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自己正当化と自己保身

自己保身と言う感情は人間は生き物なので、 
防衛本能に根差した反応なので、すべての人が持っています。 
なので、追い詰められたり、命の危険が迫ったりすると、
自己保身のための行動を取ることは正常な反応と言えます。
その結果、他者を傷つけたり、周囲に迷惑をかけたり、
最悪は法を犯したりします。

最近の Z 世代と呼ばれる人々は、プライドが傷つくことを
異常に忌避する傾向があり、此処で自己保身に走るのか?
と疑問に思うような物事でも、自己保身に走ります。

まぁ、何度も記事にしていますが、
確固たる自分の価値が確立していれば、
そのような些細なことで、プライドが傷つくことは無いのですが、
コスパ、タイパ至上主義で生きていると、
自分の価値をあげる努力をせず、自分に甘い判断から、
自分の価値は高いと勝手に自己評価を行い、
そこを批判されると、本当に自分の価値が大したことはないと
心の奥底では気が付いているので、反発し、
自己保身から自己正当化を行い、他者へ攻撃的な態度や言動をとります。

自分の部下ならば、管理者としてのノウハウとスキルを駆使して
プロフェッショナルとして育てます。
プロフェッショナルは自分を客観的にとらえ、自己研鑽も怠らないし、
自己保身を前面に出すことはしません。
なので、自己正当化をする必要もなく、
自己保身から他者を傷つけることも、周りに迷惑をかけることもしません。

昔の部下から最近の新人は言い訳ばかりで使えないという
愚痴の電話が来ましたが、
その昔の部下も最初は似たようなモノでした。
当時、自分が使っていたスキルの話をしたら、すぐに気が付いて、
そうでしたね。自分もそうでした。
あぁ、思い出した。何とかなりそうです。
と返事がきたので安心しました。

出来ると思っていた部下でも、最近の新人は手に余るみたいで、
どのスキルと、どのスキルを組み合わせて
アプローチすれば良いか戸惑う様です。

相手の立場を理解して、認知的共感をもとに、
相手の将来とか、明日、一か月先には、
この様な仕事をしてもらうと明確に伝え、
それが出来ればこのような評価になるよと、
教育指導するしかありません。

部下ならばこのような上司が教育指導してもらえますが、
この記事を読んで知る人はおそらく、そのような上司はいないのでしょう。

その場合、
まず、自覚しましょう。
自分に本当にどんな価値があるのか?
現在の立ち位置はどこなのか?
それから前に進むには何が不足しているのか?

苦しくても、プライドが傷ついても、本当の自分を知りましょう。

それさえ嫌な場合、それだけの人生を送ることになるのです。
それでも、自分のプライドを傷つけたくないという人は腐ったみかんです。
はっきり言いましょう、その様な人は組織にはいりません。
自ら辞めるか、周りのプレッシャーで辞めざるを得なくなります。

そうして不足している部分が明確になれば、
その不足している部分を埋める努力をすればよいだけです。
一度に多くはできません。
一つ一つ、出来ないことを潰していきましょう。

笑って、シアワセに生きれる人生を送れると良いですね。

まぁ、病理的に無理な人もいることは理解しています。
その場合も同じ、
まず自分は病気ではないかと客観的に考えてみましょう。

自覚がないと病院にも行きません。

そのうち病理が悪化して、親や兄弟に迷惑をかけるだけですよ。
病理が軽いうちに病院に行けば、今は良い薬も沢山あります。
治らなくても、生活は出来るようになるでしょう。

あなたは自覚していますか?

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