「ゲームマーケット2024春」に行ってきました
日本最大のアナログゲームの祭典であるゲームマーケット(2024春)に行ってきました(私が行ったのは4月28日)。
ゲームマーケット、ついに東館へ!!
これまでおもに東京ビッグサイトの西館で行なわれてきたゲームマーケットですが、回を重ねるごとに増え続ける来場者数に対応するためか、今回遂に東館での開催となったのでした。
そのためか今回のゲームマーケット、これまでのような混雑感が嘘のように解消されておりました。筆者は日曜の12時頃にノコノコ現地に到着したにもかかわらず、一切並ぶことなく会場入り(それはそれで寂しくもありましたが…)。場内も空間がだいぶ広く取られており、人混みを気にすることなくゆっくり見て回ることができました。
また今回印象的だったのが、この試遊スペースのだだっ広さ!!スペースにモノを言わせたこの贅沢な空間の使い方は圧巻!むしろこんなに席要る?って思ったけど、やはり買ったゲームはすぐ遊んでみたいという心理が働いたのか、結構埋まっていたようです。
あと今回キッチンカーが多数入っており、飲食スペースが充実していたのも特徴的でした。歩き疲れても会場を出ることなく食事や休憩が出来るのは大きいですよね。
という感じで大きく様変わりした今回のゲームマーケット。この空間の広がりがボードゲーム・アナログゲーム人口の増加をそのまま表しているかのようで、愛好家としては嬉しい気持ちになりました。
では、これより私が回ったブースを紹介していきます。単にボードゲーム購入の場としてではなく、様々な方々との出会いや顔なじみの方々との交流も含めてお楽しみいただければ幸いです。
(今回はほぼ回ったブースの順にて書いていきます)
現場検証ゲーム 『乃々果』(StudioOZON)
何とここ、東1ホール入口からすぐのところにあったのです。こんなものものしい出し物が入っていきなり「ドーン!!」ってあるんだから、そりゃビックリしましたよ。
被害者である乃々果ちゃん。Vライバーらしい。
(キャストの方どこでどんな活動してる方なんだろう…?)
私は参加しなかったのですが、何でもこれ、本格的なマーダーミステリーさながらに現場検証を行ない、人間関係を推理し、さらには手掛かりを求めてゲームマーケットの会場内を歩き回り、事件の真相に迫っていくというイベントだったみたいですね。
▲OZONさんのXより。これが現場検証らしい。またえらくファンシーな事件現場やなぁ…。
ということでこのイベント、ちょっと興味はあったんですが、あまりに時間かかり過ぎそうだったので今回はパスしちゃいました。マーダーミステリーの雄であるStudioOZONが仕掛けた本格的な謎解きがわずか1,800円で体験できる貴重な機会だったと考えると、ちょっと惜しいことしたなぁと今になって後悔の念が押し寄せています(後の祭り)。
マーダーミステリーブース
先ほどの「乃々果」の流れで、そのままマーダーミステリーの特設ブースに向かいました。このカラーリング見たら「え?これStudioOZONでしょ?」ってなりますが、今回は様々なメーカーによる特設合同ブースといった扱いになっているようです。とは言え、やはりこの分野はStudioOZONが圧倒的な存在感を示していました。
あの「週刊少年マガジン」でおなじみの漫画「彼女、お借りします」がマダミスに!?と思いきや、「ときめきミステリー」という立て付けで発売されたようですね。さすがにあの話で殺人事件を起こすのはちょっと無理があり過ぎますし。
お、金田一少年か。
こちらはマーダー(殺人)が起きても不思議じゃない世界線だな。
な、なんじゃこりゃ!?
ホリエモン、とうとう口が災いし過ぎて殺られちまいましたか?(違)
まぁ、絶対にこういうの正式な許諾取ってると思うけどね。
それにしても、容疑者全員に殺意あるってどんだけ人望ないキャラなのか(笑)。
集英社ゲームズ
言うまでもなく「週刊少年ジャンプ」などでその名を知られる集英社は「マンガボドゲ」なるシリーズタイトルを掲げてゲームマーケットに参戦。最近は漫画コンテンツのボードゲーム参入もめざましくなってきましたね。
メディアミックスの流れの中に、ボードゲームやマーダーミステリーなどが組み込まれてきている流れを感じます。
ボドゲになったらうれしいマンガ。こういう意見募集してることそのものが嬉しいですよね。「ワールドトリガー」人気だな…。私的には「ジョジョの奇妙なボードゲーム」やってみた過ぎます。「SPY×FAMILY」や「推しの子」もどんな風になるのか興味あり。
カドアナ(KADOKAWA)
編集部繋がり(?)で、集英社ブースの付近にあったKADOKAWAブースへ。「カドアナ」って命名の気持ちは分かるけど、どことなくシュールな感じがするのは私だけでしょうか?
「あたまおしりゲーム」。これはTBSの番組「バナナサンド」内のコーナーをカードゲームしたものだそうな。
「おでかけ子ザメ」はもともとTwitterに公開された漫画作品をKADOKAWAが商業誌向けにリリースしたもの。YouTube公式チャンネルにてアニメ化もされているコンテンツです。
そのほかにこのようなタイトルを提示していました。たたKADOKAWAさん、あれだけスペースがあったのに試遊できるものがあまりなかったので、少し展示が寂しかったようにも思えます。
KADOKAWAが販売するマーダーミステリー。さすが出版社だけのことはあり、この線は強そうですね。なお、「MYSTERY&ADVENTURE BOX」シリーズは後述するグループSNEとKADOKAWAがタッグを組んで誕生した、新しいマーダーミステリーのレーベルとのことです。
グループSNE
グループSNEのブースにて、何とあの安田均御大とツーショットの写真が実現してしまいました!ちょっとあまりにもサプライズ過ぎて、何から話したら良いのかっていう感じです。
もともと私はTRPGプレイヤーでして、まだ出始めの頃の「ソードワールド」を遊び、「ロードス島戦記」にハマっていたクチです。そんな私ですから、グループSNEはそれこそ法人となった当初からウオッチし続けてきた対象であり、創設メンバーである安田均、山本弘、水野良(敬称略)のお三方は私にとって神々のような存在です。
そんな神様のひとりである山本弘先生が今年3月29日にご逝去されました。それで私は上記リンクのような追悼記事をnoteに書いたわけなのですが、そのことをグループSNEのスタッフの方にお伝えしたら、何と安田均御大に会わせてくださったばかりか、「良かったら一緒に写ります?」とご提案くださったのです。安田均御大が神々の王ならスタッフの方も神です!!
安田先生、このような僥倖の場をくださり本当にありがとうございました。そして私のXのポスト(同社のカードゲーム関係)にイイネ押してくださりますこと、この場を借りて感謝申し上げます。当日はお忙しいにも関わらず、私如きのお相手くださりましたこと、深く感謝申し上げます。
さて、そんなグループSNEの展示を紹介してまいりましょう。
グループSNEはもともと出版系だったこともあり、マーダーミステリー分野に力を入れています。
「クリティカル:サンクチュアリ シーズン1」はRPGとのことですが、「紙ペンは一切不要」「プレイ時間はわずか30分!」と公式ページにうたわれています。RPGもずいぶん変わったものですね。
「境都妖異世界」。あの世とこの世の境界線が存在する都“境都”にて、幽霊・妖怪・未確認生命体・怪奇現象 の総体“妖異”と、それを封じる“境界術師”たちとの戦いを描くRPGです。コンポーネントがかなり凝っています。
こちらはコンパクトなカードゲーム。「そういうお前はどうなんだ」は我が家でもよくプレイしている人気作品です。
山本弘先生への追悼という気持ちもあり、今回も何か買っていこう…と私が手に取ったタイトルはこれ。
「ブラックストーリーズ」。「50の“黒い”物語」というサブタイトルが付けられているように、このパッケージには50タイトルに及ぶ事件、事故などの謎かけが入っています。
内容はいわゆる「ウミガメのスープ」のような水平思考ゲーム。真実を知るゲームマスターが出題者となり、プレイヤーは与えられたお題に対して「はい」か「いいえ」で答えられる質問を繰り返すことで事件の真相に近づいていく…というゲームとなっています。
水平思考ゲームについては、よろしければ以下記事も参考にしてください。
名残惜しいけれどグループSNEのブースを後にします。
安田均先生、どうかこれからもお元気でご活躍ください。
山本弘先生、天国から作り手、遊び手をお見守りください。
JELLY JELLY GAMES
ボードゲームカフェの草分け的な存在、JELLY JELLY CAFEのゲームブランドがこのJELLY JELLY GAMESです。日ごろから数多くのボードゲームファンを間近に見ているアトバンテージから生み出されるゲームアイデアは侮れません。
あー、12時過ぎじゃやっぱし終了してたか、残念。
「クリプティッド:都市伝説」は2人用のゲームで、人間の目から逃れたい未確認生物と、それを発見したい科学者に分かれて戦います。
「チーズは誰が食べた?」はみんなが寝ている間にチーズを食べてしまったドロボーネズミを会話と推理で当てる人狼っぽいゲームです。
「ウィザーズカップ」はあの「ラブレター」で有名な日本人ゲーム作家、カナイセイジさんの作品。18人の魔法使いの中から6人を選んで戦う魔法決闘の大会「ウィザーズカップ」に挑む2人用ゲームです。
「プエブロ」。今回の新作で、4月27日に発売されたタイトル。アメリカのアリゾナ州とニューメキシコ州近辺に住む先住民の建築物である「プエブロ」の建築を進めつつ、他プレイヤーの違法建築を首長が見つけるように誘導する…?みたいなゲームのようです。見た目が立体テトリスみたい。
この他にも、今年秋に発売予定のタイトルを展示。
私的には「私はロボットではありません」が気になります。ネット見てるとたまに表示されるあの面倒くさいセキュリティチェックを思わせるこのタイトル、どんな作品になるのか気になります。
ということで、たまにはジェリカフェにも行ってみますかね~。
(最近は知り合いのゲーム会行くので、ボドゲカフェ滅多に行かんのよ…)
LIQUOR GAMERS CLUB(サントリー)
前回2023秋にも出展していた「LIQUOR GAMERS CLUB」。公式サイトによれば「洋酒とボドゲのコミュニティ」とのことで、バーさながらの展示をしておられるのですが…。
前回もそうだったんですが、いつ来ても凄い人でなかなか落ち着いて観ることができないんですよね。会場でお酒を振る舞っているわけでもない(と思う)のに、この人気はどうしたことなのか、気になります。
今回の新作は「リカーマイスター」。お酒カードを棚に並べていくことで、お客様にお酒を提供していくゲームだそうです。同じ種類のお酒をたくさん繋げるとボーナスポイントとなるなど、どこかのパズルゲームをほうふつとさせるゲームデザインです。
ここのゲーム開発やゲームマーケット展示には前述のJELLY JELLY CAFEが関わっているとのことなので、そういう意味では飲食業や接客業のノウハウが企画に反映されているかもしれません。また「supported by SUNTORY」とあるようにサントリー協賛のようなので、そこに多くの方が注目している可能性もあります。何にしても今回は軽くゲーム説明だけ聞いてきたので、また時間あるときこちらのイベントにも参加してみたいと思います。
ジーピー
お待たせしちゃいましたね~、来ましたよジーピーさんっ!今回はちょっと遅めの到着となりましたが、私がゲームマーケットに来てここを素通りするはずがありません。今回もお楽しみ企画が待ってます!!
ジーピーお楽しみ企画①リアルカタン
ほらさっそく素敵なお姉さんのお出迎えですよっ。
こんな笑顔で誘われたら「リアルカタン」参加するに決まってます!!
ということでやってきました「リアルカタン」。
ところでこれは何をするイベントなのかって言うと…。
「リアルカタン」とは参加者交流のカード交換イベントです。
「カタン」というゲームには「小麦」「木材」「鉱石」「羊毛」「レンガ」の5種類の資源があるのですが、参加者はこの中の1種類のカードを5枚まとめて渡されます(どれをもらえるかはそのときにより異なる)。これをわらしべ長者のごとくプレイヤー間で交換し、最終的に5種類全部揃えることが「リアルカタン」の目的です。
ということで、私は今回「鉱石」のカードを5枚もらいました。
誰か「鉱石」欲しい方おらんかね~!!
一緒に遊べるアイドル、ゆぃかさんに遭遇!!
いたー!!!💕💕💕
ここに来ればワンチャンいるんじゃないかと何となく思っていたんだけど、やっぱりいましたよゆぃかさん。いやー私のカンはよく当たるなぁ。
(わざとらしい…)
ということでゆぃかさん、早速だけど鉱石と引き換えに何かちょうだい!!
何をもらおうかな…前回確かレンガが最後まで手に入らなくて苦戦した覚えがあるから、今回はレンガもらっとこうっと。ゲームのカタンでも、これの入手難から前半が崩れることがよくあるもんね。
ということで、ここからは破竹の勢いで交渉しまくるしまくる!どこにでも突撃取材を敢行する私の人迷惑なコミュ力はこういうときにこそその真価を発揮するんですよ。いくぜーオラオラオラオラオラオラオラ!!
はい5種類ゲットー!!どないなもんやねん!!
この後は専用のスマホ対応アンケートフォームへのリンクを渡され、そこに書き込んで送信すると抽選で素敵なプレゼントが当たるかもしれない…というものです。前にも言ったけど、やっぱりこれ、どんなにしょぼくてもいいのでその場で何かもらえる方が嬉しいです。それこそ「達成賞」って書いた紙とか、そんなんでもいいです。もしお読みでしたら、ひとつの意見としてご検討くださると嬉しいです。
ジーピーお楽しみ企画②1,000円ガチャ
ジャジャーン!!ゲムマに来たらこれですよ!!これを引かないで帰るとかあり得ないから!!ということで毎回紹介していますが、今回もやってきました1,000円ガチャ。空クジなし、現金only、1回の並びで1人2回まで、特賞は「カタン3D版」(45,800円相当)という超太っ腹なこの企画。
最近は他のブースでも似たようなガチャ企画やってますが、ジーピーのこれは期待度が違うんですよ!!
それに最下位賞でもそれなりのものが当たるのが良き。
結局、これだけの行列でも迷わず並ぶって訳よ!!
ガチャ最後尾ははるか彼方。私が知る限り、ゲームマーケット内でここまで人を集めている企画は他にありません。
おやぁ?並んでる最中に何か見つけちゃったぞ?
見ていいのかなこれ?どうなのどうなの?
(私は良い子なので手を伸ばしませんでしたw)
それじゃみんな、いっくよー!!(←意味不明)
ということで最下位のジーピー賞でした。これが私的に当たりかどうかは「真珠の首飾り」の出来次第かなぁ。「ダイヤモンドゲーム」は欲しかったので良かったです。ポーカーチップは…どこかのポーカーで世界を巡って来たあの人にでもプレゼントしようかな。
ここからはジーピーブースの展示を紹介します
「ぐらぐらケーキタワー」。ケーキでタワーを作ってベルを鳴らすスピード系パーティーゲームだそうです。プレイの様子はこんな感じ。
なるほど確かにこれはぐらぐらケーキタワーだわ。本物のケーキじゃなくて良かったねぇ。一番早く指定のケーキを作ってベルを鳴らしたプレイヤーが勝ち。ケーキは手のひらに乗せるって…無茶言ってんじゃないよっ!!
「ジュエルマイスター」。これビジュアルきれいなんだよねぇ。宝石が3Dの鉱山を転がり落ちて来るとか、もうこのギミック考えた時点で優勝でしょ。
光輝く宝石を集めて、精巧なジュエリーを作りましょうというこのゲーム。ちょっと今回は予算の都合で見送ったけど、私のほしいものリストの中には確実に入っています。
ジーピーと言えば「カタン」。これは6才の子どもが分かりやすいようにルールを改良し、30分で遊べるようにした「カタン ジュニア」。
こちらは「カタン 宇宙開拓者版」。これまだ遊んだことないんですが、いつも展示されているので興味はあります。
な、なんだってー!!!
世界の滅亡はやはり避けられない運命なのか…!!!
という事態にならないようにするためのゲームなのかどうかは定かではありませんが、ともあれ「カタン」新作、発表されました。タイトルは「カタン エネルギー版」とのことです。
「カタン エネルギー版」とはいったい…!?
とりあえず写真撮ってきたのでご覧あれ。
…ということで、気になる発売は2024年秋とのことです。
次回のゲームマーケット(2024年秋)には見られるかな…?
最後にこれを紹介しておきましょう。あの人気アニメ「転生したらスライムだった件」略して「転スラ」を題材とした将棋ゲームが発売となります。タイトルはその名もズバリ「転スラしょうぎ」。
ルール的には同社の「どうぶつしょうぎ」がベースとなっているようで、将棋が詳しくない方でも楽しめそうです。気になる発売についてスタッフの方に伺ったところ、6月予定とのことでした。
ずいぶん長居しちゃったなぁ。そろそろ東1の壁側から移動しないと!!
ジーピーさんまた2024年秋に!!
”PLAY by CAST JAPAN
こ、これは…「パックマン」!?
まさかの「パックマン」のボドゲ化!?
ホントにっ!?
どうやら本当に「パックマン」らしい。
ここまでやっているなら、権利処理は当然クリアしているのでしょう。
ちょっと斜めになりましたが説明文を写メってきました。
タイトルは「コリドール X パックマン」というのですね。
ルールの部分だけ大きめに撮ってきました。
「コリドール」とやらのルールは良く存じませんが、パックマンのルールである「パワークッキー」(パワーエサ)を4つ食べることとか、モンスター側はパックマンを3回捕まえることとかは、あのアーケードゲームの「パックマン」そのままのようですね。
7月発売予定とのことなので、これも期待が膨らみます!!
なおこの会社、法人としての正式名称は株式会社CAST JAPANと言って、いわゆる海外製品の輸入会社みたいです。特にフランスのゲームメーカーであるギガミックの製品、良く名が知られているタイトルでは「クアルト!」などを輸入しているとのことで、私も失礼ながら名前は存じ上げませんでした。今後、「コリドール X パックマン」をきっかけにその名が我が国で広く知られることになるかもしれませんね。
JELLYJELLYPRINT
ここはゲームを展示しているブースとかではなく、ボードゲームを自分で作ろうとしている方のための相談窓口です。「JELLY JELLY」の名を見て分かるように、JELLY JELLY CAFEでおなじみのJELLY JELLY グループ(会社名は株式会社ピチカートデザイン)が展開している事業のひとつです。
チラシにはかなり具体的な印刷代などの見積もりが記されていました。
このような実例を見せられると、夢が膨らみますね。
ただこの写真の例はかなり重ゲーを作ったような感じがしますが…。
まぁ、私も将来自分でボードゲームを作ろうとか思う日が来ないとも限りませんので、一応頭に入れておきたいと思います。
すごろくや
はいはーい、毎度おなじみの「すごろくや」ブースですよー!!
私、吉祥寺通るたびにお店に立ち寄ってますよー!!
ここは東京に2店舗(吉祥寺、神保町)展開している、国内最大級のボードゲーム専門販売店(同社ホームページより)とのこと。ボードゲームを題材とした漫画「放課後さいころ倶楽部」(作:中道裕大)の監修をしていることでもその名を知られています。
そんなすごろくやがWEB会員を募集しているのだとか。
そう言えば私、ずいぶん利用してるのに会員になってないな…?
いまここで会員登録すると、そのデカくてたくさんゲーム入りそうなバッグをくれるというので、その場で会員登録してゲットしちゃいました。決してそこの女性スタッフに勧められたからとか、そんな理由じゃないんですからねっ!!(←女性から誘われたら基本断らない人だコイツ…)
ナンジャモンジャガチャか…。「ナンジャモンジャ」のあのキャラがガチャで出るというのは確かに面白いかも。コンプリートするのめちゃくちゃしんどそうですけど。
今回のすごろくや新作は「ダービーカジノ」。
競馬+カジノみたいなゲームのようですね。
サイコロの目によって走る馬の状況を見ながら、リアルタイムに掛けチップを配置して高配当を狙うギャンブルゲームとのこと。
メガハウス
「飲みジャン」
これもう優勝です!!これほどまでに私が見た瞬間即買いしたタイトルは、過去ゲームマーケットでも例がなかったよ!!
このカード見てください!「枝豆」「あさりの酒蒸し」「フライドポテト」「ハムカツ」「唐揚げ」とかさ、
このサイコロとかさ!!
この美味しそうなコンポーネントとかさ!!
この夢が膨らむゲームシーンとかさ!!
(注:家で撮りました)
とどめにKP(カンパイ)ポイントを貯めるこのジョッキよ!!
こんだけ凝ったコンポーネントを用意したゲームが2,000円って、あんたの会社って神か何かでしょ?違いますか?
いやーこれ、飲み会趣味の気持ちにどこまでも寄り添ったゲームだわ…🍺
全国の酒クズに販売したい内容ですね!!
(あれ?Amazonだと何かヤケに安いぞ?セール中かな…?)
この他にもメガハウスは「ほろ酔い居酒屋ゲームシリーズ」と称して、次のようなゲームを出しておられます。
「こぼさず運べ!ビールタワー」
「グラグラえだまめバランス」
ところで、こちらメガハウスのゲームパッケージに「BANDAINAMCO」のロゴが入っているのに気付いた方もおられましょう。そう、このメガハウスは1996年に当時の株式会社バンダイの傘下に入っており、その流れからバンダイナムコグループの1社となっております。
なおメガハウスは旧ツクダオリジナル関係事業の営業譲渡を受けていることから、現在「オセロ・Othello」商標の専用使用権を持っている会社でもあるのです。実は凄い会社なのですよここ。要注目です。
ボドゲゴー
いつもツーショット撮ってくださる「ボドゲゴー」イメージキャラクター、すたぴです。
「ボドゲゴー」とはボードゲームの遊び相手を探すマッチングアプリです。私自身は使用したことありませんが、私が出入りしているボードゲーム会の方の中には、これで仲間を募集しているところもあるようです。
ということで、今回も写メありがとね~!!
kurumari(くるまり)
東京中野のボドゲが遊べるオムライス屋…だと?
そんな店が中野にあったなんて。
お店の方、素敵な笑顔で写ってくださりました。
ところで、ここの展示はオムライス?
いや、ゲーム?も展示していました。
「100人でも遊べる」ってスゴイなぁ。
「ストリームス・クロス」。kurumariにて作られたゲーム作品で、何人でもプレイできるのがポイントとのことです。
アークライト
会場が東館になったことにより、会場館内に戻って来たアークライト(前回までは西館の外スペースにブースを出していたのです)。本イベントの主催会社だけのことはあり、その存在感を強く打ち出しておりました。
今回のアークライトブース物販ラインナップ。
「ラッツ・オブ・ウィスター」。ゲームマーケット2024春にて発売となったアークライトの新作です。
「ずば抜けた知能」「発明品を作りあげ」「人間の家屋を探索」って、このネズミ、もしかしてジェリーって名前じゃないの?
ポップな見た目とは裏腹に、コンポーネントならびにやることの多さから重ゲーの予感がしますが、実際のところはどうなんでしょう?
「ファントム・インク」。こちらも「ゲームマーケット2024春にて販売」とゲームマーケットの案内ページに書かれてますね。
ゲーム内容は「精霊と霊媒師がペアになって言葉を探る、チーム戦ゲーム」とのこと。詳しくは上の写真に詳しく書かれています。
カードは神秘的な印象ですね。
「ルナ・マリス」。月の開拓をテーマにした1~4人用の戦略ゲームとのこと。企業の科学者たちをとりまとめ、月面コロニーの改良や資源の採取などを行なうゲームのようです。
「ito」(イト)classic版が紹介されていました。
このゲームは1~100まずの数字のカードを持ち、自分の手札の数字をお題に沿った言葉で例えて、小さい順に並べることを目指すパーティーゲームとのことです。
有名なタイトルなんですが、あいにく私はまだやったことありません。
「サンライズ・レーン」。プレイヤーが建設会社の経営者となり、より良い土地や条件を加味しつつ家を建設していくゲームのようです。
発売前の新作展示「キャットと塔」。
塔の上にネコがたくさん!!
崩れにゃいかにゃあ?
「キャットと塔」2024年秋発売予定とのことです。
「ボードゲームミニチュアコレクション」ですって。
ガシャポンに入るサイズにしたボードゲームのミニチュアが集まってます!
「ラブレター」とかこのサイズでもすぐ分かりますね。
こういうの携帯してたらいつでも出せて重宝しそう。
以上、アークライトのブースで目についたものをお届けしました。
ウィザーズ・オブ・ザ・コースト
ウィザーズ・オブ・ザ・コーストは、TRPGの最古にして現在でも遊ばれ続けている「ダンジョンズ&ドラゴンズ」と、トレーディングカートゲームの草分け的な存在「マジック:ザ・ギャザリング」を有する会社です。相変わらずここは体験プレイでいつも賑わっています。
「ダンジョンズ&ドラゴンズ」。現在は第6版が売られています。
「マジック:ザ・ギャザリング」。何とあの「指輪物語」とコラボしたカードが販売されています。
ClaGla
「教祖爆誕」って、ゲームマーケット2024春のネタとして随分話題になっていたのですが、ここだったんですね!!
(この写真の後ろ姿の方、何だか教祖様っぽいのは気のせい?)
やっと見つけたぞこのタイトル…。
と思いきや、
ガーン…!!
完売しとるやん…。
ちょっとここまで回るのに時間かけ過ぎたなぁ。
まぁ、でもAmazonで入手できるっぽいですね。
この「ニュースの時間です」も、みんなでやると面白いです。ニュースキャスターが空欄だらけのニュースをADのカンペを頼りに読むのですが、ADが好き放題イミフな妄言を書いたカンペに笑わないようにちゃんと読まなきゃならないという試練のゲーム。これ盛り上がりますよ!
EX FIRST GAMES
歩いていると「回すサイコロあるよ!!」と呼び止められました。
何かと思って見てみると…。
このように丸いサイコロなのですって。
実物を見せてもらいました。
コインみたいなサイコロ?をエイヤっと回して…。
指で止めると任意の値が出るとのこと。
うーん…。気持ちは分かるんだけど何かその…。
タカラッシュ
ゲームマーケット内に神社が出現!?赤い鳥居が立ち並ぶこのブースの名はタカラッシュ。並ぶ人もラッシュ。ゲームマーケットの中ではジーピーブースの1,000円ガチャに次ぐ人だかりと見ました。ここはいったい何を取り扱っているんだろう?
鳥居には「謎解き」の文字が。そしてのぼりには「謎」の文字。
うーん、謎だ…。
この集団に加わるかどうするか迷っていると、神社のお姉さんからこのようなカードを渡されました。
カードにはこのような問題文が。
この謎を解けってことか…。
でも「正しい家紋」って何だろう?
実はこの謎、神社を本当によく見ないと解けないんです。
さらにそこから導かれた言葉の真の意味を知るためには、カードに隠されたある謎を解かなくてはならなくて…。
「次にするべきことがわかります」って書いてあるけど、分かんないよ!!
時間もないのでLINEに登録してヒントをもらい、それでも分からず神社のお姉さんにもさんざんヒントをもらった末(普通に考えて失格だよなこれ)、何とかここにたどり着くことが出来ました。ここであることをすれば良いのですが…。皆様はこれを読んで真の答えにたどり着けるでしょうか?
他力本願寺とは言え、謎は解けました。
いよいよここで神の審判がくだされるのです。
さんざんヒントをもらったのを神は見ていたのでしょう。
神の審判はしょっぱいものでした。
そのクーポン券に写ってるウサギみたいなのがここの神様なのでしょうか?
ところでここ「タカラッシュ」では、「金田一少年の事件簿」を題材としたゲームを販売していました。「おうちde宝探し」と書かれているので、どうやらマーダーミステリー的なものではないようです。
うーん、最後まで謎が残るブースでした。
WAZA games
WAZA gamesとは、あの「トポロメモリー」や「サラダマスター」で有名な日本のゲームデザイナー、ミヤザキユウさんが株式会社VITAにて立ち上げたゲーム制作ブランドのブランドです。
「トポロメモリー」。ミヤザキユウ先生の代表作です。「トポロジー」という概念において同じ性質を持つ図形のカードのペアを集めるゲーム。大人数でやってみると、学生や子供が意外とこれ強かったりします。最近は何とダイソーでも販売されています。
「サラダマスター」そして「ミートマスター」。お題カードにて指定された栄養素に一番近いと思われる手札の食物カードを出し合って、最も近い値を出したプレイヤーが勝ちというゲームです。我が家でおそらく最も遊ばれているタイトルです。
「ロジックロボット」。私はやったことないのですが、IF分岐などプログラミングの思考法を学ぶことができるボードゲームとのことです。私はカンタンなプログラミングもすることがあるので、ちょっと興味あります。
何と500円でボドゲ?を売っています。
「コンプリボドゲ」といって、コンビニエンスストアでプリントして遊べるというものだそうです。
「24時間365日、即買える、即遊べる」というのがテーマで、コンプリボドゲコンペなるアイデア応募企画も行なわれたようです。
ワンナイト人狼
お、ウチでも遊んでる「ワンナイト人狼」じゃないですか。
つーか、ゲーム名がそのままブース名なのですね。分かりやすっ!!
うわー、キラキラ光ってキレイだなこれ。
既に持ってるけど、もうひとつ買おうかな…。
あぁ~、時すでにお寿司。
完売だったか~!!残念。
でもちょっとこういうバージョンがあるの覚えとこう。
またいずれ~!!
ヤブウチリョウコ
ついに見つけましたよ、ヤブウチ先生!!
つーか、東館は広くていいけど目的のブース本当に見つけづらい…。
(贅沢な悩み)
今回のお目当てはこれです。
ヤブウチ先生の新作「推しセリフ」。
遊び方は、カードをどれかめくってそこに書かれているテーマを元に、自分がそのテーマで叫んでみたい言葉を言います。
例えば「耳に残る」だったら、「チャンネル登録よろしくね!」とか。
(カードに書いてあるものでもいいし、ないものでも構いません)
そしてプレイヤー毎に交代でカードをるくってはそのテーマに叫びたい言葉を当てはめていき、以前に出てきたテーマのカードがめくられたら、素早くその言葉を叫べたプレイヤーがカードをゲットできるというルールです。
(今回の例えだと、「耳に残る」のカードが出たら「チャンネル登録よろしくね!」と素早く言えたプレイヤーがそのカードのセットをもらえる)
詳しくはヤブウチ先生の説明サイトを読んでみよう!!
さらにヤブウチ先生はこのようなオマケを付けてくださりました。
カードをめくる番の人を示すためのグッズのようです。
そして、ここでちょっとサプライズ自慢~😄
ヤブウチ先生がX(Twitter)上でこのゲームの箱に掲載する推しセリフの原稿を募集されたので、私、これに応募したのですよ。
結果、何と採用されました~!!!
(箱の内側ね)
このセリフが誰を意識したものかは,分かる方には分かります(笑)。
分からない方は私の他noteを見てみましょう。
ヤブウチ先生!!2つも採用してくださり、ありがとうございました!!
そして恒例のボドゲフリペ。
表紙、裏表紙含めると44ページという神の大作です。
こんなのをタダで毎回毎回いただき、いつも神に感謝の念を捧げています。
ヤブウチ先生のブースの様子。
それでは先生、名残惜しいですがこの辺で。
「推しセリフ」家族で遊ひますね(ウチの娘が無双しそうですが…)。
またゆるめのボドゲ会では、いつか披露させていただきます!!
ボードゲームアイドルあやみんとプロギャンブラーのぶきさん
そう言えばあやみんさんもこの会場来てるはずなんだけど、なかなか会わないな~どっかにいないかな~ってキョロキョロしながら歩いていたら…。
ご対面~!!!!!
ボートゲームアイドルのあやみんさんです!!
ボードゲーム会ではいつもお世話になっています!!
最近はテレビに出ることもあるあやみんさん。
お茶の間からボードゲームを世間に広める活動をしておられます!!
一方、隣ののぶきさんはプロギャンブラーとして活躍。15年間カジノで勝ち続けたお金で世界6周したという実績を持つ強者です。
お二方とも、またお伺いした時にはよろしくお願いします。
そのときは「飲みジャン」持っていくので、ぜひ一緒にやりましょう!!
…さて、そろそろ次があるから行かなきゃならないんだけど、あともう一品くらい、何か買えそうだぞ?
そうだ、せっかくの機会なんだから、悔いを残さないようにしなくては。
ということで、私が最後に選んだのは…このブースです!!
イエローサブマリン
ボードゲームの新品、中古、様々なグッズ、カードのスリーブなど、ボードゲーム関連の様々なアイテムが一堂に揃うショップ、それがイエローサブマリンです。
例えば、このようなマグカップだったりミープルのボードやふせん、そしてTシャツ各種など…。
そしてカードを保護するスリーブ各種など…。
ボードゲーム新品から…。
ボードゲーム中古まで…。
いつも頼れる我らの味方、それがイエローサブマリンなのです!!
さて、残りの予算で買える中古でも探していこうかな。
「とるネコ」。何じゃこりゃ、アークライトさん?ちょっとこのタイトル、どっかから物言い付きませんかね?
海外作品のようだから、これ日本語訳した方の問題なのかな…。
絶っっっ対にわざとだと思いますけど。。。
「人労」。うん、ほんまに人の世界は苦労ばっかしやねー。
いつ食い殺されたり吊るされるか分からんもんねー(笑)。
「ヌシも悪よのぅ」。山吹色のお菓子、私も欲しいです。
そしたらもちょっと買って帰れるのに…。
「太陽とおねしょ」。あぁ、うん…。
何言いたいか分からないこともないけど、その…。
どうにもウケ狙いのアイテムが目に入りつつも、そろそろ出なくてはならない時間。タイムリミット迫る中、ついに買うもの見つけました!!
じゃじゃん!!「犯人は探偵の中にイる」の拡張!!
「犯人は探偵の中にイる」は我が家でそれなりに遊んでいるゲーム。
まさか拡張が存在していたなんて…。
つーか、その「骸骨王」って何よ!?
そんな素敵アイテムが200円で買えるなんて、これはもうサルベージするしかないじゃないですかっ!!
あとそれと、会場で写真撮り忘れたんだけどこれ買いました。
「ソニックリリック」。めくったカードに書かれているフレーズの含まれた歌(歌謡曲でも童謡でもアニソンでも)をイチ早く歌えた人がカードをゲットできるというゲームです。我が家はみんな何らかの形で音楽好きなので、これは家で遊ぶのにウケる気がしました(私、絶対これで妻と娘に勝てる気がしませんが…)。
そんなこんなで、お開きの時間です!!
今回はスケジュールの関係で会場に約3時間くらいしかいられなかったのですが、私的にはとても充実したゲームマーケットでした!!お会いしてくれた皆様、忙しいのに対応してくださったブースの皆様(特にグループSNEの安田均御大!)、撮影・掲載に応じてくださった皆様、本当に本当にありがとうございました。おかげで今回もそれなりに臨場感のあるレポートを仕上げられたんじゃないかなぁと思います。
ただ…これは東館のせいだけじゃないと思うんですが、今回大急ぎで回ったため、後になって「あぁあそこ行ってなかった!」ってブースが結構ありました。どこがとは申しませんが、私が普段顔出してるブースで「あれ?今年chitoseArk来てないよね?」ってなってる方もおられるかも知れません。本当に申し訳ないです!私の見落としなので、次回2024年秋はなるべく今回見落としてたところを優先して回らせていただければと思っております。
今回も長文になってしまいました本レポート。行った方、参加した方は当日のことを思い出して、行けなかった方は「当日こんなだったんだー」と思いを馳せて、思い思いに楽しんでいただけたら幸いです。
ボードゲーム、アナログゲームの市場はまだまだこれからと感じました!
購入した作品をプレイするそのひとときを楽しみながら、その先を期待していきたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました!!
(了)