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白髪のカシラダカ 観察会レポート<K田園地帯編>2/3話 2024年12月

 先日、みやま高原野鳥の会主催の生きもの観察会に参加してきました。
 観察場所はKという林に囲まれた田園地帯です。

 観察会ご一行は田んぼのあぜ道を歩きました。

 田んぼが広がっているけど、ときどき木が生えて、やぶになっているところがありました。

 人によっては荒れ地と呼ぶのでしょうけど、こういう所には小鳥が多く隠れています。

鳥が多そうな場所

 先導のSさんが
 「あそこにいます」
 と言ってスコープを設置したのも、やっぱりやぶの方でした。

 背の高い木が生えていて、その周囲は背が低く細かい枝の茂み、草やつるの枯れたもの。
 中を小鳥が動いていました。

 「ホオジロ」
 「カシラダカ」
 「アトリ」

アトリ

 カシラダカの中に頭が白い子がいました。
 後で図鑑を調べたところ、カシラダカの頭は白くないので、たぶん個体差と思われます。

 頭が白いカシラダカに会った、というのはなんだか面白かったです。

右が、白髪カシラダカ
左もカシラダカ
右の白髪カシラダカ、横顔。

 観察会ご一行は田んぼの間を歩きました。

 背の高い木があって「葉っぱかな?」と思うと木に止まっている鳥なのです。
 とても鳥が多いところでした。

 私の近くを植物担当のNさんが歩いていました。

 Nさんに「みやま高原は良いところですね」と言って、みやま高原を褒めました。

 ジョウビタキが、春にも夏にも、冬に来てもいること。
 目をやればあちこちに鳥がいること。

 Nさんは心得たように
 「じゃあ、ぜひ移住してください」
 と言いました。

 そう言われてみれば「みやま高原野鳥の会」は、移住相談センターの中に組織があるのでした。

 移住するには自然豊かなみやま高原へ、生き物観察会も定期的に開催しています!とか
 生き物観察会で、地元の人と交流したりお友達を作ったりできます!とか

 そういうのを売りにしている会なんだろうなぁ。

 私はNさんに
 「ジョウビタキは捨てがたいですねぇ」
 と、答えました。

 いつか、宝くじが当たったら、ですかね。

 観察会ご一行は足を止めました。

 先導Sさんの目的地はこの場所のようでした。

 木が4本ほど生えていて、そこだけ明るい林のようでした。

3につづく。


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