ウミネコ、舞う 探鳥会レポート<谷津干潟編>3/4話 2024年9月
先日、日本野鳥の会東京支部の探鳥会に参加してきました。
場所は谷津干潟です。
探鳥会ご一行は施設の横を通って先に進みました。
谷津干潟の周囲は歩けるようになっていました。
遊歩道から見下ろす水辺は、浅瀬と水溜まりの残る干潟に見えました。
たまに屋根のある東屋っぽい建物がありました。
東屋というよりは、コンクリート製で、バス停かと思うような屋根と柱。
日差しが強かったので屋根がありがたかったです。
「そこにトウネンとオオソリハシシギ」
スコープ隊がスコープを設置してくれたので覗かせてもらいましたが、カワウが見やすくて、肝心のトウネンがよく見えませんでした。
カモメが飛んできたので、カメラの設定をスピード優先にして構え直したら、カモメが真っ正面から突っ込んできました。
何ごと!?
あとで役員さんに聞きました。
「あのカモメは何ちゃんですか」
「あれはウミネコ」
「ウミネコちゃんですか~」
ウミネコを至近距離できちんと見たのは初めてです。
(うんと遠くにいるのを拝んだことはある)
探鳥会ご一行は谷津干潟の周りをてくてく進みました。
役員さんが通りすがりの知り合いに声をかけて
「今日はアカアシ見た?」
などと、情報を集めながら進みました。
情報収集のおかげで、いろいろ見られた方だったのかなという印象を受けました。
ある一角で先頭が足を止めました。
「メダイとシロチ」
そう行ってスコープを設置してくれました。
この位置からは逆光で、覗かせてもらったけれど小さな鳥のシルエットに見えました。
シルエットでもエサを探してツンツンする仕草は愛らしかったです。
周囲の声によると、アカアシシギが近くにいるそうです。
スコープを覗かせてもらったら、おしりを向けていて、よく判別できませんでした。
周囲にイソシギがいたのは見分けが付きました。
周囲の参加者が
「イソシギがいる」
なんて言うと、役員さんは
「イソシギ見ているんじゃもったいない!」
そう言って、アカアシシギに焦点を合わせ直すのが面白かったです。
カメラを向けても、さっぱり見分けがつかなくて、しかもぜんぜん撮れなかったけれど、いろんなシギやチドリが見られて大満足でした。
一周するのかと思ったら、ここで役員さんは元来た道を戻りました。
役員さんは大きなハイドの所で立ち止まりました。
「好きなところに座って下さい」
「鳥合わせを行います」
2階建てのような大きなハイドで、高いところにのぞき窓がありました。
背の低い人用に階段が付いていたので、そこに腰掛けました。
4につづく。
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