杉原泉

横浜発・千代きもの学院山梨校を主宰しています。ホームページ http://chiyo-kimono.jp/

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最近の記事

千代きもの学院山梨校は開校10周年を迎えました。

8月25日、関係者にお集まりいただき、「千代きもの学院山梨校10周年記念パーティー」を開催させていただきました。 私が着付けの道を歩み始めてから約22年、山梨校を開校してから早くも10年が経ちました。すべての始まりは、千代きもの学院・大森千代枝学院長と靖子副学院長との出会いでした。もしこのお二人の師匠に出会わなければ、着付けの世界に身を置くこともなかったでしょう。また、着物を通じて多くの方々とのご縁に恵まれ、出会いこそが人生を紡いでいくことを実感しています。改めて深く感謝申

    • 夏の着物の暑さ対策

      盛夏に着物を着る時、特に昼間のお出かけは暑さ対策が必須です。私が住む山梨の暑さは、国内最高気温の上位☝️に入ることが多い地域で💦昼間は危険な暑さとなります😱そんな時の着物は、なんとかして暑さを軽減⤵️しなければなりません。前回のblogでもご紹介させていただいたように、 (前回のblogはこちら↓) https://ameblo.jp/banri55/entry-12862534820.html 着物の中(下着など)を工夫するのはもちろん、私の場合は移動手段が車なので、着

      • 仕立て衿(美容衿・付け衿)考

        和裁士、着付師として着物に関する仕事をしていると、時に不要になった着物や、それに付随する小物をいただく機会があります。 以前、「仕立て衿」「美容衿」「付け衿」(他にもメーカーにより別の呼び方があるかと思います)というものをいただきました。 その一つがこちらです。↓ 呉服店で着物(反物)を試着(着装)する時に 襦袢を着たように見せるために、このような衿をまず身体に装着されるので、見たことあるという方もいらっしゃることでしょう。これに※衣紋抜きが付いたタイプも販売されています。

        • 着付け時に気付き感じたこと…私なりの考え。

          卒入学シーズンを終え、あっという間に4月も終わりに近づいています。3.4月は個人のお客様からのご依頼が前年よりも多かったように感じます。着物は、現代では人生の大切なセレモニーの時に着ることが多いです。やはりコロナ中はイベントが皆無でしたので、多くの着付けをさせていただくことができるようになり、本当に有り難いと思います🙏 今回は、貸衣装店には様々あるということを書かせていただきます。 (ちなみに私と直接ご縁がある貸衣装店のことではありません) 着物を着ようと考えた時、手持ち

          着付け技術・私なりの考察

          着付けを始めて約22年…山梨校という形を取らせていただくようになり10周年を迎えました。最初たった一人のお客様から始まった着付けは、近年 私一人ではこなしきれなくなり、当学院で育った講師たちの力を借りることが多くなりました。高齢化による着付師不足が顕著になりつつある今、私が師匠から伝授していただいた技術を さらに次の着付師に受け継いでもらうことの大切さを痛感しています。 この22年間の経験の中から、着付けに関する私の思いを書いてみようと思います。 着物姿は外側から見ると同じ

          着付け技術・私なりの考察

          扉の向こうには…

          「自装してきた男性のお客様の帯が崩れたそうなので直してあげてください」 ここは、とある呉服店主催イベント会場の着付け室。 「はぁい」と控え室に入り顔を合わせるや否や、お互い驚きに変わった。 そこに立っていたお客様はなんと私の小学生時代の恩師✨✨ 「わぁ○○先生!」 「杉原さんだよね!」 考えてみたら前回お会いしたのは母校の校舎を建て替えるタイミングで、思い出の詰まった校舎のお別れイベントに行き、確かそれから先生を中心に地元の同級生と食事をした時だったと思う…あれから12〜3

          扉の向こうには…

          部室での語らい、まさかの「夢実現」

          「私はフラメンコダンサーになるんだ」 放課後の部室で、彼女は目を輝かせながら夢を語った。 将来なりたいものも人生の目標もなく精神的に自立していなかった当時の私としては、同年齢の友が自分の将来を語る姿がとても印象的で、忘れられない場面となった。 学年が進み、彼女と私は進路が分かれ、彼女は理系、私は文系。教室が離れ、自然と交流が減っていった。 卒業後、私は地元に残り、彼女は 東京の語学で有名な大学へ進学した。 それぞれの人生を歩み始め、時が流れた。自分の先行きに対して不安や

          部室での語らい、まさかの「夢実現」