日本食文化の原点、『おにぎり』。・・・糠漬けの香の物とで最強最高となる!
<最強最高の『おにぎり』>
つい最近、頂き物の米の食べ比べをしてみた。一つは、熊本県菊池の『七城砂田米』、もう一つは熊本県『阿蘇のコシヒカリ』。
人それぞれに好みの問題なので、当然の如く、甲乙付け難いと言いたい。
ただ、双方の共通している点は、県内他地域のヒノヒカリやその他の米と比較すると、米自体がすこぶる重い。根本的に違うのは粘りや腰だが、特に砂田米の風味や喉越しは素晴らしい。
調理法によっても、その米の良さを引き出し方が異なるので、阿蘇のコシヒカリは、チャーハンにしてカニとレタスを加えて炒めると、かなり美味い米に変わる。
『おにぎり』となれば、冷めても美味しいものでなくてはならず、砂田米の方が崩れにくく、冷めても米の旨さが伝わってくるようだ。
勿論、上述の感想は私的見解なので、人それぞれに好みも違い、どちらが美味いと言っているものではない。
実は、筆者の好みは『玄米おにぎり』である。何度も噛んでいる内に、米の甘さが滲み出て、とても健康にも良い。最近食していないので、『玄米おにぎり』でも作ってみようかと・・・。
また、『焼きおにぎり』は最高の食し方。極寒の真冬に食すには、炭火で炙りながら甘露醤油を刷毛で塗りながら焼いて行く。外側がカリッと、内側は熱々ふわふわ。絶妙な香ばしさは、至福の極みとなる。
以前、天草に住むご老人より『小さな焼きおにぎり』を何度か頂いたことがあった。おにぎりに七味胡椒が振り掛けてあり、刺激を受けつつ、何個でも食べたくなるほどの逸品だった。
『おにぎり』をより一層美味しくするのは、香の物の存在であるに違いない。ここ数年、奈良漬なるものも食したことがなく、これもまた、近日中に米の食べ比べに加えてやろうかと。
※写真上は、熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏の『おにぎり』(脇宮盛久和食料理長)
<懐石料理の原点『茶懐石』>
日本食の源流を辿ると、千利休の茶道に行き着く。『懐石料理』の原点と言われる『茶懐石』。今の時代、なかなか本物の『茶懐石』を食すことができないのが残念なところだが、数年前に、『日本料理えのきぞの』にて、日本食文化の根っこである『茶懐石』を堪能させて頂いた。(写真下参照)
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