謎多きクレムリンからサンクトペテルブルクへ(2019年8月、ロシア③)
3日目
この日は朝8時に集合。モスクワの中心部であるクレムリンを観光しました。クレムリンとは「城塞」という意味です。その名の通り、一帯が壁に囲まれており、中には大統領官邸、元老院などの政治的な要所や宮殿、大聖堂などの歴史的建造物が集まっています。
クレムリンの中では、武器庫とウスペンスキー大聖堂を見学しました。
武器庫は、兵器を保管、製造するために建てられた歴史博物館です。武器だけでなく、宝飾品も展示されていました。中でも特に印象に残ったのは、インペリアル・イースターエッグという卵形の工芸品。いくつも展示されていましたが、一つ一つの中に船や城などの細かい模型が入っており、見ていて飽きなかったです。ガイドさんによると、今で言うビックリ箱的なものだそうです。
ウスペンスキー大聖堂は、クレムリンの中心に位置し、かつてのロシア帝国の国教大聖堂となった教会です。屋根は、やはり玉ねぎ型をしています。内部は、壁や柱一面に宗教画が描かれていました。その量の多さに、ただただ圧倒されました。
ウスペンスキー大聖堂の中では写真が撮れなかったので、HPのリンクを貼ります。1枚目の写真が、壁と柱の宗教画です。
クレムリン観光の後、昼食をとりました。ペリメニというロシア風水餃子で、サワークリームをつけて食べます。クセはなく、食べやすい味でした。ただ量が多く、途中から食べるのが辛くなります。そこで、添乗員さんが日本から持ってきた味ポンを出してくれました。味ポンの酸味がペリメニによく合って、最後まで美味しく頂くことができました。
昼食後は駅に移動して、高速鉄道「サプサン号」に乗りました。サンクトペテルブルクまで約4時間の旅です。サプサンとは「はやぶさ」という意味だそうです。列車はドイツ製で、非常に快適な旅でした。
窓からの景色は、ほとんどが森や林、たまに家、時々川や湖が見え、とてものどかなものでした。途中で車内販売が来るなど、かつての日本の新幹線といった雰囲気でした。
19時過ぎに、サンクトペテルブルクに到着しました。めちゃくちゃ観光地化されているな、というのが第一印象。観光客や若い人たちがたくさんそぞろ歩いていました。モスクワではテロに注意!だったのが、サンクトペテルブルクではスリに注意!になりました。白夜の時期なので、21時過ぎまで明るく、街も遅くまでにぎわっていました。
明日4日目は、エカテリーナ宮殿のあるプーシキン地区と噴水が有名なペテルゴフを観光します。