9条以外に改憲すべき理由シリーズ:同性婚篇
導入:改憲の議論を広げる憲法改正の議論といえば、多くの場合は第9条が注目される。しかし、憲法が社会の基盤を形作るものである以上、改正が検討されるべき条文は他にも存在するのではないだろうか。特に、現行憲法が制定された当時には想定されなかった現代の課題については、その文言や意図が現代の価値観と噛み合わない部分もある。
その一例が、第24条をめぐる同性婚の議論である。現行憲法の文言は、その元となったアメリカのGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)草案の意図を削ぎ落とす形で採用された