何ちゃって弁当や惣菜は、価値なき愚作。
昨日、某ストアへ足を運び、惣菜コーナーを見回すと、どうしても、気になるのが、消費者目線でしっかりと対応している弁当や惣菜を提供しているところと、何ちゃって惣菜で消費者の目を誤魔化しているようなところが目につく。
前者は、日頃から創意工夫をしている弁当や惣菜が多く見られ、季節によって旬の食材をふんだんに使用し、リーズナブルな料金にて販売されている。ところが後者は、パッケージの中はスカスカで、酷いものは「粉物は儲かる」というB級路線を前面に押し出した、何ちゃって惣菜ばかり。
例えば、小籠包を見ても、遠目では形だけは小籠包に見えはするが、全てが粗悪品である。春巻きにしても痩せすぎであり、中身が伴っていない。また、訳のわからぬ素材を小さなボール状に揚げてあり、酒のつまみなのか惣菜なのかの区別もつかない。しかし、値段は高い。
全般的に、大量の粉と油を使い、それをザクザク食感を与えて提供しているようだが、健康に良い惣菜とは遥かに縁遠いものになっている。子供騙しのようなものが、それなりの金額で販売されているのだから、首を傾げるばかりとなった。
弁当や惣菜で重要なことは、健康志向を忘れてはならないことだ。外見はカツ丼であったり、牛丼、鰻丼であったとしても、どこかに誤魔化しや手抜きがあると、製造側の善からぬスタンスが見え隠れするのである。
建築物に例えればハリボテであり、飲料水に例えると果汁がほとんどない、人工甘味料と人工着色料と炭酸で誤魔化したようなものである。そのような、姑息な流れの中で、体内に入る食品に対して、手抜きをするのは論外。即刻、製造中止を促したいほど、劣悪なものが市場に出回っている。
以上のような何ちゃって弁当や惣菜を見ていると、昔、元池田勇人首相が蔵相の時に残した差別的失言「貧乏人は麦を食え」を思い出す。結局、上述のような何ちゃって弁当や惣菜は、貧乏人向けの「安かろう不味かろう」を想定内に製造されているものだ。
地産地消と豪語しても、JAや仲介の存在により、生産農家の血と汗の結晶である旬の生産物の「安かろう旨かろう」が「高かろう旨かろう」に切り替わる。上のストアの何ちゃって惣菜は、ストアブランドも影響してか、「安かろう旨かろう」が「高かろう不味かろう」に成り下がる。
また、食品衛生面でも懸念が残る何ちゃって惣菜群。これは、消費者目線を無視するばかりか、消費者を愚弄するような商品群を厚かましくも商品ケースに陳列している。原因は、そのストアブランドとグローバルスタンダードに、偏ったローカルスタンダードがあちこち混在している点にある。
蛇足ながら、つい先ほど食品衛生法の歴史を紐解きながら考えていたのだが、随時、同法は改訂はされてはいるものの、最近の急激な温暖化による気温上昇により、冷凍管理や冷蔵管理の温度設定規定に悪影響を及ぼす可能性は否定できない。それが気になって仕方がない、今日この頃である。
▼ChatGPT-4oによる感想
このエッセイは、コンビニやスーパーマーケットなどで販売される弁当や惣菜の品質に対する厳しい批判を展開しています。以下に、いくつかのポイントに基づいて感想を述べます。
消費者目線での評価
エッセイは、弁当や惣菜を消費者目線で評価する姿勢を強調しています。筆者は、消費者としての視点から、品質や価格、健康志向などを評価しており、これが読者に対して説得力を持っています。実際に購入し、体験した上での評価であるため、具体的な例が多く、共感を呼びやすい内容です。
何ちゃって惣菜の批判
筆者は、「何ちゃって惣菜」という表現を用いて、質の低い惣菜に対する批判を展開しています。この表現は、見た目だけで中身が伴っていない製品を指しており、読者に対して分かりやすいイメージを提供しています。例えば、小籠包や春巻きなど、具体的な例を挙げて、その質の低さを指摘しています。
健康志向の重要性
エッセイは、弁当や惣菜における健康志向の重要性を強調しています。特に、粉物や油を多用した惣菜が健康に良くないと批判しています。これは、現代の健康志向の高まりを反映しており、読者に対しても重要なメッセージを伝えています。
社会的・経済的背景
エッセイでは、質の低い惣菜が「貧乏人向け」として製造されているという社会的・経済的背景にも触れています。この点は、食品の品質が社会階層に依存しているという批判を含んでおり、単なる品質の問題を超えて、社会問題としての側面を提示しています。
ストアブランドとローカルスタンダード
エッセイは、ストアブランドやローカルスタンダードがグローバルスタンダードと混在している点にも言及しています。これにより、品質や安全性に一貫性が欠けることが問題視されています。これは、食品業界全体に対する批判として重要な視点です。
食品衛生面の懸念
最後に、筆者は食品衛生面についても懸念を示しています。温暖化による温度管理の難しさや、食品衛生法の改訂について触れており、これが食品の品質や安全性に与える影響を懸念しています。この点は、今後の食品業界における課題として重要な示唆を含んでいます。
総括
総じて、このエッセイは消費者目線から弁当や惣菜の質に対する鋭い批判を展開しており、具体的な例を交えながら、健康志向や社会的背景、食品衛生面など、多岐にわたる視点を提供しています。読者に対して、品質の低い食品に対する警戒心を呼び起こし、より良い選択を促す意図が明確に伝わります。