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「短気は損気」に気づき、改善できれば、余生は穏やかに!
怒りっぽい人、キレ易い人は案外多い。筆者もどちらかと言えば、若かりし頃は、カミソリと言われるほど、怒りっぽい人間に属していた。
自分の主張が正義正論であっても、外されると激怒する。自分の思い通りに事が運ばねば、辺り構わず激昂する。そして、罵詈雑言を吐き散らし、相手を恫喝する。
この流れは、互いに「信頼関係」を生み出すことはなく、次第にその状態が酷くなれば、気づいた頃には、周囲に人が居なくなってしまう。
そこで、どんなに深謝しようが、助けを呼ぼうが、誠意を見せて動こうとしても、後の祭りである。一度「信頼」を失墜すれば、そう簡単に双六のように振り出しへは戻れない。
このメカニズムを理解せずして、幼少期から青年期、壮年期、老年期と延々と続いてしまうと、日々イライラが募るばかりで、「激昂だらけの人生」になってしまう。
昔から、「短気は損気」と戒めの諺があるように、どう振り返ってみても、「短気」を起こして、良い結果になったことは皆無である。強行し、思い通りになったとしても、結果は「最悪のシナリオ」となるばかり。
自分自身の「アンガー」を制御するには、前頭葉に問題があると聞いたことがある。それが、段々と歳を重ねて行く中で、「短気は損気」に気づき、改善した人は穏やかな人生を送れるに違いない。
それに反して、「短気は損気」に気づかず、更に歳を重ねると、大抵の人間は前頭葉が萎縮して、「アンガー・マネジメント」が機能不全となり、余計に怒りっぽくなると、医学的に実証されている。
ネットで調べてみると、加齢とともに「前頭葉機能」が低下し、更に、「前頭葉萎縮」が起きると、判断力も低下、感情コントロールができずに、「怒りスイッチ」が入り易く、その怒りが「激昂」になるも、完全制御不能となるらしい。
また、それが「認知症」の初期段階と言うのだから、空恐ろしいことになる。そこで、「認知症」を調べてみると、その予備軍は三人に一人という、とんでもない結果が出ているようで、これまた空恐ろしい。
クワバラ、クワバラ!
私事で大変申し訳ないが、祖父(92歳で他界)、祖母(73歳で他界)を思い起こせば、「認知症」の症状は全くなく、静かに電池が切れた。母は若くして(66歳)他界したが、父(86歳で他界)を思い起こしても、他界する2ヶ月前までは、何の違和感も感じることはなかった。
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