「境界の彼方 10th Anniversary イベント 〜不愉快じゃない同窓会〜」に行き、「境界の彼方」を実は初めて見てきました!
本当のことをお話しします。実は私、3年半も茅原実里さんのファンやっているにも関わらず、彼女の出演代表作のひとつである「境界の彼方」を何と昨日初めてちゃんと見たのでした!!(爆)
私と「境界の彼方」について
いやーこの「境界の彼方」ね、みのりん(茅原実里さんの愛称)出てるし、いつか見なきゃなーって思っててずっと心の片隅のどこかしらに放置されていたりしたのですよ。
そんな日々を過ごしてたところにこのイベントのお知らせが。
「境界の彼方」10th Anniversaryイベント~不愉快じゃない同窓会~
みのりんが出るのこれ?場所は新宿?じゃあ行くでしょ!!「境界の彼方」ちゃんと見たことないけど(※)、当日は2編に渡って公開されたという映画「劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE-」の「過去篇」と「未来篇」を連続で上映するっていうし、それならむしろちょうどいい!!これを機に私の中のみのりんアニメ知識を補完しよう!!
そんな勢いで抽選申し込みに応募したのですが、このような半端な気持ちを見抜かれたのか、結果的には次のような裁定が下されました。
しょぼーん…。まぁそれだけ人気ってことなんだししょうがないか、とあきらめていたのですが、後に一般発売でもチケット買えるということが判明。しかも気付いたときには17:40回(通常チケット)以外みんな完売してるではありませんか!!
これは、これはもう天が私に「境界の彼方を見ろっ!!」って後押ししてくれてるんだきっとそうだそうに違いない!!
ということで何とかゲットしたのでした。こんなギリギリで取得したせいか席は一番後ろの方だったけど、それでも現場に行けるのは何よりです。
ということで2023年10月8日、新宿ピカデリーにやってきたのでした。
以上が私と「境界の彼方」の馴れ初めでございます。なおこの日を迎えるにあたり、「むしろ一切作品を見ず、予備知識ゼロのまっさらな状態で映画を見よう!!」と決めました。その方がネタバレ抜きの新鮮な状態で楽しめると思ったのです。こうしたファンイベントに臨む心得としては極めて失礼な態度であると承知してはいるのですが。
ということで前置きが長くなりました。「境界の彼方」をご存知の方もそうでない方も、ここから私と一緒に作品世界を想像しながら読んでいただければ幸いです。
「境界の彼方」ってこんなお話し
「境界の彼方」は2012年に発刊された鳥居なごむ氏によるライトノベル(KAエスマ文庫)が原作となっている物語です。第2回京都アニメーション大賞奨励賞を受賞しており、翌年2013年に京都アニメーションの制作によりアニメ化されました。
本作におけるバックグラウンドをざっくりと説明すると、「境界の彼方」の世界には「妖夢」という人間に害を為す異形が存在します。姿形は様々ですが、一般の人間にはその姿は見えません。この妖夢を討伐する役目を任せられているのが「異界士」と呼ばれる者たちで、彼らはその血統から妖夢に対抗するための能力を代々受け継いでいます。
主人公である神原秋人(CV:KENN)は「半妖」と呼ばれる存在で、人間でありながら妖夢の力を体内に宿しており、それゆえに不死身の肉体を有しています。これを討伐すべく秋人の前に現れるのが本作のもうひとりの主人公である異界士の栗山未来(CV:種田梨沙)という眼鏡美少女。彼女の家系は自らの血を武具として用いるというその異能から「呪われた一族」と呼ばれており、これが彼女に暗い影を纏わせる一因となっています。
本来ならば討伐されるべき対象であった秋人と異界士の未来は、しかしながら次第に惹かれ合っていきます。やがてお互いに相手を守るためなら自らの命を投げ出すことすらも厭わない絆へと変わっていきました。
一方で代々異界士を受け継ぐ家系である名瀬家の長男、名瀬博臣(CV:鈴木達央)と次女である名瀬美月(CV:茅原実里)、そして同様に異界士(実は妖夢でもある)の新堂彩華(CV:進藤尚美)と同居人の新堂愛(CV:山岡ゆり)が秋人や未来に警戒しながらも関わりつつ話は進んでいくのですが、やがて秋人の中に存在する妖夢としての巨大な力、その名も「境界の彼方」が覚醒してしまうことに。かくして互いにぶつかり合うことになる未来と秋人。そして異界士たちの命運や如何に…!!
(2023.10/10 アニメ本編見て一部内容を修正しました)
まぁおおまかに言うとこんな感じのお話しです。これを書いている時点ではアニメ本編見てないので、映画2篇とウィキペディアその他で補完した知識で語っています。間違いがあったらご指摘いただけたら幸いです。
2篇の映画を見た印象としては、どちらも秋人と未来の関係性を中心に話が構成されているように感じました。「過去篇」がそれぞれ抱えた宿命を理解したうえでお互いが相手の幸せを想ってどのような決断を下したのかについて描いており、「未来篇」ではその後に続く日常と再び迫りくる妖夢の脅威を前にして「本当の幸せとは何だろうか?」と自問自答する秋人の葛藤がメインテーマになっているように思います。
TVアニメ『境界の彼方』 劇場化告知CM
『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE-』 予告篇
劇中では「先輩」「栗山さん」としか呼び合っていない不器用な2人ですが、何と言うか…「純愛だなぁ」って感じます。
話の筋から異能バトルっぽい雰囲気を感じますが、メインはそこじゃなく秋人と未来の純愛。これから見る人は(私もだよ!)そこを中心に楽しむのがいいんじゃないかなぁと。
2人を見守る名瀬兄妹も要注目!クールでシスコンのお兄ちゃんと毒舌な妹の掛け合いも本作を語るうえで見過ごせないポイントです。
トークショーには豪華声優陣、そして石立太一監督が登壇
私的に最大のお目当てだったトークショー。17:40回は映画に先立って行われました(13時回は映画→トークショーの順だったらしい)。
今回登壇した声優は神原秋人役のKENNさん、栗山未来役の種田梨沙さん、名瀬博臣役の鈴木達央さん、名瀬美月役の茅原実里さん、新堂愛役の山岡ゆりさんの5名。そして本作の監督である石立太一さんを加えた6名という豪華キャストにてトークショーが行なわれました。
まず山岡ゆりさん(本日のMC)、何と羽根を付けて登場!!
▲は公式[X]より。左から順に鈴木達央、茅原実里、山岡ゆり、種田梨沙、KENNと並んでいます。
(山岡ゆりさん、「登場のためだけに」って書いてあるけど、その羽根ずっと付けてましたよね?)
なおこのポーズは、「境界の彼方」劇中の以下のシーンを再現したものだということです。
名瀬美月(みのりん)ビシっと決まり過ぎだよそのダンス!実はモーションキャプチャーで本人が踊ってたりして?(んなことはないか)
トークショーはキャストが選ぶ好きな場面集をお互いに語り合ってわちゃわちゃしたりした後、下書きラフの確認用アニメーションとか、映画用に作成されたラフといった超貴重な資料が公開されました。石立監督も「これは本来見せたくない」「たまたまこれが残ってたから出した、普段は捨ててる」と言うくらいのもので、そういった秘蔵アイテムが公開されるのって我々見てる側にしてみれば嬉しみです。
(京アニ作品についていつも思うことですが、これらの仕事に関わった方の何人かは既にこの世にいません。理由は言うまでもないでしょう。心の中でありがとう、ありがとうと言いながら手を合わせています…)
この日のプレゼント大会の賞品は本同窓会オリジナルのイラスト(しかもその場で監督がサインしてくれる!)が抽選で会場中の2名に当たるというもの。実はこの日のプレゼント、何と私の隣の方が当選されました(一番後ろのS席ですよ?)。こんなことってあるんですねぇ。「おめでとうございますっ」て言いながら、私も幸せのお裾分けをしてもらった気分になりました(むしろ私に当たったのではなくてホッとしています)。
最後に京アニより「境界の彼方」10周年を記念して公式ショップでグッズが売り出されることの告知(10月24日より予約開始予定)、
そして11月11~12日の2日間に渡って行なわれる京都アニメーションファン感謝イベント「KYOANI MUSIC FESTIVAL」(通称「京アニフェス」)の2日目に我らが茅原実里さんが出場される(ライブビューイングのチケット発売中)というアナウンスがありました。
トークショー全体の雰囲気としては左端にいるMCの山岡ゆりさんがちょっとテンション高く飛び気味なところを右端にいる鈴木達央さんが都度軌道修正(?)し、合間に種田さんKENNさん茅原さんがしゃべるという感じで、和気あいあいと喋っているのが伝わってきました。本イベントの少し前にもこのメンバーで懇親会したりしてたそうなので(想像すると凄い宴だ…)、アニメ作品と同様に仲良い感じなのではないかと。今回は作品10周年とのことでしたが、トークショーでも言ってたように「20周年、30周年」と積み重ねていけたら良いですね!(出演者も我々も何歳なんだ…?)
みのりんのみどころ
はい、記事のシメはやっぱりこれ!映画も素晴らしかったですが、やっぱりみのりんについて語らないと!いいでしょこれ私のnoteなので!!
豪華声優陣の中にありながらも我らが女神は燦然たる輝きを放っておられました。この大人びた黒に包まれし花の衣装をどうか見てください!!
彼女の書き込み(ポスト)にある「スッコスッコ」とは「境界の彼方」における茅原実里さん恒例ネタでして、TVアニメにてとある臭い妖夢と対峙した名瀬美月がその後のシャワーシーンでなかなか出ないボディーソープ?に業を煮やし「はぁ、、、はぁ、、、なぁ~にが、❝スッコスッコ❞よッ!!」と言い放ったエピソードです。
(▲ニコ動でやっと見つけたよ!!)
以後この「スッコスッコ」は茅原実里さんの演技ネタとして有名になったらしく、2013年に両国国技館で行なわれたクリスマスライブ「Minori Chihara Xmas Party 2013」でもこれが披露されました。
これが今回生で観られただけでも私的には6,500円払った価値があったというものです!!
あと私的に印象に残っているのは劇場版の主題歌である「会いたかった空」についての話が聞けたこと。子細を書けるほどにはちゃんと記憶しておりませんが、名瀬美月の視点というよりは物語自体を俯瞰して捉え、大団円的なイメージになるよう心掛けたというようなことを仰っていたように思います(記憶で書いているのでおおまかではありますが)。
そして何より、映画でこの楽曲を聴けたということですね…。
劇場版(未来篇)主題歌 「会いたかった空」
この歌は普通に聴くといわゆるラブソングなのですが、秋人と未来のことを思い浮かべながら聴くと、そこにたどり着くまでの2人の辿ってきた道のりが重なって、その情景を思い浮かべずにはいられない楽曲となっています。やっぱり観て良かった。観てみないと分からないことがあるものです。それをあらためて感じさせてくれました。
「境界の彼方」をまったくご存じない方は、まずこの曲を聴いてみてから、「どんな話なんだろう?」って想像して原作なりアニメなりに入ってみてもいいんじゃないかなと思います。
あと「境界の彼方」と言えばこの楽曲ね。
作品オープニングテーマ「境界の彼方」
あらためて見てみると、こちらの歌詞の方が「境界の彼方」のストーリーを強く反映したものとなっています。これも物語を知らないと何でこんな歌詞なのか、彼らが背負った「痛み」とはどのようなものなのかが分からず、従って歌にこめられた意味の半分も理解できないです。えぇ分かってます。これは自分に向けて言ってます。
やっぱりアニメ主題歌は歌だけでなく作品を見ないと、その真意はなかなか分からないものですね…。
ということで本記事はここまで。ここからはテレビアニメ本編に触れ、もっとこの作品への理解を深めていきたいと思います。ところでこれどうやって見るのかなと検索していたら…。
おぉなんとこれAmazon Prime Videoで見れるじゃん!
Prime Videoだけだと1話目しか見れないようだけど、ウチはdAnime Store for Prime Videoに入ってるので、最終話まで見ることが出来ます。
ということで、今日から寝物語代わりにこれ見ていきます。
噂によればみのりん演ずる名瀬美月は毒舌系のSキャラだそうですが、映画ではその面がそんな出てなかった気がします。なのでこれからアニメ版見てみのりんの罵倒にたくさん浸ろうと思います。あぁみのりんもっと言って💛(注:この記事の筆者は頭の病気なのでそっとしておいてくださいw)。
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(了)