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酒徒家の食卓 - 2021年4月前半
我が家の日々の食卓の記録です。中華以外の料理も最後に載せてます。僕自身が翌年に見返して、「ああ、今年もこれを作ろう」と思うためのものだったりもしますので。
花見が終わって自炊欲が再開したのか、いろいろ春の定番を作ってますな。小野寺さんからもらった自家製腊腸で作った煲仔飯が旨かった。中華以外だと、高知から取り寄せたカツオとウツボが美味しかったなあ。あと、春の定番・クレソンとマッシュルームの鍋。これは最強。
中華料理
■今月の菜単■
腐竹木耳炒咸肉(中国湯葉とキクラゲと塩漬け干し豚肉の炒めもの)
油燜筍(筍の甘辛炒め煮)
荷塘小炒(蓮根・山芋・木耳・さやえんどうの炒めもの)
蘆筍炒蛋(アスパラの卵炒め)
臘味煲仔飯(中華ソーセージの炊き込みご飯)
韮菜炒薄荷(ニラとミントの炒め物)
小葱拌豆腐(青葱の中華風冷奴)
腐竹木耳炒咸肉(中国湯葉とキクラゲと塩漬け干し豚肉の炒めもの)。腐竹と木耳を水で戻し、咸肉は塩抜きし、多めの油を熱して生姜数片と共に全てを炒め合わせる。少量の水を加えて蓋をして咸肉の塩気と旨味を吸わせたら、水気を飛ばして出来上がり。保存食だけで完成する江南の家庭料理。 pic.twitter.com/2mV4h6W0d7
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 11, 2021
嗚呼、愛しの油燜筍!春の上海の定番料理で、帰国後も毎春作る大好物だ。下茹でした筍にたっぷりの油と砂糖と醤油をからめて悶えさせる。シュクッとした筍とこってり甘辛醤油味との相性に、食べた者も悶えること必至。てらてらと真っ茶色に輝く筍が、どんどん艶かしく見えてくる。会心の出来栄え! pic.twitter.com/69oeUyfgrj
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 11, 2021
てらてらぬらぬらとろり。この料理は油も砂糖も思い切って使わないと、本質を外してしまう。濃油赤醤。上海料理のあるべき姿を表す四文字である。 pic.twitter.com/ctwBkJWr0Z
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 11, 2021
5歳我が子のおままごと語録。
「これがきせつのメニューです。きょうはたけのこがオススメです」
「おとおしは、ひらめといせえびのもりあわせです。ごゆっくりおめしあがりください」
「うちはおきゃくさんのめのまえでりょうりするんです。たのしいでしょう?」
完全に居酒屋である(笑)
「日本酒もう一杯ください」
「おさけはひとりさんばいまでです」
「えー困ったなあ。料理が美味しいから、お酒がないと」
「しかたないですね。じゃあ、おさけじゃないならいいですよ。ビールとかワインとか」
「それも三杯ずつ頼んでいいんですか?」
「いいです」
結構やさしい(笑)
雨の予報を聞いて出かける気力もなくなり、お昼は中華。荷塘小炒は、蓮根・山芋・木耳・さやえんどう(今日はスナップえんどう)を下茹でして塩だけのシンプルな味付けで炒め合わせる。四種の食材が組み合わさって色味も食感も鮮やかで賑やか。 pic.twitter.com/6r7bQrGvDp
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 17, 2021
もう一皿は春の定番・蘆筍炒蛋(アスパラの卵炒め)。簡単で間違いない美味しさ。 pic.twitter.com/F9HffRC2De
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 17, 2021
小野寺さんから自家製の臘腸(中華ソーセージ)を頂いたので、広東人のソウルフード・臘味煲仔飯を作ったぞ!土鍋でジャスミンライスを炊き、途中で薄く切った臘腸と臘肉を並べて再び炊く。炊いて蒸らし終わったら、臘腸の旨味を移した臘味醤油を回しかけて出来上がり。この幸せな出来栄えを見よ! pic.twitter.com/8hExfI0DvR
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 17, 2021
臘腸・臘肉の香り。ジャスミンライスの香り。醤油ダレの香り。いずれも特徴的な香りが混ざり合い、何とも扇情的。嗅ぐだけで腹が鳴り始める。臘腸の味付けが実にいい塩梅。お陰で現地のローカル店を余裕で凌ぐ仕上がりになった!いいものを頂いたなあ、ありがたやありがたや! pic.twitter.com/NoIrFcjAkc
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 17, 2021
甘じょっぱい醤油ダレとジャスミンライスの組み合わせはホント最強。「これだよこれ!」「懐かしいねえ!」と広東生活を思い出した。5歳我が子は「まんぞく、まんぞく、だいまんぞく!」と謎のダンスを踊り始めた(笑) pic.twitter.com/YMm73uxS2L
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 17, 2021
雲南で知った韮菜炒薄荷(ニラとミントの炒め物)。作り方は超絶簡単で、たっぷりの菜種油でニラをさっと炒めて塩を振り、ミントを炒め合わせたら出来上がり。味の濃いニラにミントの香りがこんなに合うとは…と衝撃を受け、我が家の定番になって早十数年。ニラ炒めの新しい地平をご覧あれ! pic.twitter.com/2vbJHNsXSu
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 18, 2021
久々に小葱拌豆腐(青葱の中華風冷奴)。日差しもずいぶん暖かくなり、こういう料理に気が向くようになってきましたな。レンゲでよく混ぜてガブリとやれば、瑞々しい青葱と香ばしい胡麻油に誘われて一丁もペロリ。 pic.twitter.com/2Aa0FFch8W
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 18, 2021
中華料理以外
ふるさと納税で昨日獲れたカツオの藁焼きのたたきが届いたので、張り切って盛り付けたのはいいけれど、薬味が多すぎたせいでどことなく漂う中華料理感(笑)。ま、肝心の味は藁の香りがよくカツオも実に綺麗で、産地直送の醍醐味は十分にあじわえたかな。 pic.twitter.com/gw1HMqvE4R
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) March 31, 2021
藁焼きのカツオのたたき、腹身は胡麻だれ茶漬けにした。ご飯に揉み海苔を敷いてカツオを並べて、ねっとり仕上げた胡麻だれをぺちょりとのせて、熱々の番茶をザーっ!紫蘇と青葱の薬味をかけていただきます。胡麻だれや薬味の香りがぶわーっ。ミディアムレアのカツオもうまいのう。高知県佐川町より。 pic.twitter.com/SKwruYIOv9
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 1, 2021
バカリャウ・ア・ゼ・ド・ピポ(鱈のマヨネーズグラタン)。ホワイトソースで作る伝統料理のバカリャウ・コン・ナタスをマヨネーズと牛乳に変えて作るポルトの大衆料理だそうで、風味が変わってこれまたいいなあ。マヨネーズから手作りした甲斐のある美味しさ。白ワインガブガブも必然。 pic.twitter.com/dM0Fk5zUaQ
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 4, 2021
龍鳳のもうお一人・小野寺さんから頂いた自家製ママレードで下午茶。国産オレンジネーブル+バニラビーンズだそうで、ウホ!香りがいい!ご助言通り有塩バターと共にたっぷりのせてガブリ!こういう幸せもあるよねえと酒飲みの僕がうなずく間に、連れと5歳我が子に完食されそうになって焦った(笑) pic.twitter.com/K4r50g4UvY
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 11, 2021
高知県佐川町のふるさと納税のカツオのたたきが良かったので、今度はウツボのたたき。発送前に魚屋から電話があって、その日獲って焼いたのを冷蔵発送してくれるのがいい。ドッサリ届いたので皿鉢気分でドッサリ盛った(笑)。今回も当たり!たっぷりの薬味と自家製ポン酢でペロリだったぜ。 pic.twitter.com/s84gtXbWp7
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 17, 2021
5歳我が子との会話。
「今日はお酒ごっこする?」
「する!」
「じゃあ片口は用意するから、盃は自分で選んで」
「わかった。こんやはウツボだからごうかなやつにしよう」
「それはいいね(笑)」
「おお、ウツボきれいだねえ!たのしみ!」
このあとウェーイって乾杯してガツガツ食べました。
https://twitter.com/shutozennin/status/1383748447883317256
鶏肉のクネルとアスパラのクリーム煮。2〜3人分と書いてあるレシピに従うと全く足りないので倍量で作ると、フランス料理から遠のいていく感。クネル(ふわふわ団子)が大きすぎて獅子頭(中国の巨大ふわふわ肉団子)のようになってしまい、慣れとは恐ろしいなと思う(笑)。味は良かったんだけど。 pic.twitter.com/8XdP4TG7An
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 18, 2021
我が家の定番・クレソンとマッシュルームの鍋。ひき肉を多めのオリーブオイルで炒めたら水を注いで少し煮込み、黒胡椒。たっぷりのクレソンとマッシュルームを都度好みの具合で煮て、取り皿に汁を少し取り、粒マスタードを溶いて絡めるようにして食べる。豊かな香り。多彩な食感。今ここにある幸福。 pic.twitter.com/X1N0yjMLyK
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 21, 2021
クレソンはもっさり用意する。煮えばなもよし、煮込むもよし。マッシュルームは薄さを変えて切ると食感の変化が楽しい。今夜は更に薄切り豚肉をしゃぶしゃぶしてクレソンとマッシュルームを巻いて食べてみたところ…これはヤバいぞ。やってみてください。 pic.twitter.com/9vG93lTWx2
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 21, 2021
〆は米粉(ライスヌードル)。これまたピタリのピタリ!一心不乱のズビズバー! pic.twitter.com/1VXHtHqXxe
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) April 21, 2021
<2021年4月>
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