【天気予報を見るのは、天気が知りたいだけじゃない】占い師を仕事にするために一番大切なこと
あなたが天気予報を使うときって、どんな時でしょうか。
出かける前とか、布団を干したいときとか、大事なイベントにオシャレをして出かけたいときとか…そんな感じですよね。
なぜそういう時に天気予報を見るかと言うと…
雨が降ると困るから=濡れたくないから
なぜ濡れたくないかと言うと…
濡れると不快だし、後々困るから=嫌なことを避けたいから
つまり、天気予報を見る理由は「嫌な目にあいたくないから」なんですね。
雨に濡れて風邪ひいたり、びしょ濡れで電車乗って周りにジロジロ見られたり、大事な服や靴や布団や洗濯物を濡らしたりしたくないから、天気予報を見て対策するわけです。
占いも、同じです。
確かに自分のことを見てもらうのが面白いっていう楽しみ方の方もいらっしゃいますが、そういう方よりも占いをよく使うのは「何かに不安がある人」です。
「もしかすると、ここまま行ったら嫌な展開が来るかも」とか「今の状況が嫌だから、変えたい」と思ってるから、「嫌」を避けるために占いに来ているのです。
天気予報を見るのが「雲の動きを知りたいから」とか「晴れか雨か知るのか好きだから」じゃないのと同じです。
「どうやったら嫌な思いをしないで済むかの対策がしたい」ということです。
ですから、「今日は雨が降りますよ」で終わりではなく「何時ごろにどれくらい降る」とか「小さい折り畳みで良いのか、大きい傘が必要なのか」とか「ちなみに寒くなりますよ」とか、そういうことが聞きたいのです。
行動をスムーズに行うためのサポートが欲しくて利用しているんです。
「あなたはデートを楽しみたいらしいけど、一日中土砂降りなのであきらめた方が良いですよ」みたいなことをバッサリ言っておしまいにする占い師さんも時々いますが、それでスッキリするのは占い師側だけです。
メディアが視聴者向けにやる占いでは「ズバズバ真実を突き付ける」ていう占いがよくありますが、あれで気持ち良いのは言う人と見てる人だけです。
占い師とお客様だけの空間でそれをやったら、その空間で気持ち良いのは占い師だけで、お金を出してるお客様が不快になって二度と来ないということが起きて終わりです。
占い師は、鑑定の結果だけをただ伝えて終わりではやっていけません。それだけならコンピューター占いで十分です。AIすらいらないでしょう。
人間が占うなら、占い結果に加えて「どういう気持ちでこの質問をしたのか」「本当はどんな言葉が欲しいのか」「何に対しての不安なのか」などを読み取った上で、そこをサポートし、不安感を軽くすることが出来るはずです。
そこの部分がどれだけできるかが、占い師の技量の全てとすら言えると思います。
占い師を目指されてる方、占い師をやってるけどなかなかお客様がつかないという方は、占いが正確かとか、当るかどうかとか、占術を増やすこととかではなく、「ご相談者様の不安感がどこにあるのか」と「何を言われたら楽になるのか」を考えてみてください。
「彼はAでBですね」と言うだけでお終いにしてないか、振り返ってみてください。
Bというのはどういう理由なのかとか、どうやったらCにできるかとか、Dにするとどうなるかとか、色んな方向に広げられるはずです。
ご相談者様がもし「どうしてもCになって欲しい」と思ってらっしゃるなら、「無理っぽいですねー」ではなく、どうにかしてCに近づけるための方法を一緒に探して、C変えるための行動を提案して、その努力に寄り添いましょう。
本当に無理な案件でも、そうやって頑張って考え続けて納得するところまでやり切ることで納得して下さることもありますし、目的や悩みが変化する場合もあります。
とにかくお客様の「〇になりたい」に対して徹頭徹尾ずっと寄り添うつもりで進めていきましょう。
占い師は、商売です。
お客様が望んだものを提供することでお金がもらえます。
お客様が「Cにしたい」と言ってるのに、こちらの勝手な判断でEやKを渡してはいけないのです。
それしか無いなら、なになら納得してもらえるかを探して、ちゃんとお客様が考えて選んだものをお届けしましょう。
椿寿堂では、占い師さんのサポートもしております。
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また遊びに来てくださいね。