうかというのは結構大きいと思う。藤井常世の歌も結構好きだけど、まとまって読めてない。全歌集が待たれる。
③送別会の主役が異動する朝にもう一度出す厚手のタイツ 中井スピカ 異動する人に対して送別会をした。しかし実際に異動する日はまた別。その朝は、一旦仕舞った冬物のタイツを出して、少しいい感じの服装をして挨拶をする。内心面倒臭いと思っている印象だ。
2023.6.23.~24. Twitterより編集再掲