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ドイツで祝う大晦日。日が暮れる前に急げ!〜逃げ遅れるな編

新年あけましておめでとうございます!

ベルリン在住のちかよりみちです。

今回は、移住後3回目の大晦日でようやくドイツらしい過ごし方をできたので、まとめました。


大晦日のベルリン

クリスマスマーケットの解体が進む中、午後16時くらいまでは、スーパーや衣料品店、カフェやレストランなどが営業しており、年内最後の買い出しで人が多く、どこも混雑していました。

ユニクロに店舗取り寄せをしていたので、取りに行ってから、旦那と子どもと合流。

子どもがリクエストしたお店へお昼を食べに向かいます。

ドイツで1番おいしい店

ベルリン動物園から地下鉄のWittenbergplatz 駅へ歩いていく途中にあるWittyという名前のお店。

カリーブルスト専門店のこちらは、ベルリン空港にもあります。

なぜおいしいのかと言えば、オーガニックで食べた後、胃にもたれないんです!

過去、ドイツ国内でかなりのカリーブルストを食べてきましたが、ここが1番おいしい!と感じたので、空港かベルリン動物園へお立ち寄りの際はお試しください。

さて、お昼を食べたらデザート。

大晦日のベルリンデザート

実は、ベルリンには大晦日に食べるベルリーナと呼ばれる揚げドーナツがあります。

ドイツ国内でも買えるものの、ベルリンではパン屋のショーケースが全てこの揚げドーナツになるほどの名物として売られています。

左が定番のジャム入り。中央から右は卵酒入り。普段お酒を飲まないのですが、大晦日は特別に。砂糖にどっぷりと浸かった様子がカロリーの高さを物語っています…。

お腹を満たしたら、急ぎます。

日没前に急げ!

元旦はお店がどこも閉まるので、数日分の買い物をサッと済ませます。

急ぐ理由は、暗くなり始めると爆竹と花火の嵐が始まるからです。

爆竹はとにかく音が大きく、戦地から来た避難民へ驚いたり、恐れないように警告がされるほど。

また、花火は各個人がスーパーやホームセンターで買い、連射式の大きな打ち上げ型や手持ち型花火を自由に道端や駐車場で楽しみます。

残念ながら、良識を持たない人も居るので、人に向けて打ったり、道のゴミ箱を爆破させたりとニュースで取り上げられるようなことも起きてしまうのが現実です。

昔、ミュンヘンの野外イベント地域で大晦日を過ごしたことがあるのですが、最悪でした。

爆音の爆竹が鳴りっぱなしで、一緒に居た旦那や友人の声は聞こえない。

顔面近くにロケット花火が何発も飛んで来た。

酔っ払いが手に持ったガラス瓶を割り、ケガをしても気付かずにのしかかってきた。

日付が変わり、人集りに押しやられ体が宙に浮いてしまい、身動きが取れなかった。

と、散々でした。

初めてドイツの大都市で過ごす大晦日で楽しみにしていたものの、爆音と恐怖に涙が出てしまったのを覚えています。

場所は違えど、大都市であるベルリン。

小さな子どもがいる今、爆竹と花火の嵐が始まる前に家に居たかったのです。

では、小さな子どもが居る家庭は何をするかというと…

大晦日の家での楽しみ

何と、室内花火をします!

しましまの筒は紙テープで、色別にちぎって投げたり、息を吹きかけると弧を描いて宙を舞います。半分くらいはクラッカーで、子ども用に音も小さく配慮されていました。
紙吹雪の他には、小さなおもちゃがポーンと飛び出すクラッカーもあり、子どもが喜んでいました。

おまけ

ちなみに夕飯はサッパリとお寿司を食べました。

新しいレシピに挑戦しようと思っていたのですが、予想外なことにお肉が売り切れ。

メイン料理が作れなくなりガッカリしていると、おいしそうなお寿司が目に入り、思わず手に取りました。

スーパーに売っていますが、高いので特別な日にしか食べません。でも、今日はその特別な日!

まとめ

昭和生まれの日本人としては、大晦日は家でこたつに入りながら、年越しそばを食べ、紅白を見て、除夜の鐘に耳を澄まし、年の移り変わりを楽しみたいというのが本音ですが…

郷に入っては郷に従え。

ドイツはドイツでいろいろな楽しみ方があり、生まれ育った国とは違いますが、楽しいひとときを過ごせました。

言葉は文化の上に成り立っているので、現地の楽しみ方を体験してみるのもいいなあと感じた年越しでした。

今年1年も、どうぞよろしくお願いします!

それではまた。

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