探鳥会レポート<S峡編>1/3話 2022年11月 緑色片岩の川原
先日、ニコ支部F分会主催の探鳥会に参加しました。
場所はS峡という山深い谷でした。
天気は曇りがちです。
参加者は10人を少し超えるくらいでした。
私が受付で書いた名前と住所(市町村名)を見た役員が
「遠くからようこそ」
と、声をかけてくれました。
言われて考えてみれば、私は遠くまで行くのがけっこう好きかもしれません。
時間になって集合の合図がかかりました。
コースの説明と、水場があるので足下に注意するよう連絡がありました。
さっそく歩き始めました。
先頭は石の階段を降りて行きました。
雨が降ったらつるつるで怖いだろうなと思いながらついていきました。
幸い、転ぶこともなく下の橋に着きました。
橋から川を見下ろします。
本当は鳥を探して空を見なければいけなかったかもしれませんが、私は谷底に興味津々でした。
このあたりは緑色片岩という水色の石がごろごろしています。
雲母が混ざっていて、緑色片岩が銀色にキラキラ光るのです。
崖の石は長い年月にさらされて土とコケに覆われていましたが、川の中にあるのは石が割れたてできれいな色をしていました。
残念ながらここは保護地区で、採集は禁止です。
先導が「鳥がいないね」と言って、さっさと先に進みました。
橋を渡ると、そこからは山道です。
つづら折りの山道をゆっくり登っていきました。
途中、広くなった場所がありました。
参加者の一人が声を上げました。
「いた!ジョビ子!」
ジョビ子さんを呼び捨てにしたことにビックリ!(そこじゃない)
せっかくなのでジョウビタキのメス(鳥屋はジョビ子と呼ぶ)を楽しみました。
つづら折りの道をさらにのぼって、上のダム湖に到着しました。
2につづく。