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民主主義を学習する

本日は、定期的に行なっている社会参画学習会の読書会でした。前回から引き続き課題図書はガート・ビースタの『民主主義を学習する』です。
この本は、とても難解で、前回第1章を読んだのですが、1人では進めるのはとても難しかったです。
その内容は、シチズンシップ教育するから、民主主義学習するへの移行ということでした。
ビースタは、単に知識やスキルを伝達するだけが教育ではない、良い教育とは何かと言うことを考えている研究者です。
シチズンシップを教授するのではなく、若者が日常生活の様々な文脈や経験を通して、自ら民主主義を学習すると言うことを述べています。
教育内容と言うのは、日本であれば文部科学省が決めた学習指導要領に基づいていますが、その内容は現在の課題をもとに、未来の社会のあり方を考えて、そのために必要な資質や能力を育てていくと言う視点で作られています。これがビースタの言うところの「教育の社会化」ということなのだろうと思います。
シチズンシップ教育は、イギリスを中心に発展してきたものですが、ビースタはその問題点を指摘しているのです。
読み進めていく上で、そもそもビースタがどのような考えを持っているのかと言う背景をしっかりと捉えた上ででないと読み進めていくことが難しいと言うことになり、本日の読書会を終えました。
note に書評を書いている方がいたので引用させていただきました。ありがとうございました。

今回は、民主主義を学習するの第2章を読んだことについて書きました。最後までお読みいただきありがとうございました。ご質問やご感想はお気軽にコメントいただけたら嬉しいです。

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