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ブータンの現実
ブータンと言ったら、
「幸せの国」のイメージばかりだった。
でも、
ある番組を観たら打ちのめされた気持ちになった。
昨年の2024年、
世界一過酷とも言われる山岳レースが開催された。
年々、
氷河が溶けて氷河湖が出来て、
今にも決壊しそうな現実がそこにある。
山岳地帯に住んでいる方たちは、
どこからともなく襲ってくる大洪水に、
ご家族を亡くされたり、
何年後かには住めなくなるかもしれないとも。
どれも地球温暖化の影響から来ている。
ブータンで、
このレースを開催するには容易なことではなかったかと。
でも、様々な国の方たちが、
このレースに参加をして、
そして帰国をしたら伝えて欲しい。
そんな気持ちから、開催を決意された。
体力を争うだけのレースでもなく、
地球🌏の異変を感じながら、
思い思いの気持ちを持ち帰って、
そして考えて欲しい。
大国のリーダーは、
「地球温暖化」を否定し続けるけれど、
ジワジワと迫る危機に、
最初に悲しい現実を受け入れなければならないのは。
このような場所に生きている人々であること。
自分たちは島に住んでいて、
感じ取れないこともあるけれど。
優雅な生活、
裕福な生活を送ろうと望めば望むほど、
相反して温暖化は加速されてゆくことも、
考えなければならない。
真剣に。
毎年、
凡そ580億トンの氷が失われている。
これは、
フランス🇫🇷とスペイン🇪🇸の年間水使用量に相当するらしい。
50ほどの世界遺産の氷河の氷は、
働きかけとは関係なく、
2050年までには、
消滅するとも言われている。
海抜が低い国は住む場所を失い、
地球🌏に住む生き物は、
計り知れない試練の時を迎えるのだろうか?
昨日、
恐竜🦕時代の再現番組を観た。
草食系に肉食系。
生きるためには争いは絶えないけれど。
大きな隕石が地球に衝突をして、
やがて恐竜たちの多くは絶えてしまった。
こちらは仮説ではあっても、
「地球温暖化」は事実だし、
現実のこと。
ずっと以前にも書いたけれど。
アフリカあたりでは、
ゾウたちが、キリマンジャロへ登るらしい。
生き残って未来に命を繋ぐために。
温暖化が全部自分たちが原因だとは、
言い切れないけれど。
野生の生き物を道連れにしていることは、
明確なことではないだろうか?
大国の大統領に伝えたい。
「ブータンのこと、アフリカのゾウのこと、そして自分たちの未来のこと」
公平に考えて欲しい。
関税も必要だけれど、
地球そのものの行く末をもっと。
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明日から、冬が戻ってくる。
健康管理に気をつけたいですね。
ありがとうございました。