蠱惑的な日本の色の世界に、耽溺する
こわくてきなにほんのいろのせかいに、たんできする、です。
面倒なタイトルでごめんなさい。使ってみたかったんです。
蠱惑的って、妖しい美女(イケメンでもよし)が長い指を波のように揺らしながら、招いてくる、イメージです(私だけの)。
昔から日本の色を見るのが大好きなんです。
写真は着物の帯締めです。帯を最後にキュッと締めます。
冠組(かんむりぐみ)という種類の組みひもで、私はこればかり持っています。いつの間にかこんなに(実は、もう少しあります)。
濃紅、緋色、桜色、あんず色、からし色、玉子色、若菜色、白藍、月白、瑠璃色、濃紫、白・・・
次は松みどりなどの深い緑色を・・・と願う欲。
帯締めはスーツのネクタイのように、着物の雰囲気を変えます。下の着物では濃い紫にして、着物に合わせました。ちらっと白地に赤い色が見えるのが、帯揚げ。下の写真は帯揚げです。
着物だけではなくて、ショールやスカーフ、身の回りに好きな色をそろえたいです。
下の写真のショールは、染司よしおかという京都の工房のもの。
江戸時代から続く染屋さんで、天然素材のみで染め、奈良薬師寺など寺社にも奉納してきました。
当主であった吉岡幸男さん(2019年逝去)の本を読むと、その情熱と知識に圧倒されます。
天然染料だけでこれほど鮮やかな色が出るのか、とその美しさにため息が出ます。
心から尊敬する吉岡幸男さん。
一度だけお目にかかったことがあります。
気さくで、明るくて、やさしい方。
「職人がおるからできるんや」と工房の職人さんを大切にし、染めの現場で話し合っていました。
私の大学の卒業論文は「日本の色」なのです。
万葉集から枕草子、源氏物語の中での色の役割。その変遷。
その頃は自分が着物をまとうことになるとは、思わず。
今、より深く日本の色におぼれて、います。
日本の色、伝統色、その深さと美しさに。
この記事はチェーンナーさんの企画参加記事です。
◎【オススメマイカルチャー】
本でも、漫画でも、音楽でも、映画でも、考え方でも、推しの人物でも、なんでもいいです、ご自身が薦めたいマイカルチャーをnoteに書いてください!表現や書き方は、もちろん自由です!
期限は7月20日まで。
#異文化カルチャーシェア活 を入れる。
チェーンナーさんの記事を埋め込む。
バトンリレー企画です。渡すのは最大二人まで。
バトンを受け取っても次の方に渡したくない場合は、チェーンナーさんにお返し可能です。つながなくてもOK。
え~っと私からは、突然ですが、お二人にお渡しさせていただきますね。
お受けいただけたら嬉しいけれど、無理なさらずに。
一人は絵に深い造形のある、如月桃子さん。かわいくて大好きな桃ちゃん。
桃ちゃんはベネチアに留学したこともあり、Art saryoというすてきなサークルも運営されています。最新の記事では絵も描かれているんです✨✨
新婚さんの上に仕事始めで忙しいから、無理ならいってね。
ほかの方につなぎます。
もうお一人は悩みに悩んで・・・Norikoさん、いかがですか?
Norikoさんも幅が広くておもしろい方。しかもお茶目でチャーミング。
最新記事では小説も書いています。体と時間は大丈夫かしら?
新しいことに挑戦されているお二人にお願いしたいです。
お忙しいんですよね。ごめんなさいね。
新しいことを始めるということは忙しいことでもあるので、できない場合は書かなくても、まったくOKです!
今回のカルチャー、もっと深めて書きたいです。
ほかにもあるし・・・なんだか楽しくなりました。
チェーンナーさん、ありがとうございました。
7月7日より、まぐまぐ有料マガジンを始めます。