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台湾で食べた⑩ - 古亭の台湾客家料理

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すっかり間が空いてしまった台湾篇。そもそも台湾へ行ったの、いつだったっけ…7月!? …まだ2日目の途中なのに。こりゃ年内に終わらんな(笑)

さて、胡椒餅を平らげた僕らは、ホテルからタクシーに乗って夕食のレストランへ出かけた。

今宵の目的は、客家料理だ。客家(はっか)とは、異民族の支配と戦乱から逃れるため、中国大陸の華北から南へ向かって二千年近くに渡って段階的に大規模な集団移動を行った人々を指す。

その移住地域は広東省、江西省、福建省、四川省、広西チワン族自治区など中国大陸各地に広がっているだけでなく、台湾、マレーシア、インドネシアなど海外にまで及ぶ。

流転が多く、恵まれているとはいえない環境で生活せざるを得なかったことが料理にも影響しているようで、客家料理は食材も調理法も素朴で、保存食を多用し、味付けが濃い料理が多いように思う。

一方、地域による違いも大きい。台湾の客家は広東省の梅州周辺から移住した人々が多いそうだから、台湾の客家料理のベースは東江料理(広東省の客家料理)ということになるが、そこに台湾の気候や食材が影響を与えて、独自の変化を遂げている。

「そういや、梅州の客家料理、昔、食べに行ったよねえ」
「ローカル店を探すのに苦労したけど、どれも旨かったよな」
「そうだね、梅州では犬肉鍋も食べたね」
「あー、なつかしい。結構味が濃い目のやつね」

こうやって、各地の料理が自分の中で繋がっていくのが面白い。

<ご参考:旧ブログ記事>


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