フードエッセイ: シジミ汁でホッと一息
シジミはちょっとした手間をかけると素晴らしい味になります。
忘れられないのが、昔、一回きりに行った居酒屋。
大阪.心斎橋のとある店。そこはメニューが少ないので何かの後にシジミ汁をオーダーしたら、とんでなく美味しかった。
多分、昆布出汁と合わせ味噌。
そしてネギを刻んで入れるタイミングだろうと思うのですが、今だにその味にはなりません。
たまに、思い出したようにシジミを買って、今日こそはあの味に近づいてみたい、と挑戦しています。
お陰でシジミの味噌汁は栄養豊かで、疲れもとってくれるご馳走になりました。
シジミ味噌汁のポイントは以下の通り
* シジミは擦り洗い、必ず砂抜きをする
150gで塩は小さじ1位。⇒3時間ほど砂抜き。
* 出来れば品質の確かなシジミを買う
* 出汁をとっておく
* 味噌を入れてからグツグツ煮ない
砂抜き不要のがあっても、なるべく砂出しをする方が賢明と思います。
口の中で『ジャリッ』となるといただけません。
砂出しが出来たら蓋を開けるとシジミの生きてる姿が見えて新鮮さが分かります。
これでシジミ汁をきっと上手くいく、と自分に魔法をかけましょう!
最後に入れる薬味のネギは作り始める前に刻んでおくのもポイント。
煮えた所に加えると何とも言えない味わいになってくれます。
これも魔法のひと手間ではないかと密かに思います。。。
暖かくなると『あさり』が出回ります。
『あさり』も同じ様に砂出しをしてやるのがポイント。身体にとって必要なビタミンEも豊富な貝類は嬉しい食材です。
それではまた🍀