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かききまなみ霊大祭2025(定期公演・生誕祭)に行ってきました!

2025年2月11日(祝)、下北沢モナレコードにて開催された「かききまなみ霊誕祭2025」に行ってきました。ノスタルジック系ホラーなサウンドの歌い手である、かききまなみさんの定期公演であり生誕ライブです。

今回はゲストアーティストとして、DJすずちゃ、森あんぱん、るなっち☆ほし(演奏:that's all folks)(以上敬称略)という顔ぶれの皆様が駆け付けてみえられました。皆様かききまなみさんと親交の深い方とのことです。

かききまなみさんってこんな方

かききまなみさんは主に関東を中心に、ライブハウスなどで興行を行なっている岩手県出身のシンガーソングライターです。

画像はかききまなみさん公式Webサイト「ゆめやさん」より
(画像をクリックすると「ゆめやさん」ページに飛びます)

ご本人は自身を「夢売り座敷童子」と呼称。子供なら少なからず親などから伝え聞いている「おばけの世界」的な世界観をベースに、ほんのちょっぴり怖くて、でもどこか懐かしさを感じる「あの頃の想い出」に寄り添った歌が特徴です。伴奏は昔のファミコンゲームのようなピコピコ調のものが多く、ノスタルジックな雰囲気をさらに高めています。

この「トウメイオバケランタン」は、まさにかききまなみさんを象徴するかのようなサウンド。歌詞だけ見ていると怖いのですが、歌っているのが座敷童子なのでそこまで怖くはありません。のぞいてはいけないところを迂闊に垣間見てしまった子供みたいな、そんな気持ちになれる楽曲です。

百見は一聞に如かずです。気になったらぜひ再生してみてくださいませ。
ようこそお化けの世界へ。

ようこそ下北沢モナレコードへ

かききまなみさんのことがある程度分かったところで、皆様を霊界へ…いや今回のライブ会場へご招待いたしましょう。
(霊大祭だから霊界でもいいような気がしますが)

こちらです。

モナレコード(mona records)。下北沢駅から徒歩2~3分。
下北沢南口商店街からちょっと路地に入ったところに入口があります。
私は知人に声かけてもらって場所分かりました。

店内(2F)に入り、料金を支払うとこのようなグッズ?をくださりました。
何だろうこれは。シールになってて貼れるようだし…。お札!?

ライブハウスなのでドリンク注文は必需です。
結構お酒のバリエーション豊富なのは嬉しい。

お店の方にリクエストし、テキーラサンライズ作ってもらっちゃいました。テキーラめっちゃ濃ゆくて、霊界に行ってしまいそう。

ライブ前物販。この通りの大盛況。

ステージではDJすずちゃさんが場を盛り上げたり、ライブ熱を高めてます
(基本的に写真NGの方のようなのでボカシで)。

機材の準備も万端。
いよいよ、霊大祭の始まりです。

かききまなみ霊大祭

かききまなみさん公式Xより画像転載

<レポート記載にあたり>
顔を写している方には掲載認可をいただいたうえで公開します。
(最後の集合写真は「目をつぶってなければいいよ」とその場で言ってたと思います…)

ゲストアーティストのご紹介

森あんばんさん

ギターの弾き語りと共に「お誕生日おめでとうございまーす!!」の声にて始まった森あんぱんさんのステージ。私はこの方初めて拝見したのですが、「うわ何このエグい歌唱力っ!!」というのが率直な第一印象です。加えて弾き語りのアコースティックギター。ご本人は特訓中みたいなことを仰っていたと思いますが、いやいや立派な腕前ですよこれ。

名前が森あんぱんなのは、「ひとりひとりが人と違うあんこを詰め込んで、みんな違っていい!だから自分を大事にしよう!」というような思いから名付けられたとのこと。詳しくは上記公式リンクをご参照ください。深いです。現場で生声を聴いた感想としては、森あんぱんさんご自身の人生哲学が音楽に乗り、メッセージとなって伝わってくるような気持ちになりました。

森あんぱんさんは写真撮っていいか分からなかったので写しておりません(他の方のXとか見たら写ってたから、私も少し撮っておけば良かったと後悔しました…)。
なのでここでは、今回のライブで森あんぱんさんが最後に披露された楽曲「アスタリスク」のYouTube動画を掲載します。公式の動画ではないと思いますが、ご本人がコメントされているのでまぁ良いのかなと…。

心を動かされる良い動画です。ぜひ語りも通してじっくり見ていただければと思います。なお彼女は精力的にライブに出演されていますが、5月25日に下北沢の近道というライブハウスで森あんぱんさん初のバンドワンマンライブをされる旨を告知されました。気になった方はぜひ彼女の公式Webサイトなどをチェックしてみてください。

るなっち☆ほしさん(ギター演奏:that's all folksさん)

何と今回、るなほし(るなっち☆ほしさんの愛称)さんもアコースティックですよ。こちらは演奏担当のthat's all folksさんとご一緒に。

中央がるなほしさん、右がthat's all folksさん

るなほしさんは何度かステージを見たことあるのですが、1980~90年代くらいのアイドルを彷彿とさせるキラキラした勢いの歌に、ステージ狭しと駆け回る派手派手なアクションが特徴のシンガーという印象でした。まさか今回このような路線で来るとは…。

いやぁ、この日のるなほしさんは凄かったですよ。実力派のミュージシャンでありアーティストでしたね。ギターの音色とシンクロしながらしっとりと歌う彼女もまた良し。

そして歌唱力が向上しているようにも感じました。コットン声優として活躍された経歴が、彼女の歌に何かしらの変化をもたらしたのかも知れません。いやはや、女子三日会わざれば刮目して見よとは良く言ったものです。

かききまなみさんステージのご紹介

ついに来ました本日の主役。歌う座敷童子かききまなみさん、天使のような白い衣装を身にまとっての登場です。

01.ようこそお化けの世界へ

前段のお二方がなかなかクオリティー高かったので、かききさんのパフォーマンスや如何にと注目していましたが、彼女の定番曲である「ようこそおばけの世界へ」を歌い始めるや否や場の流れが一気に変わり、我々はその場に居ながらにしてこの世ではないどこかへと次元転送されたのでした。ここはいつ?私は何処?

▼以下の動画の最初にて「ようこそおばけの世界へ」が再生されます。
ライブの雰囲気など、これを見るとだいぶ分かっていただけるでしょう。

頭に釘?をカンカン打つおなじみのアクションも健在。というか参加してるファン一同みんなやってるし(私も流石にこれは覚えました)。

そんな冥界への流れに乗り、続く2曲目は今年リリースされた新曲「トウメイオバケランタン」です。

02.トウメイオバケランタン

いまこれを見ている貴方がここまで読んでくださったのならば、残念ながら貴方はもうこの世ではない何処かにいます。さぁ、心を決めて上のリンクを再生してみてください…。

たぶん貴方がこれまで聴いたことがないであろう、不思議な歌詞とリズム感の楽曲が待っています。それはわらべうたのようでもあり、テクノポップのようでもあり。真っ黒な灯り(!?)を灯して、見つけたものとは何だったのでしょうか。行きつ戻りつの不思議な旋律、天国地獄を行ったり来たり。

03.夢灯り

次の曲は「夢灯り」。守り手(かききさんのファンの呼称)とかききさんが共に歩んでいくための言葉とのことでした。

もしかして私、この曲は初めてだったかな?以前に聴いたことあったかな?気になってYouTubeを探してみました。歌詞も公式リリックに載っていましたが、子供の頃に見た夕陽の情景が、そのとき一緒にいた誰かとの想い出と共に蘇るような楽曲です。おばけの世界だけのシンガーじゃないんですよ、かききまなみさんは!!

スケッチブックで歌詞を教えてくれる人がいました
超親切の極み!!

04.マカフシギ

言霊を繋ぐように、その流れのまま次の曲「マカフシギ」へ。

これも出来ることなら再生してみてほしい。ライブでのかききまなみさんの魂の語りには届かなくとも、その言わんとするところは分かってもらえると思います。

私はこれ、自分のことを言われてると思いながら聴きました。

夢や希望を叶えるには
本当の気持ち押し殺して人と同じことしなきゃだって?

その結果がこれだよ!ひとりぼっち不思議ちゃん

人と違うところしかなくて
またそんな人とおんなじ所しかなくて
仲間はずれになっちゃうんです。

歌っている(いやむしろ語っている)かききさんご本人も感極まって涙していたけれど、むしろ泣きたかったのは私の方でした。

あまりにも自分のこと過ぎて。

この歌詞に書かれていることは、普段から変わってると言われてる人ならば共感するところが大いにあると思います。

変わり者は変わり者なりに、他人と交わるべく、もがきながら何とか集団の中で自分の居場所を見つけようと精一杯無理して生きているのだけれども、やはり無理なものは無理でしかなく、気付けばみんなが私のことを離れた場所から遠巻きに見てるんです。化物か何かを見るかのような目で私のことを見つめながら。

今だってあの頃と同じように不器用なままですが、年を経て少しだけ他人と交わりながら生きていく術を身に付けました。こんな風にライブを聴きに来れるようになるまでに何十年もの歳月がかかってしまったけれど。

あまりにも感動したのでCD買いました

題名通りマカフシギな歌ですこれ。いや私の解釈が摩訶不思議に過ぎるかもしれません。だけどかききさんの語りと歌を聞いて、かつてそんな風だった自身の姿を見つけてしまったのです。そして「大丈夫だよって」という声に救われました。泣くだけの価値があるよ、この歌には。

ちょっと闇の深い話になってしまったかもです。すみません。
気を取り直して、この日のラストソングを紹介しましょう!!

05.ノスタルジック≒ホラー

「ノスタルジック≒ホラー」。かききまなみさんの音楽コンセプトをそのままタイトルにしたような楽曲だけにファンからの人気も高く、かききライブの定番曲となっています。

どこかの声優さんのライブのように、フラッグ振り振り盛り上げる。これぞ祭りだ!霊大祭だ!!

ホラーっていうだけあって、歌詞だけ見てるとシャレにならない内容なのですが、それでも明るく楽しくみんなで声出して盛り上がれるのは、この曲の根底に流れる終末感が我々の中に眠る祀りの精神を呼び覚ますからかも知れません。さぁさみんなで参りましょう。「天地創造、百鬼夜行~!!」

最後はアンコール…の代わり(?)に、ゲストの皆様含めみんな集合して、記念撮影したのでした。お化けポーズかわいい👻

左から順に、DJすずちゃ、るなっち☆ほし、かききまなみ、森あんぱん(敬称略)

物販&チェキタイム

今回は久し振りの参加ということもあり、ご挨拶もしたかったので終了後の物販に並ぶことにしたのでした。

並んだら託されてしまった最後尾プレート
めっちゃ並んどる。流石の人気だなぁ~

かききさんTシャツ(かな?)。
温かみを感じるデザインですね。

こちらはかききさんトートバッグ。
蛍光ペンで描いたようなデザインが何とも言えません。

CDは「マカフシギ」を買いました。
(理由は前述)

フラッグ持ってかききさんとツーショットチェキ。
私、髪型メチャクチャだな…。

いろいろお話ししたいことがあったのですが、いざご本人を目の前にすると何を話したかったのかすら覚えていないのは、きっと三途の川あたりに記憶を置いてきたからなのでしょう(…アルツ?)。

るなっち☆ほしさんと目が合ってしまったので、ご挨拶かたがたこちらでもチェキ撮影。書いていただいたのはちょっと現時点では公開できない内容のため、モザイク処理させていただきました。でもるなほしさんにあのことを祝福していただけて良かったです。あ、私マスク外し忘れとる…。

そろそろ人間の世界に戻ります…

ということで、今回は久々のライブ訪問についてご紹介いたしました。お読みいただいてもし興味が湧きましたら、ぜひそれぞれの楽曲の紹介動画など見てみてくださると幸いです。さらに気になった方は、かききまなみさんの公式である「ゆめやさん」を見てみてくださいませ。

画像はかききまなみさん公式Webサイト「ゆめやさん」より
(画像をクリックすると「ゆめやさん」ページに飛びます)

それでは、そろそろ幽界から人間の世界に戻るときが来たようです。
かききさんも皆様も、またどちらかでお会いしましょう!!

結局お札?はパソコンに貼りました

(了)

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