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色彩の宝石箱:ピンクが輝くマラケシュの街(2024年8月、モロッコ⑥)

5日目(後半)

 7時半にワルザザードを出発して、世界遺産アイト・ベン・ハッドゥに寄りつつ、13時頃にはマラケシュに着きました。

 イタリアンの昼食をとった後、午後は各自で自由行動をするか、添乗員さんとのマラケシュ旧市街観光コースに参加するかの選択制でした。少し迷いましたが、今回は観光コースを選びました。
 結果的に、この選択は私にとって大正解でした。マラケシュの見どころを効率よくまわり、詳しい説明を聞くことができました。

 約3時間の観光コースでまわったのは、バビア宮殿、ジャマ・エル・フナ広場、マジョレル庭園です。
 最初に訪れたバビア宮殿は、19世紀に建てられた宰相の邸宅。モロッコのアルハンブラ宮殿とも呼ばれているそうで、美しいイスラム建築の宮殿です。

バビア宮殿の入り口。マラケシュのイメージカラー、サーモンピンクです。
建物に入ると、噴水がありました。モザイクが見事。
当時を再現した部屋の一つ。宮殿内には、4人の妃と24人の側室が住んでいたとか。
中庭の周りを囲んでいる鉄格子の装飾も素敵。
中庭の全景です。とても広く、見応えがありました。

 バビア宮殿の次は、フナ広場とメディナ(旧市街)を散策しました。
 フナ広場は、メディナ(旧市街)の中心に位置し、世界文化遺産に登録されています。多くの土産物屋や食べ物屋が並び、毎日大道芸人やヘビ使い、サル使いたちが芸を競っている活気あふれる広場です。

フナ広場の入り口に続く道。観光客待ちの馬車がならんでいました。
右奥にクトゥビアの塔が見えます。
広場の入り口では、モロッコの国旗がはためいていました。
昼間のフナ広場は、意外と落ち着いた雰囲気。
いざ、メディナ(旧市街)へ!
狭い道ではロバが大活躍。
土産物屋が続きます。
香辛料でしょうか。カラフルで可愛い飾り付け。
路地の奥に壁画がありました。
お皿好きにはたまらない光景。
どこを切り取っても絵になります。
靴屋さん。所狭しと商品がぶら下がっていました。

 今回、フナ広場には昼間に行ったのですが、想像以上に落ち着いた雰囲気で拍子抜けしました。観光客が増え、多くの店が開くのは夕方からのようです。混沌としたフナ広場を体験したい方は、日が暮れてから行くのをお勧めします。

 観光コースの最後に、マジョレル庭園に行きました。ここは、フランスのデザイナー、イブ・サンローランが愛した庭園として有名です。庭園内では、熱帯の植物や様々な種類のサボテンを見ることができます。また、イブ・サンローランの絵が飾られている一画もありました。ベンチもあり、一息つくのにぴったりの癒し空間でした。

フランス語、アラビア語、英語の3つの言葉で書かれている看板。
なかなか広い庭園でした。
この青色は、マジョレルブルーというそうです。ピンクの花が映えます。
噴水もありました。緑が多くてホッとします。
色々な形のサボテンたち。
イブ・サンローランの絵が展示されているコーナー。

 観光を満喫した後、自由行動組と合流してホテルに向かいました。
 ホテルには18時頃到着。夕食までゆっくり過ごすことができました。パーム・プラザ・ホテル&スパというなかなか良いホテルで、部屋にバルコニーがついていました。ビュッフェの夕食も、種類が豊富でテンションが上がりました。

ホテルの部屋です。広々しています。
バルコニーからの眺め。プールからは楽しそうな声が聞こえました。
夕食のビュッフェです。パスタなど、頼むとその場で作ってくれる方式。
デザートコーナーも充実していました。
野菜を多めに取りました。
タジンとクスクスも食べ納め。
マカロンもありました。

 夕食をとった後、何人かで近くのモールに行きました。20時半頃でしたが、小さい子もたくさんいて、走り回っていました。
 マラケシュのモールは、ほぼ日本のモールと同じような雰囲気でした。これまで見てきたシャウエンやフェズ、砂漠地帯やマラケシュのメディナと比べ、あまりにも西洋的で驚きました。

モールの入り口。大勢の人でにぎわっていました。
どこかで見たことがあるような装飾です。

 モール内にあったカルフールという大型スーパーで買い物をして、22時過ぎにホテルに戻りました。
 明日はとうとう最終日。カサブランカに向かいます。

カルフールで買ったお土産のクッキー。左2つは、現地ガイドさんお勧めのブランドです。
フランス語の辞書が安かったので、つい買ってしまいました。右は、固形のハリラスープの素。

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