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探鳥会二次会 探鳥会レポート<O市G施設編>4/4話 2024年12月

 先日、ニコ支部O分会の探鳥会に参加してきました。
 場所はGという山の麓にある施設で、子ども向けの遊具のまわりには広大な森があります。

 解散した場所は森の中です。
 ちょっと遠回りをしながら駐車場に向かうのがO分会流。

 二次会で先導Sさんの振った話が興味深かったです。

 「さっき礼子さんが言っていたんだけど」
 「『O分会は鳥合わせの時に読み上げた鳥と、自分の記録が一致する』って」

 「他では『そんな鳥が出たんだ?』ってなる」
 確かにと頷く一同です。

 黒縁さんが
 「ポーズを決めておいて、鳥が出たら教える・・・『アリスイのポーズ』とか」
 「アリスイ!」
 ここでひとりウケる私。

 先導Sさんは
 「出る鳥はだいたい決まっているから、1番とか2番とか決めておく」

 ということなので、次回から鳥が出たら先導Sさんが合図を出してくれるかもしれません(笑)

 「スコープを持っていても合わせない人がいる」
 こう言ったのは黒縁さんで
 「スコープ持っていたら、ノブレスオブリージュでしょ?」

 ノブレスオブリージュって単語をリアルで使う人、初めて見た!と驚く私。

 能力とか地位を持っている人は、その力を社会に還元する義務を持つ、そんな意味です。

 スコープに鳥を入れてみんなに見せてくれるスコープ隊の格好良さ。
 それはノブレスオブリージュにあったかと、この時やっと合点がいった私でした。 

 「私もスコープを持つかな」

 そうしたら先導Sさんに
 「その荷物でさらにスコープ持つの!?」
 と言われました。

 ええい、・・・次からは荷物を減らす!

アカミミガメ

 O分会長のKさんに
 「他の探鳥会に行っても、いちばん最後にO分会組ができちゃうんですよ」
 と、O分会メンバーのマイペースっぷりを教えました。

 耳のいい礼子さんが
 「そこにシジュウカラ」
 近くの茂みを指しました。

 「やっぱり人数が少ないと出るね」
 そう言って、みんなで鳥を観察しました。

 黒縁さんが
 「今月のBIRDERに載っていたんだけど、コガラが一番小さいと思っていたら、ヒガラの方が小さい」

 ここで私が持ち歩いていた雑誌BIRDERを取り出し(こういうのが大荷物の原因)みんなで見ました。

 礼子さんが足を止めて
 「シジュウカラが付いてきている?鳴き声の大きさがさっきから変わらないみたい」

 私が節をつけて
 「お嬢さん♪おまちなさい、ちょっと、落としもの♪」
 黒縁さんが
 「あっ、その羽根、俺のです」

 黒縁さんのジェスチャーによると、シジュウカラは落としものの羽根を胸にさして届けてくれたようです。

 不意に礼子さんが「きれい」と言いました。
 その方向にはK山が見えて、日の光を浴びて輝いているようでした。

K山

 先導のSさんが
 「K山じゃないみたい」
 こう言うので
 「普通にきれいって言いなよ」
 と返しておきました。

 本当は地元を褒められて嬉しいくせに。

 いつの間にか先に歩いてしまっていたO分会長のKさんが待っていてくれて、また合流しました。

 「あ、ノスリ」
 「カラス?」

 見上げる上空にノスリが飛んでいましたが、カラスが飛んできてノスリをぐいぐい追いかけ始めました。
 なんとかノスリが逃げ切りました。

 一部始終を見ていた一同、ため息。

カラスが!
逃げるノスリ、追うカラス

 礼子さんが
 「さっきのは何ガラスですか」
 これに先導Sさんが
 「この辺にいるのはハシボソガラス」
 と答えました。

 この日はイベントで、入り口前の広場にキッチンカーがたくさん並んでいました。
 お昼にパンを持ってきたので残念でした。

 ここで私はトイレに行くからとみんなに別れを告げました。

 先導Sさんが
 「また2週間後にお願いします!」
 これに応えて
 「こちらこそまたお願いします!」

 みなさんに手を振って、ここで別れました。

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