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貴船で川床料理を楽しむバスツアー〈後編〉
最近忙しくてじっくりnoteに取り組めなくて、ネタはたくさんあるのになかなか落ち着いて記事を書けないのが悩みどころです。
その上、パリオリンピックも始まり、泣いたり笑ったり忙しく、さらに集中できない状態となっています。
少し落ち着きましたので、やっと前回の続きの〈後編〉をレポートします。
自然と共存する「貴船神社」
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貴船神社と言えば、参道の石段に赤い灯篭が並び、夜になって明かりが灯ると、とても幻想的な世界を演出してくれることで有名です。
しかし、私は境内に足を踏み入れたことはありません。
いや、厳密にいえば子供の頃には行ったことはあるのですが、まったく憶えていないのです。
昨年の鞍馬寺訪問の時も、あまりにも疲労困憊で断念し、参道入り口で写真を撮るのがやっとでした。
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顔は笑っていない💦
今回はぜひとも「貴船神社」を味わいたい!
それもまた大きな目的のひとつでした。
山深い田舎なのに
人気観光地だから
本来、貴船は京都市中を流れる鴨川の水源地であり、京都の山里なのですが、パワースポットとして世界的に有名な観光地です。
日本の良さを世界の人々に知ってもらうのは喜ばしいことですが、その反面、大きな弊害もあります。
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境内に置かれた社報「気生根」によると、
日に1万人もの参拝者が訪れ、その踏圧により境内の土が踏み固められて、砂利も細粉されて地面の隙間にまで入り込み、さらに締め固められて表面に膜が貼られた状態になると、土中に水や空気が行き渡らくなり、木々の根は窒息状態となり枯死の危機にさらされます。
そこで、令和4年から「貴船神社・大地の再生」としての取り組みが開始され、炭、藁、落ち葉、単粒砕石、ウッドチップなどを使って地中を改善する施工を行いました。
効果はてきめんで、土中に水や空気が入り込むことで、木の根や微生物などを育み、雨水も地表に停滞することがないため、湿気が減り、カビの増殖を防いだ結果、建物の劣化までもが防げたそうです。
あまりの人出の多さに、自然循環がもはや自然では維持できなくなったとは、とても皮肉です。
とはいえ、この貴船一帯をこのまま未来に託すためには、今、できることをするしかありません。
HP内の境内案内図もまるで森の中にあるような描かれ方ですが、実際は観光客で賑わって、貴船川沿道は人通りや車が絶えることはありませんでした。
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本宮
有名な貴船神社の参道の風景ですが、いつも混雑しています。
この日も平日の木曜日なのですが、人ごみなしで写真におさめる事は難しい状態でした。
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先ほどまでの京都市内に比べたら、ずいぶん暑さはマシなのですが、それでも蒸し暑く、歩いているだけでじっとりと汗が噴き出てきました。
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参道石段を上がって境内に入ると、狭い敷地に多くの参拝者があふれていていてドン引きしてしまいました。
ぐるりと見渡せるぐらいの小さな境内にもかかわらず、こんなにも人がひしめき合っていれば、地面も踏み締められてしまうのも頷けます。
7日はとうに過ぎているのに短冊がたくさん付けられた笹が飾られ、不思議に思いましたが、こちらは縁結びも祈願する神社なので、7月1日~8月15日もの間は笹飾りはあり、ライトアップもされるとのことです。
この本宮のご本尊は「高龗神」。
社報によると伊弉諾尊の御子であり、水の供給を司る神様だそうです。
大混雑の中、なんとか本殿に手を合わせ、社務所前にあった名物の「水占みくじ」をしてみました。
買った時点では白紙のおみくじを水に浮かべると、文字が現れるというものです。
↓↓↓たった18秒のショート動画におさめました。
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「末吉」なので、あんまり良い結果ではありませんでした💦
特に病気が長引く恐れありとか、旅行は持病に注意すべしとか、
なにか体調についての注意を促されてしまいました。
正直、人ごみの中で、小さな手水鉢のような中に浮かべるだけなので、風情らしいものもなく、過去に体験した下賀茂神社の「水みくじ」の方が小さな小川に流すだけもっと雰囲気はありました。
(奥の枝道 其の六 参照)
社務所もいつも混雑するのでしょう。
御社印も段取り良く、奥宮の分も一緒に頂けました。
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奥宮
本宮をいったん出て、貴船川の沿道沿いを北へ登ってゆくと途中で「結社」への入り口がありましたが、スルーして「奥宮」を目指します。
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ほんの小さな古社に過ぎないのに人出が絶えないのは、山深い環境に赤い灯篭が随所に置かれ、それに火が灯れば、いっそう良いアクセントになって「日本の良き風景」として世界的にイメージが定着しているからでしょう。
なるほど、歩いていると自然の豊かさは十分感じますし、加えて赤い灯篭や鳥居は風情あふれる雰囲気を演出するので、外国人にウケるのもわかる気がします。
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大自然に見とれながら歩いていくと、徐々にライトアップされて行燈らしきものに明かりが灯され始めました。
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この頃はまだ16時半ぐらいでしょうか?
夏の日は長いので空はまだまだ明るいのですが、大木が織りなすアーチが空を覆っているため薄暗くなり、明かりが映え、いかにも神が宿っているようでいっそう幻想的です。
御鎮座伝説に伝わる玉依姫命(たまよりひめのみこと)が乗った黃船は、人目に触れぬように石で包み囲んだと伝えられ、今も苔むして奥宮本殿の側に祀られています
え?玉依姫の黄船がある?
玉依姫といえば日本の初代・神武天皇のお母さんです。
そんな昔のものが今でも残されているとは信じがたいです。
このあたりはしっかり見回しましたが、いったいどこにあったのでしょう?
この神社の創建年は不詳で、社報によると約1300年前の天武天皇白鳳6年に、社殿の建て替えが行われた記述があることから、それ以前の極めて古い創建である事がわかっています。
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狛犬ももちろんチェックしましたが、台座にはまったく文字は残っておらず、検索しても、この狛犬に関してはわかりませんでした。
ずんぐりとした頭でっかちの体形で、巻き毛が髪の毛なのか髭なのかわからないぐらいにびっしりとありました。
「貴船」の由来に関して
濁点が付くか付かないか
「貴船」読み方は地名としては「きぶね」と読みますが、社名になると「きふね」となります。
水の神様を祀る神社なので、清らかな水という意味で濁点を取って呼ばれるようになったそうで、貴船神社が正しい読みです。
「黄船」説
前項で玉依姫が来られた時に乗っておられた「黄色い船」が由来。
淀川から貴船川を遡って、たどり着いた所に社殿を建てたのが、この「奥宮」で、貴船神社の起源だと伝わります。
「気生根」説
こういう字を当てるとは、現地で社報を見るまで私も知りませんでした。
「きふね」は古くから木の生ずる根源として「気生根」と表記され、ご神気に触れることで気が満ちるとされてきました。
昔から地名や人名などの固有名詞には、読みは同じで違う漢字を当てることは多いですが、現地を散歩して豊かな自然を目の当たりにすると、この表記が一番ふさわしいように感じました。
川床料理「仲よし」
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貴船川沿いを汗だくになりながら上って下ると、まだ17時頃だというのに、お腹が空いてきました。
川に降りてしまうとトイレがないので、沿道の西側にある本店でトイレを借りるために入りました。
となりの人間国宝
玄関を入ると「となりの人間国宝」のステッカーが目につきました!
とはいえ、これを見て興奮するのは関西人だけでしょうね。
関西テレビ「よーいドン!」というローカルな番組内で、関西圏の街を歩いて出会った人に話を聞き、感銘を受けた人に「となりの人間国宝」を認定するというコーナーがあります。
なんとそのレポーターの一人である月亭八光が3日前にこの界隈にやってきて、「仲よし」さんが人間国宝を頂いたそうです!
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放送予定は8月のお盆あたりとのことなので、見逃さないようにしなくてはいけません。
快適空間の川床
さて、いよいよメインの「川床料理」です。
道から下をのぞくと、中居さんたちが準備している様子が見えていました。
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石段を下りると、さらに体感温度は下がり、先ほどまでベタベタしていた肌が急にサラリとするほどの快適な空間がありました。
流れる川の上はこんなにも涼しいのかと再認識し、手が届くところに川の流れはあり、その清流の音とともに癒されてヒーリング効果は抜群です。
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中居さんたちのすごさには驚きました。
お料理は先ほどお手洗いを借りた上の本店から運ぶので、いちいち大きなお盆を持って、狭くて危険な階段を下りて運んでくるのです。
体力はもちろん、かなりのバランス感覚と足腰を鍛えていなければ勤まらず、皆さん安定した様子で簡単にこなされているのです。
おそらく私なら、あんなに重たいものを持って狭い石段を上り下りしたら、お料理をひっくり返してしまうのは目に見えています。
お料理は下の45秒の動画におさめました!
私が一番美味しいと思ったのは「道明寺蒸し」。
冷たい物が続いた時に、ナイスタイミングでの温かい蒸し物は、身体に染み渡る美味しさでした
今回参加は5人。+ヒデさんで、気持ち的には6人で「夏のお食事会」を楽しみました。
天国のヒデさんもお疲れさまでした。
今後のレキジョークルもぜひ同行してね。
番外編
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◇◇◇
大阪に着いて電車での帰途中、また左足に違和感があり、
「あれ?もう筋肉痛やわ」
というと、チコさんがすかさず、
「あんなもんで筋肉痛になってたらあかんで!」
とクギを刺されましたが、内心は確信がありました。
ーこれは筋肉痛やないな💦ー
そう、まさしく「関節炎」の痛みです。
翌日にすぐに病院で処置をしてもらってすでに治りましたが、ホントに日ごろの運動不足はシャレにならないぐらい深刻化しています。
家の中でYoutubeを見ながら体操でもしないといけないと心から反省しました。
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