並々ならぬ招き猫への想いと思い
こんにちは。チルワカです。
最近、私的。やっっと!!発売出来た「招き猫ニャン」についてを書きたいと思います。
さて、そもそも招き猫とは?
右手を挙げているのが金運を招き、左手を挙げているのは人を招くとされています。
招き猫の手の高さにも意味があり、高くあげるほどに、遠い未来や遠方からも縁や幸福を呼び寄せるといわれ、
逆に、耳より低い位置だと、身近な幸せ、近い未来の福を招くという。みたいです。へぇ〜!
また、色別でも家庭円満、合格祈願など意味があり、
海外では「Lucky cat」や「Happy cat」と呼ばれて人気を集めているそうです。
招き猫の由来は?
江戸時代頃から今の招き猫の形が出来たと言われていて、諸説各地にあるようでが、、。
猫が招き入れた事で激しい雷雨を免れる事が出来た事というお話や、
猫は農作物や蚕を食べるネズミを駆除するため神の使いとされたり、
ほかにも、浅草で暮らす高齢の女性が、貧しさのあまり愛猫を手放したところ、夢枕に猫が立ち「自分の姿を作るように」と伝えられた。そこで猫の土人形を今戸焼で作り、売ったところ大人気となったというお話などなど。
調べると沢山出てくるのですが、いずれにせよ日本人と猫ちゃんとの親交が伺えるほっこりエピソードが多数。
猫好きな日本人と猫ちゃんとの絆が伺える歴史がここにありますね。
招き猫を作ろうと思ったきっかけ。
そもそもの始まりは3年前の2020年。
私はワールドアートドバイと言う、ドバイで開かれる大きなアートフェアに参加した事がきっかけです。
特大の会場に何百という絵の販売をするブースが並び、世界中のアーティストが展示販売やライブペイントなど行い、各国のバイヤーが集まる大きな展示会でした。
何百何千と言う絵がある中、3日間の展示会で私の居たブースで世界中の人が必ず足を止める絵がありました。
そう、それは猫の絵の前!
イスラム教、ムスリム、などいろんな宗教や文化の方も沢山。
犬は宗教上、不浄とされて嫌煙されたりするそうですが、
なんのその!ワンコを差し置き、宗教や国柄を超えての、お猫さまの人気を目の当たりにした体験でした。
このアートフェア、必ずまた出店したい!と熱い思いと共に、
「日本の文化の招き猫を持って行ったら人気がでるんじゃない?」と
一緒に行っていた友人と盛り上がった一夜。
日本の文化に当たり前に根付いていた招き猫。そう、身近にいたではないですか。
日本の猫ちゃんが!
しかも、縁起物として可愛がられている招き猫。
日本のカルチャーをもっと海外にも広げる事が出来る。なんて、、、
なんとワクワクする事だろう!と思ったのがきっかけです。
オリジナルの招き猫を作りたい。
しかし、私の招き猫のイメージといえば
昔ながらのお母さんが切り盛りしているような定食屋さんや、赤提灯の居酒屋屋さんの隅っこに置いてあるような、白くて目がギョロっとして小判を持っている招き猫。
あの独特な見た目とデザインはどんなおしゃれな空間でも、
「我はここにおる!」ばりに、その周りだけめちゃくちゃ和な空気を放ちまくっている印象なのです。
もっといろんなインテリアにもマッチして、自分だけの猫を迎えて飾りたくなるような、そんなポップなオリジナルの招き猫を作りたいなぁ。と思ったのです。
人を想う日本人の心。
話は変わり、今年の春に娘を出産しました。妊娠中「無事に出産できますように」と安産祈願のお守りをいくつか頂きました。
お守りの効力がどうの。と言うよりも、「あぁ、お守りって贈ってくれた人の気持ちが一番だなぁ」と、とっても温かい気持ちと本当に嬉しい気持ちになりました。
日本のカルチャーには、人を想うと言う真心とか大切にする気持ちと一緒に御守りや、縁起物が根付いているんではないかなぁと思うんです。
その素敵な形の中にある招き猫をこれからも残していきたいなぁ。と思うのでした。
アートを通して届けたい想い。
そして、私が思う事。アートを作る人間として、私の根源にある思いは「人を幸せにしたい、笑顔にしたい」なのです。
本当、その想いにつきます。
自分の描いた絵を見て「ねぇ見て見て、あれ可愛いねー!」と楽しくなったり、私のアートを贈られた人が笑顔になったり、家に飾った事で心地いい空間になったり。
そんな風になれるものを届けたい。と日々思い、無意識に私は明るい色を手に取ります。
その中で、新しい生活へ、新店祝いやお祝い事に、自分への験担ぎに。と自分や大切な人に贈りたい気持ちと一緒に存在できる招き猫をお届け出来る。
それって私の本当にしたかった事と繋がってる!と強く思うと共に、
「迎えてから良いことがあるな!」とか「この招き猫と一緒に、頑張ってこう!」って日々の生活がほんの少しでも心が潤うように。
迎えてくれた人、みんなを絶対幸せにしたい!と製作する手により一層強い想いがこもります。
オリジナル招き猫へのこだわり。
私の作る招き猫はカラフルが特徴的。それぞれみんな好きな色があるように、
その色が見えることで心地良いと感じる色があると思います。そんな自分の心地いい色を選ぶも良し、色別のご利益も違っているので自分の欲しいパワーから選んでも良し。
そして、猫ちゃんが同じ三毛猫でもみんな違うように、私の招き猫も同じような柄でもそれぞれ個性がある様にと。
全く同じものは製作していません。
最初から最後まで1匹1匹手書きで絵付けをして、ヒゲの生え方、目の色、それぞれ違う個体になっています。
沢山あるカラーバリエーションから好きな色や柄を探すワクワク感や
「この子だ!」という運命的な感覚も楽しんで欲しいなぁと思います。
招き猫といえば、座布団に座っているイメージ。ですが、
洋風なインテリア、和風な空間、どこにでもマッチする様に。
座布団ではなくナチュラルな木で出来た台座を選びました。
その木の温もりと新しい招き猫のスタイルも楽しんで欲しいです。
私の夢と目標。
数年前、オーストラリアから帰国後に車中泊で日本一周47都道府県全て回るという旅をしていました。
旅を通して「自分の手先の器用さや、才能を生かして何か日本の伝統工芸みたいなものを残していける事は出来ないかなぁ」と漠然と考えていました。
巡り巡って、今招き猫という形で私の手元に回ってきたようです。
私の目標は、迎えてくれたみんなが幸せになる猫ちゃんを沢山お届けする事!
そして、いつかまたこの招き猫たちを100匹持って、あのドバイのアートフェアに参加したいのです。
縁起物として可愛がって来た日本のカルチャーを世界中の人にももっと広めていきたい。
カラフルでポップな可愛い猫たちでみんなをお迎えして
「ジャパニーズカルチャー!オーマイガッ!」って言わせたい。
いつか世界のどこかのお家で、ちょこんと福を招くパートナーになりたい。
贈ってもらった世界の人を笑顔にしたい。
世界のどこかで、日本のハッピーな文化が受け入れられて可愛がってもらえるって良いなぁって思います。
来年は猫100匹かなー。とか考えながら、でも手作業でゆっくり丁寧に。
1匹1匹を生んでいきたいと思います。
そんな私の作る招き猫は、親しみと可愛さを込めて。
「招き猫ニャン」とさせて頂きます。
そんな招き猫ニャンとあなたとご縁があったら嬉しい限りです。長い長い私の想いを読んでくれてありがとうございました!
では、また。