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「経営者の役割はたった一つ」チカクが目指す、メンバーの役割も事業の方向性も“Focusする組織”とは?

チカクのメンバーは現在約20人。組織づくりで大切にしているのは、Focus(集中すること)。メンバーの役割もそうですし、それによって事業の方向性もFocusされるべきだと思っています。

今回は僕が、どんな考え方でチカクの組織づくりに取り組んでいるかをお伝えしていきます。

「一代限り」にはしたくない。ディズニーが世代を超えて愛される理由


組織には2種類あると思っています。1つは、創業者が去ったあとも続く組織。もう1つは、創業者一代で終わってしまう組織。前者の代表はディズニーです。

ディズニーがウォルト・ディズニーの亡きあとも続いたのは、「創業者がいなくても組織が回る“仕組み作り”」と「組織として大切にするものの“共有”」を実行したからです。一方で、どんなに素晴らしいものを作り上げたとしても、この2点に注力しない組織は一代限りで終わるのが普通だと思います。

チカクはディズニーのように、創業者である自分がいなくなったとしても、回り続ける組織にしたいと思っています。

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僕が大切にしているエピソードを1つ紹介します。スティーブ・ジョブズは亡くなる直前、「僕がいなくなっても、『ジョブズだったらどうするだろう?』と考えるのではなく、『自分にとって何が正しいか』を考えなさい」という言葉を残したそうです。彼はAppleにおいて「仕組み化」と「共有」を実行してきたからこそ、この発言ができたのだと思います。

経営者の役割は、「こんな世界を作りたい」という未来を描くこと


会社で僕にしかできないことは1つ。それは、「こんな世界を作りたい」という未来を描くことです。

それは不確かな未来なので、言うなれば蜃気楼のようなものです。それを誰よりも信じていて、「本当に実現できる世界なんだ」と鼓舞し続けること。メンバーがその未来を信じられなくなったときには、大丈夫だと言ってあげること。これが僕の役割だと思っています。逆にいうと、それ以外の仕事は基本的には僕以外でもできると思っています。

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僕が経営者として尊敬するスティーブ・ジョブズやジャック・マーは、自分が得意な部分にフォーカスし、そうでない部分はどんどん人に任せ、それでもきちんと回る組織を作り上げました。チカクは「Focus Focus Focus (集中することに集中する)」というバリューを掲げていますが、これは組織づくりにおいても大事な要素だと感じています。


モチベーションの源泉は「魔法のチカラ」


僕は社内のフィードバックをあえて厳しめにするようにしています。会社がフォーカスするべき方向に向かうためには、誰かがしっかりとフィードバックすることが必要だからです。そこに至るまでの労力や思いについては理解した上で、「もっといい方向性があるよね」とか、「もっとクオリティ高くできるよね」とか、少し耳の痛いことも勇気を持って言うようにしています。

それでもメンバーがくじけずに働いてくれているのは、チカクの目指す世界を信じているからだと思います。

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チカクで仕事をしていると、お客様がすごく喜んでくれます。感動して泣いてしまう人や、「このサービスがなくなると困る」と言ってくれる人がたくさんいる。バリューで「Magic to Customers(すべては顧客のために)」と謳っている通り、僕たちの仕事は、まるで魔法を目にしたときのような驚きや感動を届けることなんです。

だからこそメンバーは、「もっとお客様を喜ばせられる」「もっと多くの人を幸せにできる」と信じているし、「大切な人を近くする・知覚できる世界」に意味があると思っている。その会社やサービスに対する思いが、最大のモチベーションになっているんだと思います。


“チカク流カスタマーファースト”を実現する組織


チカクではお客様自身が想像できないことや、言語化できないことを汲み取って、根っこの部分にあるニーズをカタチにする仕事をしています。

ただ僕たちはアーティストのような自己表現をしているわけではありません。届ける人の幸せを起点にサービスを考えていくこと。それがチカク流の「カスタマーファースト」です。

この「カスタマーファースト」を実現するためには、過去の記事で紹介した3つのバリューを体現していくことが重要ですし、「大切な人を近くする・知覚できる世界」を作る組織であるために大事なことだと思っています。

チカクでは、一緒に働く仲間を募集しています。興味をお持ちの方は、こちらからエントリーくださるとうれしいです!


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