自己調整学習#2 夏の学び【14】
今回の自己調整学習で参考にしたのは、桃山学院大学の木村明憲先生のご著書です。
自己調整学習とは何か、というところから本は始まっています。
木村先生が自己調整学習の研究を始められたのは、授業づくりを単元で考えることを重要視するようになったからだと書かれています。
授業づくり、教材研究というと、1時間の授業のねらいを考えたり、展開を考えたりすることが頭に浮かぶ方もいるのではないでしょうか。
授業を考える際は、1時間1時間の点で考えるのでは無く、単元という線にして考えるようにするべきです。
そうすることで、単元でつけたい力も明確になり、活動にも芯が通ることになります。
こうした単元で考えた時に、学習の進み具合を確認したり、振り返って調整したりするのに、自己調整学習の見識が役に立つ、ということになります。
また、外国の学校に見学に行った際のエピソードものっています。
その学校では、教室や学習する内容を自分で決めることになっています。
その際に重要なのは、自分の感情をコントロールすることだそうです。
学習指導要領の資質・能力の三本柱のうち、学びに向かう力・人間性に関わる力です。
それはどう関わりがあるのか、書きていきたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございました。
ご参考になれば幸いです。