鳥見散歩<T沼編>4/4話 2023年1月 初鳥見で初めましてマガン
新年の初鳥見にT沼へ行ってきました。
岬にある弁天様にご挨拶をしてから、改めて沼を見ました。
沼の真ん中に近いせいか、岸辺からは見えなかった鳥が見えました。
白地に黒丸のミコアイサ、ちょっとすましてカンムリカイツブリが泳いでいくのが見えました。
弁天様の近くでシギやチドリが見られることがあるのですが、今回は見つけられませんでした。
少し進むと、草が茂った場所があって、コハクチョウがのんびりしていました。
コハクチョウの中に見慣れない鳥がいたので足を止めました。
それは初めて見る茶色系の水鳥でした。
T沼には何度も来ているのですが……。
こういうときに限って図鑑を持ち歩いていなかったのが惜しい。
でも、きっとガン類に違いないと思いました。
日本野鳥の会で水鳥調査(地域によってガンカモ調査とも)というのをしていて、去年、この辺りでガン類の記録はゼロだったんです。
そのくらい珍しい。
思わず「ガーン!」とダジャレを言ってしまった私です。
周囲の人は「わー、白鳥」と言いながらスマホで写真を撮っていました。
私の背後で通行人が
「あれって、やっぱり白鳥だって」
「あっちは珍しい○○だって」
「ふーん」
こんなやりとりをしていきました。
よく聞き取れませんでしたが、やっぱり珍しいんだと内心でほくそ笑む私。
T沼をぐるっと1周しました。
水面にはコハクチョウが数羽、優雅に浮かんでいました。
車の中に鳥類図鑑の薄い雑誌を持ってきていました。
先ほどのガン類によく似た鳥は2種類見つかりました。
結局、特定できなかったので、帰宅してから改めて鳥類図鑑で調べたところ例の鳥は「マガン」と判明。
日本野鳥の会のホームページの鳥情報のページにもT沼のマガンが載っていて、裏を取れたのがありがたかったです。
まだまだ知らない鳥がたくさんいるんだなぁと改めて思いました。
お正月からたくさんの鳥に出会えたのでとても満足しました。