『心がそっと傾く』を読みまして
詩集ってそれを編んだ詩人の声なのかなと思っていたけれど、そうでもなさそうだな。
読み進めていくうちに思ったのはこんなこと。
抽象的で普遍的なことを詠んでいるようで、
ワンオペ育児のお母さんが出てきたり、家事をしない夫を憂う妻が出てきたり、老いた先生が出てきたり、妙にリアルな像が結べるシーンもあるのだ。
『詩』ってなんだって?
その答え合わせは巻末の『詩作ノート』に。
ナ・テジュさんが何を思って編んだ詩集なのか、それを大事に見直すとまた楽しい1冊でした。
なんとなくですが、アフターコロナの韓国の景色かな、と。
群像劇とも呼べる。
その中のどこかに「自分」を見つけられると思うので、是非読んでみて。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
【挑戦開始】詩集を100冊読む (2/100)
寒さつのるみぎり、御自愛くださいますよう。
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