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西田親生の辛口コラム

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世の中は理不尽なる事象が多い。燕雀であるより、呑舟であれ。常に自然体にて威風堂々と、気配りは繊細に。胸襟開いて語り合える心友との出逢いは、善き人生の道を拓く。改革は、若き人たちの…
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#独裁者

自分スタンダードの常識ほど非常識なものはない。

<茶碗の持ち方、箸の使い方>  身近なところから語れば、茶碗の持ち方や箸の使い方。礼儀正しく使える人は極稀である。幼い頃から教えられていないところを曝け出し、社会人として公然と赤恥をかいてしまうことになる。

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破壊の代償と無辜の犠牲者

 破壊は、罪なき人々の心と命を奪う。残酷な武器を用い、歴史ある建造物から民家、インフラまでを破壊する蛮行は、ただ負の要因を地上に広げ、生き物の絶滅へと進む一途を辿るものである。破壊者たちは、この事実に全く無関心である。  更地に建造物を新たに建てるよりも、破壊された地は瓦礫と化し、不毛なるツンドラに変えてしまうのが現実である。先人が築き上げた理想郷は、いとも簡単に廃墟となってしまう。  破壊は、人々の日常生活圏を壊滅させる。昨日までの笑顔で挨拶を交わした人々の姿も消え、無

名店を潰した二代目経営者

 新聞社時代に出会ったオーナーシェフ。気さくで豪快な人物であり、独立する話を聞き、開業初日に足を運んだ。それ以来、ランチタイムに、その名物料理を毎週足を運び楽しんでいた。  当時、熊本市内のレストランとしては、飛ぶ鳥を落とすが勢いにて、長蛇の行列ができるほど、人気を博していた食事処。  数年後に、そのオーナーシェフが、「マンション買って、でっかいランクル買って、100インチのプラズマテレビを買った!」と誇らしげに語った。その頃、第2店舗、第3店舗と、次から次へと出店し、最

度量の無い経営者は、門外漢について真っ向否定する傾向にある。

 総合コンサルタント業を続けてきた中で、確と気づかさせていただいたのは、度量の無い経営者もしくは経営陣は、自らが門外漢となる分野や人の能力について、真っ向から対峙し、否定する傾向にあるということだ。  随分前に、ホテル経営陣が筆者オフィスを訪ね、インターネットについてのレクチャーを願い出た時のこと。1時間半ほどネットの基本から応用、そして将来的な展望を詳しく語ったことがあった。  ところが、それから数ヶ月、数年経っても、そのホテルのデジタル化は改善されず、その理由を聞くと

某企業・・・失われた5年間

失われた5年間の始まり  某企業の5年前に役員が全て入れ替わり、県外から代表者を迎えてスタートしたのは良いが、これが「失われた5年間」の始まりであるとは、当時、社内外の人たちは誰しも思いもよらなかったに違いない  筆者は気づいていた。異常なる不協和音が幾重にも覆い被さるその様は、狂った歯車の組み合わせで生成されており、負のスパイラルの種は予想以上に巨大なものであった。  長年続く私物化された企業は、その業態にはあってはならぬものが多々蔓延り、以前よりも増して迷走する環境

自身が見えぬ経営者は、横暴な輩が多い。

 いつも思うことだが、考え方が不器用なのか、元々他者に関心がないのか、自らの立ち位置が分からないのか、自身が見えぬ経営者は、思いの外、横暴な輩が多いように思えてならない。  夜のクラブ活動にて、酒乱三昧の人。職位にぶら下がり、部下への配慮がない人。Facebookで夜のクラブ活動の写真を沢山アップしている人。社員を監視するために、カーテンの後ろから盗撮する人。それが、皆、会社役員というのだから、救いようがない。  常に真摯な態度で臨み、他者への敬愛の念を持ち、部下への心配

真偽が混沌と共存する世界では、虚偽が支配を強めている。

 プロパガンダに満ちた国家において、独裁者やその側近、そして不義の政策は、プロパガンダを不可欠なツールとして使用し、これをウィルスのように活用している。  プロパガンダは、真実と虚偽が一体となった世界観を創造し、無実の国民の心理に侵入し、従属を正当化している。操り人形師が恐怖を植え付け、人形を操ることで、虚偽によるマインドコントロールを強行し、奴隷状態に落とし込んでいる。  自由を謳歌する国々においても、虚偽は無数に横行しているが、これらは多くの場合、民衆の生命を直接奪う

アウトローが、格好いい!?

 アウトローが格好いいと思っている人も多い。幼い頃から、先生の指示とは真逆のことを行ったり、皆との協調性に欠けたり、とことん他者とは真逆のことを行い自己満足する、目立ち屋がりの子供もいた。  大人になって思い起こせば、映画の猿の惑星を見ているようで、同じ日本人でありながら、チンパンジーもいれば、ゴリラもいたり、オラウータンもいたり。生まれる時にDNAに刻まれたように、人間もそれぞれに成長していく。  昔から、洋画も邦画も正義の味方が主人公であり、アウトローな人間が悪さを行

暴力行為に走る昭和のパワハラ経営者

 昭和時代には、パワーハラスメントに走る経営者が数多く存在していた。その中でも、以下に取り上げるものは、他県の悪名高き企業で起きた実際の事件であり、元従業員からの信頼できる情報に基づいている。この事件は、些細なことから引き起ったのであるが、表沙汰にはなっていない。  ある日、その企業の若手社員が、揉み上げを伸ばしていたところ、問題が生じた。時代が多様化している今日、整えられた揉み上げは問題はない。しかし、その経営者が揉み上げを気に入らなかったために激怒し、社員に暴力を振るっ

CO2削減と言いながら・・・

 ウクライナ・クライシス以来、CO2が1億5千万トン増加という報道があった。戦争は破壊とジェノサイドという人としての道を逸脱した、蛮行に過ぎない。それに加え、地球を壊滅状態へと追い込んでいる。  Xにしても、破壊や殺人の動画ばかりである。蛮行を繰り返す独裁者たちは、世界諸国への協調性はなく、自国中心主義であり、地球を私物化している。  私利私欲に暴走する独裁者たちは、自らの足元が危うくなることを恐れ、恐怖政治により国民を奴隷化して搾取を行い、私服を肥やしている。これこそ、

言葉汚く、暴言暴力を振るう経営者。

 今の時代に、人格を疑われるような行為を繰り返す一人の経営者の存在を聞かされた。日頃からの言葉も汚いが、社員に手を出す経営者の実態である。耳を疑うほどのその所業に驚き、首を傾げてしまった。  激昂して社員に暴言暴力を振るう一人の経営者の実態を、以下の通りランダムに列記することにする。残念ながら、全て事実である。 1)社員への暴行  瞬間的に激昂し、目の前の社員に暴力を振るうのが常態化している。社員の頭を殴る、手を菜箸で叩く、顔を往復びんたする。 2)食い掛けを喰わせる  

就職する時は、企業の離職率を探れ!

 どんなに見掛けやイメージの良い企業と雖も、離職率が異常に高いところは、敬遠した方が無難と言える。  離職率が高いということは、外堀から見える景色と、内堀に入ってからの景色にギャップがあり、人間関係のトラブルが多かったり、独裁者による恐怖政治などの理由が挙げられる。  テレビコーマーシャル、新聞広告、そして雑誌などで見せられている一方的なコマーシャルなどは、それを取り扱う広告代理店の巧妙な手法により、誇大広告として伝わる可能性がある。  要は、就職して安心して働くことが

今の時代に、暴力を振るう経営者がいた。

 昭和の悪しき慣習を引きずる後期高齢の経営者が、若いスタッフに対して暴力を振るったと言う。耳を疑ってしまった。  丁稚奉公の世界を未だに払拭できず、感情を抑えきれずに、自らの考えが唯一だと思い込む傲慢さは、改善の余地はないのか。  ヘアスタイルが気に入らぬのか、何が気に入らぬのか分からないが、往復ビンタを叩くという行為は、本末転倒であり、許されるものではない。  後期高齢者となれば、誰しも前頭葉が萎縮し、自らの感情を抑えることが難しくなると言うが、激昂して暴力に至るのは

「破壊」・・・自滅への道

 ロシアによるウクライナ侵略戦争やイスラエルとハマスの戦争など、「破壊」の連続である。そして、日々何百人、何千人もの人々が命を奪われている。  「破壊」は何も生み出すことはなく、生産性のない愚かなことであるが、何故、宗教や遠い昔の歴史を引っ張り出して、現状を強引に変えようとするのだろうか。  「侵略」は許されるものではなく、それに伴う大量虐殺や民間を狙ったミサイル攻撃などが正統化されるはずがない。目の前の笑顔が絶えない、庶民の楽しい生活を、一瞬にして闇夜の世界に変えてしま