![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94317846/rectangle_large_type_2_e611a2ab2926f06e4f21fb4e1eed38cf.jpeg?width=1200)
詫び状に同情心を煽るような表現は、禁物。
本日、或る人物から『詫び状』が配達証明にて届いた。過去を振り返り、色んなことを思い出しつつ書き綴っている『詫び状』のようだ。
四枚の直筆の手紙だが、冒頭より『熊本地震』による云々を強調しているところがあり、謝罪内容とは全く次元が異なるものを書いている。
一瞬にして、その人物の心底からの『詫び』であるはずが、台無しになってしまう。
本人は、実情を伝えたいのかも知れないが、主題は『詫び』である。そこに、冒頭から主題が変わると、本来の主題は二の次、三の次へと落ちてしまう。
文章は本当に難しい。誠意をもって『詫び状』を書こうにも、色んなことが頭の中を巡り、整理整頓がつかぬまま、つい主人公と脇役を摺り替えてしまうのだろうと。
あくまでも、『詫び状』の相手が主人公である。可能な限り、主人公の立場に立って、その心を察することで、心に染み入る『詫び状』が書けるのではないか。
折角の直筆の『詫び状』であったが、結局は「何のお咎めなしで願えれば!」が凝縮された、賞味期限を過ぎてカビ生えたお茶のような味がした。
![](https://assets.st-note.com/img/1672238782439-BdMxvEb6pP.jpg)
いいなと思ったら応援しよう!
![西田親生@D&L](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170773069/profile_ebb12aae73eba0be5d22e0d87167224a.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)