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桜えび弁当と根菜類の煮物・・・

 先般、静岡の親しい友人より贈られてきた静岡名物に魅せられてしまったのか、日頃通っている百貨店アンテナショップのスーパーで弁当を見て回っていると、瞬間的に目に留まったのが桜えび弁当だった。

 値段は安いが、おかずよりも桜えびご飯に力を入れているようで、それだけ食べても良いかと思い、ゲットした。更に、最近は根菜類が不足している(積極的に食べない)ので、ついでに写真下の惣菜もゲット。数日前の夜食となった。

 先ず、桜えび弁当の感想である。電子レンジで温めて、テーブルで蓋を取ると、部屋全体に桜えびの香りが漂った。甲殻類特有の食欲を唆る香りである。予想通り、おかずは三流品。値段が安いので文句は言えないが、ちょいと酷過ぎる。

 次に、根菜類の煮物だが、以前、同店に「この煮物は味付け抜群で安いけれども、レンコンとタケノコは、言葉は悪いけれども家畜の餌のように硬い。」と言ったことを思い出した。

 「確かに、メーカーへ申し伝えます!」とのことだったので、今回は、検証のための購入とした。残念ながら、改善されている形跡はなく、レンコンもタケノコも、食材としての質は硬く最低だった。

 美味なる味付けにて他の食材は美味しく食せるのに、何故、育ちすぎたタケノコや硬い蓮根を分厚く切るのだろうと、首を傾げたのである。原価計算最優先でやっていると、こういった惣菜になってしまいがちである。

 食品ロスが叫ばれる昨今であるが、庶民の口に入る惣菜は、値段の割には、あまりにも粗末なものが多いことに、今更ながら気付かされたような気がする。

 田舎に行けば、市場に出さぬ野菜などわんさ余っており、捨てるものも多い。更に、このような弁当や惣菜でも、売り残れば店員が割安で購入するか、廃棄されることになる訳だ。何とも勿体無い食品ロスである。

 諄いようだが、安い弁当だからと言って、安い惣菜だからと言って、なんちゃって食材だけは使って欲しくない。筆者のような庶民を小馬鹿にしているようで、食材卸の会社の食への拘りとモラルを疑ってしまう。

 因みに、夜食としての桜えび弁当のご飯は、とても美味しくいただけた。

おかずの酷さで、桜えび弁当が台無し!
歯が立たぬレンコンとタケノコの硬さ

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西田親生@D&L
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