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心的外傷後ストレス障害の治療的暴露に対する、SSRIと睡眠薬、スボレキサント(ベルソムラ)の効能

※私はベルソムラを実際に服用している患者としての見地から書いています。服用に関してはお医者様と相談してください。

私は、(詳しい経過はプライバシーに関わるので伏せますが)、妻の長期間の深刻なモラハラにさらされ、「適応障害」と診断されて15年以上通院中の当事者でもあります。

これも具体的には触れませんが、子供時代に男性からひどい虐待を受け、2週間気管支炎で寝込んだこともありました。

非常に精神的に追い込まれた時に限りますが、「記憶が飛ぶ」ことがあります。弱いですが、「解離」の持ち主ではあると思います。

精神科医、末田耕一氏によるこの本は、「すべての精神疾患はPTSDか神経症である」という極論が書かれていて、誤解を呼びかねない面もあります。はっきり言って危険な本です。

しかし、PTSDで、ひどい外傷体験を普段は「解離」している患者がその体験を安全に想起可能にするのに、うつ病治療で用いられるSSRIが効能があるということは、実は多くの医学論文に書かれています。

念の為にいい添えますが、こうした過去の外傷体験の想起(除反応)は、信頼できる治療者との間の、無意識レヴェルを含む信頼関係の絆(ラポール)がないところでむやみになされてはいけません。

更に言えば、スポレキサント(商品名:ベルソムラ)という、新しいタイプの睡眠薬があります。

これは、従来の、ベンゾジアゼピン系のいわゆる「睡眠誘導剤」(寝入りをよくする薬)と異なり、安定した深い眠りを維持する効能を持っています。

この薬が、PTSDの治療に効果的であることは、すでにいくつもの医学論文に掲載されています。

●心的外傷後ストレス障害の治療的暴露に対するスボレキサントと睡眠の利点

他ならぬ私が、この薬の効能を日々実感している人間なんです。

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私の中には、実は非常に暴力的な「別人格」があるようです。

私が一人きりの空間で、少しストレスを感じると、思わず口をつく言葉の暴力性は、もう半端なものではありません。たいていのスプラッタムービーや、「羊たちの沈黙」がおとなしく思えるほどのものですね。そういう映像やコミックの描写に脅威を感じたことはありません。

唯一、私と同じレヴェルの内なる破壊性と暴力性お持ちだなと感じたのは、永井豪の「デビルマンレディー」を読んだ時でしょうか。


それは、私自身が受けた深刻な「モラハラ」 以前に、実は、父の父が、旧満州の 関東軍 の 「密偵」が真の職業で、ソ連軍に追われての大連に向かう途上で、「拳銃自殺」 するのに遭遇した父の 「トラウマ」 が受け継がれたものだと思っています。

父は、私に対して常に先回りしていろいろ世話を焼いてくる「やさしさ」とも言える態度を持っていました。しかし私はそれを子供時代から「気色悪い」ものと感じていました。まるで近親相姦されるみたいな不安があり、悪夢にうなされたりもしました。

父は戦後、市役所の小使いからはじめて経理学校に通い、税理士として非常に勤勉で、私の地域で最も多い顧客数を持ち、雇っていた事務員たちの5倍の仕事を徹夜でこなすような人間でした。

頭の回転は非常によく、冷徹なリアリストとしての面を持ちましたが、いわゆる「友人」はひとりもいませんでした。今なら発達障害と診断されたかもしれません。

買っていたベットの死への対応など、ひどく冷たいものがありました。

それは持って生まれた性格というだけではなく、父の父の自殺を目撃したことのトラウマの影響もあったのではないかと思います。

父の元を離れないと、とんでもないことになる・・・そうした思いが、私を東京の大学へと進学させました。

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「トムとジェリー」というアニメほど、暴力性と残虐性を笑いのエンターティメントに昇華した作品はないと思います。

どれだけ叩きのめされて身体がせんべい状態になっても次の瞬間には復活する。氷漬けから火であぶって復活とかもあたりまえ。

でも、どれだけひどい「虐待」的仕打ちを受けても、人はそこから復活できるという、生きる希望を与えてくれる、というべきかもしれないと思います。

Youtubeで適当にみつかったひとつだけを貼っておきます。

穏健なのにしましたが、フラッシュバックの危険がある人は決して動画スタートボタン押さないくださいね。


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