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お皿を2枚買った話。

今日は、休みだった。友人に誘われて、器の作陶展へ。最近、器日和が続いている。

会場となっているお店に置かれてある本、匂い、家具に懐かしさを覚えた。昔、わたしが惹かれたコトバが散りばめられていた。こういう色味が好きだった。原初的なパンチのあるコトバ。今はちょっと違う。壮大さよりも、ささやかな日常に目が向いている。

展示会の器、エネルギーが凄まじかった。自然と対峙?対話?なんだろう、調和ではなく、あ、融合!✨しているのが伝わってくるような作品ばかり。自然釉薬も手作り。30代前半の若い作家さん、🔥を信仰しているとフライヤーに書いてあった。作陶のテーマは「祈り」。惹かれた器が2枚、1枚は、桜と菜の花の釉薬の平皿。きっと、先日の旅路で観た景色が反映されてのこと。今日は、作家さん御本人は在廊されておらず、いつか直接、窯へ伺って、御本人から直接買いたいな、と思って手に取ったお皿を戻した。

友人が、もう1軒行きたいギャラリーがあるというので、そちらへ。益子と美濃焼を扱う器屋さんだった。

エネルギーこそ感じないものの、スタッキング良さげな器が並ぶ。ここで手にしたお皿、黒い小さな菓子皿。わたしは、それを2枚買った。お皿を買う時に、誰とどんな料理を食べるか、想像する自分が居る。これは、十数年ずっと続いているわたしの空想癖。笑

わたしは、同じお皿を2枚手に取ったのだけれど、それに浮かべた誰かの存在。誰とどんなモノを食べるのかまでハッキリ浮かんでいた。

最近になって気付いてしまった自分の気持ち。ある出来事で、突然、不意に泣いていた自分が居て、びっくり。それから自分の気持ちに気が付くという愚かさ。ちょっと遅かったんですがね。それでも、わたしは、同じお皿を2枚買った。

今日観た🌸は、散り始めていたけれど、とても和やかに優しく綺麗でキラキラしていた。

友人と、今年度の仕事との向き合い方について、お互い話を聴いてもらいながら、自分で下した今年度の働き方について再確認みたいな作業。これで良かったのだと思える時間の使い方をしたい。

食事に向かう道中、れんげ畑を見つけた。ちょっと車を止めさせてもらって、れんげ畑に降りた。これからすごい勢いで植物達が育つ季節がやってくる。そうこうしているうちに、1年なんてあっという間。もう暫く、このまま、ぼーっとして、気力と体力が回復さしたら、わたしは先へ行きたい。

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