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チノアソビ大全

Podcast「チノアソビ」では語れなかったことをつらつらと。リベラル・アーツを中心に置くことを意識しつつも、政治・経済・その他時事ニュースも交えながら林田(専門:総務省地域力創…
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記事一覧

TAO 20周年記念イベント -擬似選挙戦スタート- 篇

 繰り返しになりますが、2005年2月19日(土)に福岡市は中央区、清川にオープンいたしましたTAOは昨日で丸20周年を達成しました。  早速ですが、謎の常連(本当は戸川雄一氏)にお花をいただきました。  知らなかったのですが、こういうお花は幸運のお裾分け、ということで、誰でも持って帰ってよいらしく、今日、テレビ終わりに駆けつけたらゾンビみたいになってました。  みんなに福が撒かれました!  ありがとう!戸川さん!  ということで、来る3月1日(土)に20周年記念イベ

大阪食い道楽 篇

 久々に仕事で大阪にやってきました。今回は、ファシリテーションによる企画ものではなく講演だったんですけれども、大阪まで往復6時間をかけて、何となく90分お話しするだけ、というのも味気ないので一泊して食べ歩いてみることにしました。古来、京都の着倒れ、大阪の食い倒れ、と称されてきた割には、京都ばかりで飲んでいて、あまり大阪で飲んでこなかったなぁという反省もあります。

おぐらさん的、子どもの頃の映画事情

僕は物心ついた頃には映画を観てました。 岡山は倉敷で生まれ育ちましたが市内でも割と西の方、星野仙一で名高い?水島という町にほど近い場所でした。 他の地域の事はよく分かりませんが、当時は長期休み(夏休みとか冬休みとか)の前には学校や幼稚園の前で映画館の方が割引券を配布してくれて、確か大人900円、小人3~400円くらいで入場出来てました。 水島には水島東映と水島プラザという同じ建物に2館入った映画館が有り(今はもう影も形も有りません)、長期休みの度にやっていた”東映まんがまつり

オダミツル写真展 篇

 福岡でTAOやチノアソビよりも回数的には通っていそうな(お昼から開いているので仕事場と化しているのです)屋根裏 獏に行ってきました。  12月24日のクリスマスイブがオープン記念でして、つい先日、49周年を迎えた老舗、今年のクリスマスに50周年を迎えます。御年85歳を迎えるマスターの小田 満 氏が写真展を開かれるということで、そのオープニング・パーティーにお呼ばれしてきたのです。  ぼくが獏に足繁く通うことになったのは、もちろん、こよなく愛するタバコが吸える、ということ

大黒伝説 リバイバル 篇(1)

 いとむかし、「大黒伝説」といふ神話ありけり。  その男、大黒 高涁、名を、ダイコク タカアキと発音する。七福神の一人である大黒様のような吉相は持ち合わせておらず、その風貌は、まさに奇怪。目はつり上がり、声高く、人格温厚、運動神経抜群、聡明なれども、その性格たるや、面白きことを人生ただ一つの是とする。キツネ目の男に酷似し、ある方では「三億円事件の犯人」というものあり。  最初に断っておくと、この物語は、ぼくと大黒を巡る、師弟関係から主従関係へ移行するまでの愛の物語である。

おぐらさんデビュー篇

おはこんばんちは(古っ。)、おぐらです。 最近??チノアソビ界隈でちょこちょこ遊んでいただいておりまして、この度チノアソビ大全にデビューさせていただく運びとなりました。 そもそも人生において文章を書くという作業をほとんどして来ていない為、読み苦しい、よく分からないといった事が多々有ろうかと思いますが50過ぎたおじさんの手習いだと思って大目に見てください。 最近チノアソビ大全にデビューされる方々はまず自己紹介をされてますので自分もまずはそれに倣ってやりたいと思います。 名前

小倉ワインバー 篇

北九州は小倉にて、知人のご招待で久々にご馳走になってしまいました。最近はもう、若い衆に奢ることはあっても、お金を支払っていただくことが、つとに無くなったので、ひさびさに恐縮してしまいました。  最初にお連れいただいたお店がコチラ。 カウンターのみの高級割烹。BGMもなく、武術のように流れる料理人の所作の前に、ちょっと緊張感が高くて写真は撮れませんでした。  すべて美味しかったのですが、最近、寿司の都を目指している北九州だけあって、お刺身のクオリティは一流でした。ちなみに

大呼吸 篇

 昨夜はハヤシダナイトにお越しの皆様、金曜日の夜の貴重なお時間をありがとうございました。結局、午前2:30まで大乱闘スマッシュブラザースの状態だったんですけれども、知的プロレス、まさにチノアソビを体現できた夜でもありました。何も考えずに、今週、空いてる夜が昨日しかなかったので設定したのですが、あとからTAOのスタッフりゅうへいの誕生会&バレンタインイベントだったことを知り、やや反省しております。  まあ、でも世の飲食店にイベント被りなんてものはよくある話で、ここは弱肉強食の

チョコよりとろけたい:バレンタイン篇

今週もやってきた後藤回。 たまたまバレンタインだということで、せっかくのめぐりあわせなんでバレンタインネタで書こうと思うのだが、先に謝罪をば。 タイトルで「お、後藤の恋バナか?」と思われた奇特な方、申し訳ございません。 フレーズが浮かんだので入れてみただけ。そもそも後藤の恋バナなんか誰も興味ないのは百も承知の助。 脱毛サロンで気づいた「性別の境界の変化」先日、脱毛サロンに行ったら、いつもと様子が違った。 女性の待合室と男性の待合室が入れ替わっていて、なんと男性の待合室のほ

牛頭馬肉、羊頭狗肉 篇

 いつになく、と言いますか、通常運行とも言いますか、酒とタバコをこよなく愛する林田の不適切なお話、 にて触れました羊頭狗肉についてご説明しておきたいと思います。この四文字熟語自体は、普通に受験戦争を潜り抜けてきた方であれば、一度は目にしたことがあるかもしれません。しかし、いまいち使い所が分からない語彙でもあります。  この四字熟語は「チノアソビ大全」でも度々、登場しております晏子の逸話が出典となっています。  この中国史上でも五本の指には入ろうかという名宰相、晏子こと晏

やっぱりプラ・ストローは美味しい 篇

 林田のお師匠さんの一人である早稲田大学の岡田 久典先生が主催するシンポジウム「SATOYAMAフォーラム in 早稲田」に参加して参りました。終了後、馬場の沖縄料理屋さんでの懇親会にも潜り込みまして、学生の皆さんも交えて大はしゃぎしまして、ヤーヤーヤー唱タイム、な感じだったのですが、 二次会で泡盛の古酒が時間差で内臓を攻撃開始してきまして、もはや抵抗力もなく支援もなきウクライナのようなぼくは、敢えなくAdoから吉田 拓郎の様相へと変貌を遂げました。  美味しかったから、

【物理学シリーズ】 物理学の起源 篇

 「ループ重力量子理論」の第一人者、イタリアの物理学者、カルロ・ロヴェッリの『すごい物理学講義』を読み進めつつ、イライラが募って「グランメゾン・パリ」に逃げてしまった前稿。 という吉田 松陰先生の気持ちになって再開しております。舞台は26世紀前、紀元前6世紀のミレトスから始まります。  確かに、われわれ文系どもはソクラテス以降からしか学ばない傾向があるところは否めないので、ソクラテス以前に、このような学問体系があったのか、と知るとイライラします。ちなみに、上記の図では、「

スーパー☆とねっこタイム 篇

みなさまご機嫌よう。 チノアソビの競馬担当、路地裏です。 好きなお酒はビールと日本酒です。 競走馬生産牧場のSNSアカウントをフォローすると、年明けから春頃にかけて幸せになれることをご存知でしょうか。 怪しい商売は始めていません。 競走馬の出産時期は1月頃に始まり、3月頃にピークを迎え、5月か6月くらいまで続きます。 つまりこの時期、生まれたてのかわいいとねっこ(赤ちゃん馬)たちの写真や動画が大量に供給されるのです!!! そう、いわばスーパー☆とねっこタイム。 もちろん馬

グランメゾン・パリ的な何か 篇

 実は、宿敵ランラン対策として入手した『すごい物理学講義』を読み進めておりまして、まずは自らの学びのために要約的な感想を、と考えていたのですが、あまりにもイライラするのでいったん筆を置きました。  ということで、先週、福岡で見てきた映画について、公私ともにどうでもいいと思われるのですけれども、書き綴って参りたいと思います。  いヤァー、迷ったんすよねぇ。『孤独のグルメ』とどっちを観るか。  主演、監督、脚本を井之頭 吾郎こと松重 豊が演じておりまして、何せ、ただただご飯