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ベルリン暮らしで喜びを感じた瞬間〜人間関係編
こんにちは!ベルリン在住のちかよりみちです。
久しぶりのnoteになってしまいましたが、みなさんはお元気でしたか?
実は、先々週から先週にかけて、ベルリンでは、インフルエンザが大流行していました。
病院や店舗、幼稚園などで、多くの人が病欠のため、どこへ行っても混んでいたり、手一杯の様子が見受けられました。
これまでは見ている側でしたが、早朝バイトを始め、今度は働く側へと状況が変わり、まあ大変でした。
さらに、3回(も)祝うドイツ流の誕生日会が重なり、毎週のように誕生日会の計画・準備・運営と慌ただしく、やらなければならないことが盛りだくさんでした。
それらを無事にやり遂げた今、肩の荷が降り、ホッとしています。
***
そんな慌ただしい月ではあったのですが、先日バイト先の店長の送別会がありました。
送別会はレストランで行われ、その時に感動の瞬間があったので、今回のテーマとしてまとめました。
どうぞご覧ください。
短期間で人が去る
ベルリン暮らしで1番驚くこと。
それは、人の出入りの速さです。
幼稚園の先生は、次から次に辞めて行き、常に新しい先生がいます。
行きつけの美容院は、予約なしでふらっと立ち寄れる点が気に入っているのですが、一度切ってもらっても、美容師の方はすぐに辞めてしまうので、翌月に指名はできません。
数年前まで日本で働いていた時も、人の出入りが速かったのですが、それでも2〜3年のサイクルでした。
ベルリンでは、数週間や数ヶ月とさらに短期間で人が去って行きます。
新しい出会いがあっても、次は無いと考え、その時々を大切にする意識がより高まるようになりました。
まさに一期一会の世界です。
突然のお別れ
今のバイト先には、クリスマスの少し前に応募しました。
面接で出会った店長は、これまでに会ったドイツ人の中でも例がないほど、物腰が柔らかく、言葉の端々に相手への気遣いが感じられる話し方をする人でした。
その店長が辞めてしまうと聞いたのは、年明け。
驚いた反面、またか…とベルリンの人の去る速さに再び悲しみを覚えました。
もっと一緒に働きたかった…。
送別会
そうして、出会ってからあっという間にお別れの時を迎えてしまいました。
短期間とはいえ、印象が強かったのと、採用してくれた感謝の気持ちが溢れんばかりだったので、送別会にはもちろん駆けつけました。
ベルリンに移住して2年半になりますが、夜に出かけるのは初めて。
夜に1人で出歩く治安的な怖さと、子どもをパパにお願いした罪悪感を感じつつも、感謝の気持ちを伝えたくて、送別会へ向かいました。
レストランでの様子
送別会には、同じ店舗で働く老若男女、多くの人が集まりました。
ドイツ語を話すドイツ人の集まりでしたが、ベルリンのドイツ人は多種多様なバックグラウンドを持つ人が多く、親や親戚、パートナーが外国人である人もたくさんいます。
また、2言語以上を話す割合も高く、お互いの文化や価値観を尊重し、寛容です。
多文化多国籍の都市に見られる特長とも言えます。
(昔、トロントに留学した時にも同じ様な印象を受けました。)
年齢やバックグラウンドへの差別が無く、お互いを気遣いながら話し、笑い声が絶えず、一緒に楽しい時間を過ごしました。
仕事中は忙しく、なかなかゆっくり話せなかったのですが、この送別会を通じて話す機会が得られ、同僚とも距離が縮まりました。
類は友を呼ぶ
送別会を通じて学んだことは、ベルリンという土地柄、人々が寛容かつ柔軟であることに加え、店舗に勤める同僚たちを採用した店長自身の人柄が皆を引き寄せたのだと感じました。
今は店長は居なくなってしまいましたが、採用してもらえたことや、自分が素敵だなと思える集団に属せていることに感謝の気持ちを忘れずに働いています。
余談
送別会中に年齢の話になりました。
なんと店長は
25歳!
自分が25歳の時を振り返ると恥ずかしい。
穏やかで物腰が柔らかく、落ち着いて対処する力や、ましてや人を採用することはできただろうか?
ふと考えさせられました。
店長は、来年日本に旅行へ行くと話していたので、すらっと背が高く、物腰の柔らかいドイツ人を見かけたら、優しくしてあげてくださいね。
まとめ
ベルリン暮らしでは、人との出会いは一期一会。
また、多文化多国籍の国際都市で暮らす人々は、年齢やバックグラウンドに関係なく、寛容です。
もちろん治安やさまざまな問題はありますが、この様に良いと感じられることもあります。
今回は、ベルリン暮らしの嬉しい瞬間のご紹介でした。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それではまた。
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