![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60525822/rectangle_large_type_2_eb26cbd89963ef1e3b85777a406369a2.jpg?width=1200)
私が持っていないものをあなたは持っている🏀車いすバスケ男子銀メダル🥈
車いすバスケに、どうしてここまで胸が熱くなるんだろう。
オリンピックのバスケットもすごかったし、感動したけれど・・・受け止める思いが少し、違う。
アスリートで、素晴らしいプレイで、迫力のある死闘で。
同じなのに、違うのは、なに。
みなが自分の持っている力を出しながら、チームメイトの持っていない面を補っているからかもしれない、と気がついて。
自分のできることをする。
それが仲間のできないことを補う。
パラリンピックの車いすバスケ男子で、日本が銀メダルを獲得。
今まで決勝リーグに残ったことがなかったのに、一気に強豪国となった。
家族3人で熱く熱く観戦した。息子に教えてもらうことも。
前回の金メダルチームアメリカを相手に60対64。
しかも第4ピリオドの残り5分まで、3点リードをしていた。
金メダルを取るか、と思ったけれど。
残り4分で逆転されて。
でも見事な試合だった。4分半の動画はこちら。
ごくかんたんに車いすバスケを説明すると、
・ポイント制度で、一番障害が重い1・0(ローポインター)から障害が軽い4・5(ハイポインター)まで0・5ポイント刻み。
・1チームは5人で合計14点までの選手が出られる。
・コートの広さ、ゴールの高さは同じ。
・ダブルドリブルはない。3回を超えてこぐとトラベリングなどのルールがある。
合計点でチームを構成するので、1・0~2・5までのローポインターは非常に重要な役割を持つ。
ちなみに「リアル流川(バスケマンガ『スラムダンク』の登場人物で名選手)」といわれる鳥海連志選手(22)は2・5のローポインター。
体感はしっかりしているし高さもあるが、足と手両方の障害があるため。
指の数が少なく握力がないからか、ミドルシュートや3ポイントは打てない。けれど、エースキラーといわれるほどのディフェンス。リバウンドはチーム随一でパス回しが見事だ。
ヘッダーに使った写真のアップ ↓
これはティルアップというテクニック。シュート時、高さを出すために車いすの片輪をあげている。羽ばたくように。
自分の能力を最大限に生かす。
ローポインターがいなければ、チームは出場できない。
5人そろわない。
ひとりひとりができる限りの力を発揮したら、それがほかの誰かの足りないところを補っている。
あなたにしかできないことがある。
あなただからできることがある。
それを明らかに見せてくれたチームで、数々の試合で、プレイだった。
今日でパラリンピックは閉会。
賛否あったけれど、私は選手たちの姿に大きく心動かされた。
これからも見続けたいし、興味を持ち続けていきたい。
※スポーツ記事は、しばらく書くことはなくなると思います。
おつきあい、ありがとうございました。
いいなと思ったら応援しよう!
![川ノ森千都子(ちづこ)☘️モノカキスト](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/64674256/profile_f4f853748e94a30106a4ef9598c09801.jpg?width=600&crop=1:1,smart)