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PISAから考えた社会科学習の在り方
被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます
地震からの6日目を迎えますが、厳しい状況が続いています。
余震がおさまらず、震度5強の揺れが何度も襲っています。
また、大雨や大雪の予報も出ており、土砂災害の危険性もあるそうです。
今この瞬間も、救援にあたっている方々への感謝の気持ちと、一刻も早く救援が進むことを願っています。
PISAと社会科
昨日は、オンラインでPISAについての講座がありました。
PISAとは、OECDが行なっている国際的な学習状況調査で、3年に1度行われています。
対象は、義務教育が終了した子どもで、日本では高校1年生が受けています。
コンピュータを使用して、様々な組み合わせの問題の中から1つの組み合わせの問題を回答するそうです。
調査する分野として、読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3つがあり、今回は数学的リテラシーが中心分野でした。
単なる知識や技能ではなく、実生活のさまざまな場面で直面する課題にどの程度活用できるかを測ることを目的とした調査になります。
国立教育政策研究所による結果の概要レポートは、こちらをご覧ください。
https://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/pdf/2022/01_point_2.pdf
この調査の問題を見るとわかりますが、社会科で資料から情報を探す(考察する)場面そのものだということです。
社会科では、統計情報をもとに、傾向を調べたり、根拠にしたりします。
数学的リテラシーを身につけることで、統計情報を正確に読み取り、利用することができるわけです。
算数や数学の時間に、社会科の資料を使って情報を正確に読み取るような学習をしていく必要もあります。
また、社会科において扱う統計資料も、古いものではなく常に生きたものを見つけて読み解いていくような学習が必要でしょう。
今回は、PISAから考えた社会科の在り方について書きました。
お読みいただき、ありがとうございました。
ご参考になれば幸いです。