探鳥会レポート<A山編>1/2話 2023年2月 バードウォッチングガールズ
先日、ニコ支部K分会主催の探鳥会に参加しました。
集合場所はA山登山口です。
参加者がたくさん駆けつけて、駐車場はあっという間に満車、残りは路駐となりました。
ベテランが
「いつもはこんなに来ないんだけどなぁ」
なんて苦笑していました。
ニコ支部の女性陣は仲がいいなとは思っていましたが、この日は手を取り合うようにして
「今日は全員集合ね!」
と、きゃっきゃ言っていました。
何が全員集合なのかわかりませんでしたが、私は心の中でグループ名をつけました。
……ブログに書くならBWG(バードウォッチングガールズ)かな……
時間になり、集合の合図がかかりました。
ずらっと集まった人数はざっと30人以上です。
分会長からコースの説明、水分補給をするように事務連絡があり、先頭がスタートしました。
駐車場から歩き始めるとすぐ登山道、急な坂を一列になって歩きました。
探鳥会ご一行は時々足を止めて、崖下を眺めて鳥を探すのでした。
近くにいたスコープ隊の方が上を見るようにいました。
「そこにエナガ」
頭上の枝に小さくて白い丸が横に飛びました。
確かにエナガです。
「一羽だけでいるなんて珍しい、もう巣作りが始まっているのかもしれないね」
そう教えてくれました。
坂を登ると、その先に見晴らしのいい場所がありました。
ベンチがあって休憩にぴったりです。
「富士山が見える!」
「あれはスカイツリーだよ」
スコープ隊が出て、スコープという望遠鏡を富士山やスカイツリーに合わせてくれました。
ありがたくのぞかせてもらいました。
見晴らし広場の背後は丘になっていて、石碑が並んでいるのですが、そこから手招きしている人がいました。
「あそこで呼んでる」
「きっと、いいことがあるよ」
BWG(さっそく使ってみた)の方が声をかけてくれたので、一緒に石の階段を上りました。
手招きしていた女性が静かな声で
「そこにビンズイがいます」
と、教えてくれました。
石碑の前の、松葉がたくさん落ちているところに小鳥がいました。
本当だ!と思ったときにはパッと飛んでしまったので、撮ることはできませんでした。
見晴らし広場から見下ろせる木にイカルを見つけた人がいました。
スコープ隊が前に出て、望遠鏡を合わせてくれたので、参加者みんなでイカルを楽しみました。
やがて「移動します」という声が聞こえてきました。
次は北側にある尾根を歩くそうです。
2につづく。