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負のスパイラルに入り込んだ人は、表を歩いているのか裏を歩いているのかも分からず、他人様の心の声も聞こえなくなる。

 『男に二言はない』という昭和的な言葉。しかし、『二言はない』は、信頼関係を維持するには必要不可欠であり、すこぶる重要な約束への意志を表す。

 しかし、負のスパイラルに入り込んだ人は、迷走に迷走を続ける。それも、同じタイミングで、同じパターンで、同じ醜態を曝け出す。

 一端の大人が、つまらん状態に陥って良いものか。自分自身を変えるという勇気もないから、その周囲も変わらない。単に、息吸って、飯食って、与えられた仕事をするという具合に、惰性の雇われ人となっているに過ぎない。

 そこには新たな発見も感動も達成感もありゃしない。常に他力本願、命令待ちの受身状態。知恵を絞って、新たな世界を目指して突進する姿が見えない。話を聞けば、ネガティブな言い訳だらけ。完全に負のスパイラルに絡まれている。

 先ず、電話を掛けて、即座にコールバックがないところに、卑怯なる逃げを感じる。大切なものを忘れ、重要なものを避けて、逃げの小道を突っ走る。しかし、そのパターンも食傷気味になると、次はどんな挙動に出るのだろうか。

 決めたことを決めた通りにできない。日々の愚行の連続により、皆との信頼関係に亀裂を生じさせて良いのか。また、大人として、恥ずかしさの境界線への意識も回らない。何とも、情けなやである。

 軸は揺れに揺れ、毎日、軸の中心が変わっている。口が酸っぱくなるほどサジェストしても、心に伝わらない。耳栓して、聞いたふりして、聴いていない。目の前の改善すべきことも、完璧放置の状態となり、閉口してしまう。

 常に、一つの動きが遅すぎる。空回りの連続が自信喪失をもたらし、毎回毎回、同じサイクルにて空回りばかりが飛び出してくる。今まで、根拠なき自信過剰で生きてきたツケが、今頃になって舞い降りてきたのかもしれない。

 もしかすると、悪徳経営者の下で数十年飼い慣らされて、人として『筋道を通す』べき本来の姿が見えなくなってしまったのだろう。『イエスマン』を強要する恐怖経営愛好家。そんな偽善者がボスならば、誤ったベクトルにも気づくはずはない。

 『負のスパイラル』からの脱出の道は、己を信じ、勇気を持って自己研鑽することだ。更に、狙いを澄まして、遣るべきこと完遂する。それしか、道は残されていない。それが、後々、自分の身を助けることになるのだから。


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