この世に、無駄な人などいない
紙面で見つけたもの。
もう一つあるのだけれど、
今朝はこちらから紹介しようかな。
障害のある息子さんのお母さん。
履歴書を持っては、
息子さんの働き口を探し歩いていた。
ある日も、とある農園を訪ねて、
断られても、
断られても諦めない。
「給料はいらないですから、働かせて下さい」
何度も何度も頭を下げる。
農園の方は驚いたとか。
働くことは、=お金を稼ぐこと。
そんな風に思ってきたから。
福祉に関わっている友人に聞いてみた。
「お母さんは信じているんだよ。この世に無駄な人はいない。どこかに息子さんを必要とする人がいる。
息子にも役割があるはず」
この農園経営者は考えた。
人を減らすための機械化はいらない。
ゆっくりでもいい。
そして、
法人を設立して、
104人の中に24人の障害を抱えた方が働いている。
30年ほど前のことだそうです。
人は、
合理化を目指したくなるし、
賃金のことも重要になるけれど。
このお母様から、
誰にでも役割があることを教えられて、今があること。
合理化、AIの活躍、ネット販売。
目まぐるしく変化してゆく世界でも、
足元のものが見えている。
そんな生活がしたいですね。
手間暇をかけて、
そのことを惜しまない気持ち。
ファミレスに行くと、
タブレットで注文する。
そして、
ロボットが運んでくる。
人と人が合わない関係。
さらに、
人の苦手な人が増えて、
そして、
殺伐とした世界になってしまいそう。
生き残るには、
仕方ない選択だとしても。
せっかくのお料理の美味しさは、
半減するから、
自分なら行かなくなるかも。
笑顔と笑顔で向き合える世界。
「誰かの役に立つ」
そんな社会であってほしい。
夏の思い出のひとこま。
以前にも載せてますね。
槍ヶ岳の手前を、
不思議な滝雲がどんどん流れてゆく光景。
そして、
絹の布をまとったようになってゆく。
同じ光景は、見られないです。
ありがとうございました。