2022年4月12日の読売新聞より

「四季」


袖ふれし人こそ見えね花の香のそれかとにほふ春のあけぼの 浮舟
長谷川櫂〈私に触れた人の姿はないのにその人を思わせる紅梅の香りがする。つきまとう思い出。〉浮舟って結局紫式部だけど…。長谷川の訳が良くてとても物思いに誘われる。

2022.4.13.Twitterより編集再掲