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大きく変わってしまった世界のはじまりとともに
大きく変わってしまった世界の、新しい一年のはじまりとともに
以前から「やってみたらどう?」と言われていたブログ(note)に手をつけることにした。
東京藝術大学の大学院生で、アーティスト。
はじめまして、原 千夏といいます。
フィールドワークをもとにした作品を作ったり、パフォーマンスをしたりしています。
現在注力している、潜伏キリシタンの白磁製マリア観音像についての調査の中で起こったことを中心に、アートのこと、暮らしのことなどをつぶやいていく予定です。
このnoteの中でおいおい書いていきますが...
今、わたしの作品の土台となっている「潜伏キリシタン」というのは、ざっくり言うと、江戸〜明治時代の禁教期に密かにキリスト教を信仰してた人たちのこと。
歴史の教科書にちらっと書いてある程度で、知ってる人は少ない。
2018年に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」という名称で世界遺産登録されたから、それで少し知名度が上がったかもしれない。
あと、五島と言うと反応してくれる人もいる(「ワーケーション」や朝ドラで有名になったみたい)。
潜伏キリシタンについては、こちらのホームページにしっかりと説明がのっているので、興味がある人は読んでみてね。
きれいな景色も見れます。
(↓長崎の日の出)
![長崎の日の出](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42407156/picture_pc_ee9e75b3834613e594263586c61d42c4.jpg?width=1200)
潜伏キリシタンたちが信仰していたとされる「白磁製マリア観音像」。
この調査を始めたきっかけは、2011年に日本二十六聖人記念館というところで白磁製マリア観音像を見てきれいだと思ったから。すごくシンプル。
「きれい...!でも、一体どういう像なんだろう?」と疑問を持ってネットを調べてみたら全然情報がなく、関連書籍もあまりなかったから、じゃあ自分で調べよう!と始めた調査はもう5年以上続いている。
"誰かが命をかけて大切にしてきたものを後世に残したい"
そんな気持ちで、論文を書いたり、写真やインスタレーション作品を作ったりしてきた。
日本各地を巡るフィールドワークの中での体験、出会った人々からもらったたくさんの言葉が、自分の中に降り積もってる。
それをアウトプットしていきたい。
文章を書きたい気持ちはだいぶ前からあったけど、調査した資料や関係施設の情報はナイーブなものが多く、公開できる部分が少なかった。
でもちゃんとその部分に配慮しつつ、少しずつ出していこうと思ったのも、コロナ禍がきっかけ。
自由に動けたり人に会ったりできたのは、実はとても奇跡的なことだった。
今は「不要不急」になってしまった大切な体験を、書き残していきたい。
どうぞよろしくお願いします。
(トップ画像は、写真家の宮脇慎太郎さんに撮影いただいたものです)
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