鳥見とやぶ漕ぎ 鳥見散歩<W川原編>1/2話 2024年2月
鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんから、トラ模様の鳥を探しに行くなら一緒に行きたいと連絡がありました。
以前、私はW川原探鳥会でトラ模様の鳥を見たことがありました。
そのときは空を背景にした真っ黒なシルエット姿だった上に、飛んで逃げていくおしりだけ見えました。
だから、トラ模様の鳥をちゃんと見てみたいと思っていました。
W川原は藪が深いのでモカさんが来てくれるなら心強いです。
W川原緑地公園で待ち合わせました。
私はショートブーツで「今日はあまり藪の中を歩かない予定!」と宣言しました。
モカさんは迷いながら登山靴を選びました。
緑地公園から川沿いに土手を歩いて、水道設備の排水路沿いに川原へ降りました。
水道施設から出る排水は少し臭いがありました。
あまり長居したい感じではありません。
モカさんが
「魚がいっぱい跳ねている」
こう、不思議そうに言いました。
排水路と、その先の細い川で、魚がピチッと何度も跳ねるのです。
「魚が多いんだね」
「カワセミがいないのかなぁ」
キョロキョロする私に
「あんなに大きな魚、カワセミは食べないでしょ」
冷静に言うモカさん。
モカさんの意見は的を射ていました。
その付近で見たのはアオサギやカワウなど魚を食べる大型の鳥ばかりでした。
川に沿って下流側へ歩きました。
「やっぱり藪を歩くんじゃない・・・」
モカさん、ガッカリ。
藪の中には人が歩いているような細い道がずっと続いていました。
ときどき地面が掘られていて、それはイノシシが地面を掘った跡でした。
「いた、エナガ」
モカさんはよく小鳥を見つけてくれましたが、動きが速くてほとんど撮れませんでした。
2につづく。
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