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おうちで中華 - 羊肉串(羊肉の串焼き)

北海道を除いて、日本ではまだまだ羊肉を入手しやすいとは言えない状況だ。特に、塊肉となればなおさら。しかし、通販やふるさと納税を使えば、それなりに買えるようにはなってきた。

少し前に北海道のふるさと納税で仕入れたホゲット(ラムとマトンの間)の塊肉があったなと思い出し、羊肉串(羊肉の串焼き)を作ることにした。

羊肉串
yángròu chuàn

羊肉串(羊肉の串焼き)

今さら説明の必要もなかろうが、中国で串焼きと言えば、鶏肉ではなく羊肉。焼き上げた羊肉にクミンや粉唐辛子をふりかけるウイグル族スタイルが一般的だ。

学生時代、初めて食べたときは、感動したな。羊肉ってこんなに旨いんだ!?って。しかも、その頃は安い店だと1本5角(当時のレートで60円)だったから、貧乏学生には天からの贈り物のような存在だった。

夏の夜、道ばたのローカル店の青空席に座り、「羊肉串、20本!」などと大人買いして、常温の燕京ビール(当時は冷えたビールなんかなかった)を何本もあおっていた留学時代が懐かしい。

「串」のネオンがお洒落

ちまたには羊肉にあれこれ下味をつけたり、薬味と一緒に漬け込んだりするレシピも多いけど、そんなのしゃらくさいと思ってしまうので、最もシンプルな作り方にした。だって、これで旨いもん。

「おお、うまい…!もう店に行く必要、ないじゃん」と、7歳我が子もご満悦。よかったよかった。

これにはもちろんビール。羊肉の旨味とスパイスの香りをじっくり楽しんだ後、冷えたビールをぐいーっ!とやれば、最高に幸せだ。

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