ここはアニメファンの天国だ!日本最大級のポップカルチャー発信拠点「ところざわサクラタウン」に行ってきました!
ところざわサクラタウンとは、KADOKAWAと埼玉県所沢市の共同プロジェクトによって作られた複合施設。「クール ジャパン フォレスト構想」に基づき、所沢の地から日本のカルチャーを世界に向けて発信していくのだそうですよ。場所はJR武蔵野線東所沢駅下車にて徒歩10分です。まぁ細かいところは公式ホームページ見ておくれ。
いきなり私の感想言っちゃいます。
これ超巨大なアニメショップの化け物ですよ。
褒めてるんですからねこれ。
ポップカルチャー発信拠点って書いてあるように、無論アニメだけの施設じゃないんですが、いやでも敢えてそう言い切らせてもらいます。
だって入っていきなりこれですよ?
んで入口でやってるイベントがこれね。
その中で売ってるお茶がこれ(買いましたよん)。
そして中でクラフトビールを売ってるお姉さん。
右がリゼロ、左が地獄少女のコス(掲載許可いただきました)。
クラフトビール美味しかったですよご馳走様~。
だけど唐揚げその場で食べられないのはちょっと残念だったよ!
そして忘れちゃいけない、東所沢といえばこれ。
そうです、東所沢名物、キャラクターマンホール(この記事参照)。
施設の中にあるコンビニは、
この通りアニメグッズでいっぱい。夢のコンビニだぁ。
カラオケ行ってみれば、
すごいなー蒼井しょーたん人気だねー!
地元さいたまのアンテナショップ的なお店では、
なんとここでもアニメグッズ販売中。
そしてそして、店内にある書店(ということになっている)「ダ・ヴィンチストア」の中は、想像通りというべきか、想像をはるかに超えたというべきか。写真てんこもりでお届けします。
入口は一見普通の書店ですが…。
さっそくリゼロでお出迎え。消毒と検温してから入ってね。
この手のお土産はお約束ですよね。
SAOのアスナ。このあたりから書店を超越しはじめます。
鬼滅はやっぱし勢いあるねぇ。
カレー食べて血液サラサラにしようってか?
東所沢キャラクターマンホール、何とキーホルダーになっちゃいました。
ご利益ありますように。素敵な絵馬が勢揃い。
こういうのもあって、小さなお子さんがご一緒のご家族も安心。
ジブリ系もこの通り押さえてます。
とどめにこれですよ。
ここまでお腹いっぱいになるくらいアニメで埋め尽くされてきたってのに、もうどんだけアニメなのかって感じですよ!(誉め言葉)
「好きな物語に、泊まる」をコンセプトにした体験型ホテルとのことで、作品のキャラが朝起こしたりしてくれる演出もあるのだとか。
ここまで駆け足で紹介してきたけど、これで全部じゃないんですからね?
そう、これを忘れちゃいけません。
施設内にひときわ異様な外観を放って存在する謎の巨石っ!!
…ではなくて。
これが何と5階建ての建物。あの世界のKADOKAWAがここのランドマークとして、アート、文学、博物のジャンルを超え、あらゆる知を再編成した、世界で他に類を見ないミュージアムなんだそうでございますのよ。
さいでっか。
まぁとにかく行ってみよう!
何じゃこりゃ!?
ウルトラブッダだってさ。
いきなり宗教と特撮が再編成されちゃってるよ!
下フロア(1F)には「マンガ・ラノベ図書館」なる素敵な場所が。
たぶん大抵のラノベ系書物は揃ってるんじゃないかなぁ。
フィギュアもそこかしこに飾られています。
すげーーーーーーーー!!!!!
圧巻の黒板アート!ちょっと神ってるよこれ。
ライトノベルの起源は『ロードス島戦記』だそうな。
ここまで言い切っちゃっていいのかは議論のあるところと思いますが、まぁでもあれがひとつの先駆けだったのは間違いないでしょう。
ライトノベルもいいんですが、私的にはこの辺が刺さりまくるんですよ!!
ゲームブックやTRPGが青春だった私にとって、こういうのが豊富にあるのは嬉しい限りです。富士見ドラゴンブック万歳!
TRPG関連もうひとつ。クトゥルフ神話のサプリメントも増えたもんだなぁ。読むのは面白いんだけど、あれは真面目にプレイすると結構神経使って時間かかるゲームでした。あぁ懐かしき日々よ。
私は今回行かなかったけれど、こんな企画展示をやってました。
音声ガイドが林原めぐみさんってめっちゃ贅沢ですよね。
ここ最大の目玉「本棚劇場」。ここでプロジェクションマッピングなんかも行なわれるとのこと。ここだけパンフのスキャンなのは…今回行けなかったからです!なんでも入場制限があるらしくて、1日で売れるチケットが限られているとか…ううう早めにゲットしときゃ良かったよ。皆様はこうならないようにここは早めに押さえときましょう!スタッフによれば、ネットでチケット買った方がオトクらしいです。
そして私が訪れた2020年11月7日にはNHK-FM(NACK5一部連動)のラジオ番組「埼玉アニメディアソン」という番組で3時間の公開生放送がありました(実はこれ目当てで行ったのです)。
そう、ここには何とこうしたラジオ番組の企画にも対応できるスタジオまであるのです。しかもこのスタジオ、何とところざわサクラタウンに建立された「武蔵野坐令和神社」の中にあるのだから驚き。どこの神社にサテライトスタジオ作っちゃいますかほんまにもう。
番組は「らき☆すた」に関する久喜市のアニメ聖地を巡る秘話が語られたり、春奈るなさんとReoNaさんのライブがあったり(ReoNaさん最高過ぎ!もう少しで泣くところでした…)、埼玉各地のアニメに関する紹介やよもやま話が語られたり、久喜市・飯能市・秩父市それぞれの担当者によるアニメ町興しについてのよのやま話が語られたりで、興味深い3時間でした。
特に印象に残ったのが「らき☆すた神輿」に関する話。はじめのころはうまく神輿を担げなかったアニメファンたちが、掛け声を同アニメのキャラ名にしたところ見事にハマり祭りも成功、そのあとアニメファンの皆さんが自主的に清掃を手伝ってくれて、そのとき「これは一緒にやれる」って思ったというエピソードが久喜市の担当から語られました(細かいところ微妙に違うかもですが、だいたいそんな感じの内容)。やっぱりそういう話聞くと胸が熱くなりますよ。アニメファンであることが誇らしくなるとともに、自身がそういう志を大切にして、襟を正さなきゃなって気持ちになります。
そうこうしているうちに夜も更けて…。
うわー夜もめっちゃキレイ。
夜はどんな風に見えるのか気になり過ぎて、思わず再び4階まで登っちゃいましたよ!
最後に…
まぁそんな感じで、アニメ好きで行ける場所に住んでいる人はとりあえず行くでしょう!そんな気持ちになるように紹介したつもりです。
ただ難点は場所。JR東所沢駅って聞いて即座にアクセス方法が分かる方はどれだけいますか?関東に住んでないと難しい鉄オタクイズですが、関東に住んでてもなかなか出てこない人の方が多いのでは。
そこなんですよね、この類のハコモノの抱える最大の問題は…。
いまはいいですよ。出来たばっかりで盛り上がってますし、話題性でやってくる家族連れも多いです。それにKADOKAWAは今年11月25日に最強のキラーコンテンツ、涼宮ハルヒシリーズ9年半ぶりの新作『涼宮ハルヒの直観』を発売することが決定しており、こうしたファンを呼び込む機運は高まっていると言えます。
でも1年後、いまと同じくらい人集まってくれてるかな?
過去にいろんな地域でこの類の行政×業界タイアップ施設が生まれたけど、みんな幸せになれたのかな?
ごめんね、ここまでガーッと盛り上げるような記事書いてきてオチで落とすとかいうつもりじゃないんだけど、いま私が感じている不安もまた偽らざる本音なのです。
私にとってところざわサクラタウンは素晴らしい場所、いやそれどころか自分の新たな居場所を作ってもらえたくらいに思ってます。
だからこそ、失くしたくないわけですよ。
結局のところ関わっているテナントや運営が赤字になれば長続きはしないのが世の常だから、利用客側にできることはせいぜいたまに来たり、みんなに紹介したりして、少しでもここでお金を落とすことしかありません。
でも運営側もファンが来たくなるような、例えば今回のNHK-FMの生放送みたいなイベントを定期的に開催するとかして、みんなが少しでも支えられるようなことを考え続けてほしいです。
ここが文字通りポップカルチャー発信拠点になりますように!
神頼みだけでなく、行動で示しましょう。
…って言ってるそばから神社の画像貼るとかどんだけKYなんだか。
オチはないけどこのへんで。
最後はこの言葉で締めくくりましょう。
関連リンク
茅原実里公式ブログ。ホテルに泊まった感想などが綴られています。
11/6のオープニングセレモニーでみのりん歌ったんだって。見に行きたかったなぁ。
拙著note記事です。
東所沢すべてのLEDマンホール画像を日中と夜に撮影してきました。