『現代短歌新聞』2023年8月号
①吉川宏志「推敲アドバイス」
〈比喩は普通、分かりにくいことを説明するために使われると考えられています。たとえば「百円玉くらいの大きさ」と言えばサイズがよく分かるわけです。しかし、詩歌の比喩はそれとは違い、むしろ、現実とは異なる世界とつながるために用いられるのではないか。〉
これ、すごい、本質的なことに触れてると思う。ものごとを分かりやすくするために比喩を使うのではないということ。違う世界に斬り込んでいくということ。
②小島ゆかり「短歌の筋トレ さらに、やるときはやる」
〈いずれの歌人も基調となるのは定型(あるいはほぼ定型)の作品群である。その上で、やるときはやる。〉
先月に引き続き、破調について。基調が定型だから破調が活きる。当たり前のようだが再確認。
2023.8.23. Twitterより編集再掲