羽馬千恵:「わたし、虐待サバイバー」目次
14歳のわたしへの手紙
■第1章 こうして「虐待」は始まった。
経済力のなかった母
愛情に包まれた柔らかな暮らし
幸せの雪うさぎ
母の再婚
妹が生まれて、変貌する家族
「人間は年齢ではない」と思い知らされた
妹を憎たらしいと思った日
俺はおまえの本当の父親じゃない
■第2章 「離婚」「貧困」「再婚」「虐待」でぐるぐる。
優しかった母までもわたしを傷つけた
離婚------最後にわたしを抱きしめた義父
食パンの耳で生き延びろ!
12歳で自殺を考えた
逃げ場がなくて頭が混乱していく
勉強の楽しさを教えてくれた、はじめての友達
母さん可愛くなったやろ
父親は、もういらない
くだらない! 教員たちのファンタジー
第3章 愛着障害 ~精神崩壊へのメルトダウン
再び 不登校になり、高校は中退
大学進学後、さらに精神を病んでいった
お父さんが欲しい!
「愛着障害」からトラブルに
恋愛感情って何ですか?
新たな依存先を求めて漂う
自殺未遂から医療保護入院に
閉鎖病棟での冷たい日々
人間を一番脅かすものはなんだろう
■第4章 大人になってからもトラウマは続く!
人生を受け入れるために、わたしがしたこと
就職活動に失敗しアルバイト生活の日々
社会が求めているのは結局「ふつうの人」だった
25歳、生活保護に頼るしかなかった
生活保護者は、病院を選べないんですよ!
職場はお父さん天国か、それとも地獄か
もう大人なのに....と言う医者
異常者に近づくな.....村八分になる
それでも、前に進みたい
■第5章 母の物語から見える虐待の連鎖
「お前のほうがマシと言う母のトラウマ
支援のなかった時代はそう昔ではない
母ににていく自分が悲しかった
「赤ちゃん日記」をつけていた
わたしにおきたある"変化"
■第6章 解離------虐待がもたらした大きな爪痕
虐待サバイバーの「病の来歴」
わたしが攻撃的人格に変わるとき
顔つきも、雰囲気も、口調もすべて別人に
加害者への治療と支援が必要な理由
虐待サバイバーは、悲しい別れを繰り返す
対談 和田秀樹✕羽馬千恵 虐待サバイバーたちよ、この恐ろしく冷たい国で、熱く生きていこう!
おわりに 虹色で、いい