![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/35313868/rectangle_large_type_2_46cac48383e14760bb5fd466e4bd21a9.jpeg?width=1200)
酒徒家の食卓 - 2020年2月
我が家の日々の食卓をピックアップしてみました。中華以外の料理も最後に載せてます。僕自身が翌年に見返して、「ああ、今年もこれを作ろう」と思うためのものだったりもしますので(笑)。
中華料理
■今月の菜単■
酸筍炒肉絲(発酵筍と細切り豚肉の炒めもの)
手撕包菜(キャベツの辛味炒め)
咸肉(塩漬け干し肉)
腊肉炒青菜(中華ベーコンと青菜の炒めもの)
雪菜蛋炒飯(高菜と卵のチャーハン)
咸鶏(塩漬け干し鶏)
咸肉蒸蘿蔔乾(塩漬け干し肉と切干大根の蒸しもの)
酸菜(白菜の漬物)
刀切饅頭(マントウ)
雪菜肉末炒粉皮(青菜漬物と豚ひき肉と板春雨の炒め煮)
腊肉炒笋(中華ベーコンと筍の炒めもの)
両親と違って腹を空かせてる三歳我が子のために手早く何かを作らねば…と考えた結果が酸筍炒肉絲ってのは自分でもどうかと思うが、クサクサで酸味もしっかり効いた発酵筍を喜んで食べてくれちゃうものだから、うちの食卓にはいわゆる子供向け料理が全然並ばない(笑)。 pic.twitter.com/xMSaAykhgc
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 6, 2020
実は僕、これまで油返しを面倒くさがってやってなかったんだけど、かっちょいいオイルポットを見つけたのをきっかけにやり始めたら、何ごとにも意味があるのねと実感中。片栗粉をまぶした豚肉のような鍋にくっつくために存在するかのような食材も全くくっつかない!感動!なのです。
キャベツ半玉は瞬殺できる手撕包菜。キャベツをひと口大に手で裂き、多めの油で大蒜・生姜・干唐辛子の香りを出したらジャジャッと炒める。醤油・砂糖・水を合わせてかけ回し、最後に黒酢を加えてあおる。ピリ辛の甘じょっぱ酸っぱい味付けがキャベツの甘さにピタリ。炒め過ぎないのがコツ。 pic.twitter.com/eYlk1vFYid
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 6, 2020
重度の二日酔いで迎えた週末の朝(いつもだ)、いそいそと咸肉の干し具合を確認。毎年干すのの止め時がよくわからんのだけど、まあしっかり乾いてる感じだからもういいか。咸肉の完成です!! pic.twitter.com/AATHs8B6Mm
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 8, 2020
味噌仕込み後、手早く昼食。腊肉炒青菜は中華ベーコンを弱火でじっくり炒めて脂を出したら、強火にして青菜を炒め合わせるだけ。味付けすらいらない簡単料理だが、腊肉の香りと旨味が青菜に移って、とてもうまい。労働の後の昼ビールは最高だなあ。 pic.twitter.com/lsfcX8hY3A
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 8, 2020
雪菜蛋炒飯(高菜と卵のチャーハン)。酒飲みゆえに滅多に炭水化物料理を作らないんだけど、作ったら作ったでうまいのう。狙い通りしっとりと仕上がって嬉しい。 pic.twitter.com/m0FTW5Ee9R
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 8, 2020
深夜二時、男はやをら包丁を手にすると鶏の腹を一文字に切り裂いた…などと書くと写真が猟奇性を帯びてくるが、本人の気分はエステティシャンだ。身体の隅々まで花椒塩をすり込むと、肌の汚れや無駄毛が落ちて、肌が潤いを帯びてくる。施術後は冷蔵庫の中でリラックス。数日後には引き締まった身体に! pic.twitter.com/GbO4YOpVR6
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 8, 2020
晴れ渡った建国記念日の朝、清々しい気持ちで丸鶏を干す。朝から変なもの見せるなと思ったあなたは、鶏を吊ったフックにご注目。ハートに見えませんか?ラブ&ピース! pic.twitter.com/FWw4UVABkL
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 11, 2020
今回は腹をしっかり上下に割いてみた。この先どれだけ寒風が吹く日があるか不安なので、乾きやすさを重視した次第。 pic.twitter.com/CiAi2WvJVl
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 11, 2020
今年の自家製咸肉(塩漬け干し肉)のデビュー戦は咸肉蒸蘿蔔乾!水で戻した切り干し大根を皿に並べてパラリと砂糖を散らし、薄く切った咸肉を並べて蒸すだけ。15分経ったら青葱を散らして出来上がり。僅かな砂糖が咸肉の旨味を引き立てて、それを吸った切り干し大根と一緒に口に運ぶと…うま!完璧。 pic.twitter.com/tb70abVMQX
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 15, 2020
咸鶏(塩漬け干し鶏)。いつもやめどきが分からないんだけど、いい感じの色になってきたのでこれにて完成とします!さーて、これでなに作ろうかな。 pic.twitter.com/Brx0gUm3CE
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 22, 2020
日中漬物ペア。二月頭に仕込んでおいた高菜漬けと酸菜(白菜の漬物)がそろそろいい感じだ。酸菜は前回より酸っぱく漬かっているようで、進歩を感じるぜ。自家製の漬物ってテンション上がるなあ。 pic.twitter.com/uxCEz4ivyM
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 22, 2020
コロナと花粉症で引きこもり。それでも粉モノに対して腰が重い僕に痺れを切らし、連れが蒸し上げた刀切饅頭。「帰国してから試した饅頭はどの店も生地がフワフワ過ぎて甘いんだよね」という問題意識がしっかり反映され、程よくみっしりとした生地は甘さ控えめで、硬派な仕上がり。こりゃ旨いわ。 pic.twitter.com/PUEv6e63iH
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 24, 2020
「もう粉モノ担当はそっちってことでいいんじゃないか」と言ってみたら満更でもなさそうだったので、色々頑張ってもらうことにしよう(笑) pic.twitter.com/DwGQBUtOEp
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 24, 2020
饅頭作りの横で炒菜作り。久々に作った雪菜肉末炒粉皮(青菜漬物と豚ひき肉と板春雨の炒め煮)は、雪菜の酸味が強まってたおかげでまた一段とうまかったな。ちゅるりちゅるりん。我が子は皿を見るなり「うわあ…!ふぇんぴーだ!」と大喜び。作り甲斐があるというもの。饅頭と一緒に食べるとまた旨い。 pic.twitter.com/TeTWISHV41
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 24, 2020
もう一皿は腊肉炒笋(中華ベーコンと筍の炒めもの)。色味は蒜苔(ニンニクの芽)。これまた鉄板トリオ。腊肉特有の香りをかいだ我が子は「これ、〇〇のおにく?」と目がキラキラ。因みに○○とは、この腊肉をくれた人のお子さんの名前(笑)。 pic.twitter.com/26hwrk1KFC
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 24, 2020
中華料理以外
巨大なタコ足のレパートリーを増やしたかったがイマイチ良いレシピが見つからず時間切れでポルトガル風トマト煮込み(Polvo com tomate )に。で、ソンベ焼の皿に持ってみたらソース多過ぎでタコ料理ということも分からなかったので接写したという顛末。 pic.twitter.com/NKHZwjALJP
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 2, 2020
余ったソースをタリアテッレにかけて〆。 pic.twitter.com/kiwyyW56tL
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 2, 2020
朝から酒徒家総出で味噌作り。前夜から水に浸した大豆を三時間煮て、潰して、麹を混ぜて団子にして、味噌カメに叩きつけて潰して…という過程は三歳我が子にとってもエンターテインメントになったようで何より。 pic.twitter.com/WXxRwlzP6o
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 8, 2020
上海にいた時はお休みしてたので、五年ぶりの仕込み。美味しくなーれー。 pic.twitter.com/RkgJ05Xxo4
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 8, 2020
新鮮な鶏もつが気軽に買える環境にいるうちに酒肴のレパートリーを増やそう、自分は中華に偏りすぎだから和洋にも手を広げよう、という問題意識に立ち、砂肝のローズマリー炒めと白レバーの赤ワイン煮。簡単でうまいものだな。昼からワインが進みすぎる。 pic.twitter.com/O7tdPdArRN
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 9, 2020
連れの親戚一家を迎えて宴会。洋食強化週間ってことでキンメのアクアパッツァとか豚肩肉のシチリア風煮込みとか。中華を作るより遥かに緊張したけど、楽しかったな。夕方から深夜二時までワインを飲み続け、本日は絶賛不稼働中。 pic.twitter.com/CXMv0YZY8x
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 12, 2020
チョコの五兆倍くらい嬉しいものがおかんから届いたよ!キロ単位の豊前海一粒かき!多くの人は北九州に牡蠣のイメージなんてないだろうけど、これがもう殻は小ぶりなのに身ははちきれんばかりで、ミルキーかつ味が濃く、とても旨いのですよ、ウヒョヒョヒョヒョ!辛抱たまらん! pic.twitter.com/9tMnDaw5VV
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 15, 2020
まずは生牡蠣。殻を開けるのは久々だったけど結構身体が覚えてるもんで、苦もなく開いた。同梱されていたレモンを絞っていただきます!…嗚呼、期待した味が期待通りに口一杯に広がる嬉しさよ。注いだ日本酒が瞬時に消える。それもやむなし。 pic.twitter.com/WuD8fVmgcY
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 15, 2020
焼き牡蠣フェイズに移行していることをご報告します。これまた昇天もの。そのまま喰っても焼くだけでもこんなに旨いんだもんなあ、貝は料理人殺しだ。世界各地に貝塚が残ってるのも分かるよ…などと戯れ言を交わしつつ、牡蠣をむさぼり続ける。 pic.twitter.com/1uFL872sYV
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 15, 2020
溢れ出る色気! pic.twitter.com/uaxHgBIJl4
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 15, 2020
最後の煮牡蠣フェイズは牡蠣豆腐。別にこうと決まった作り方はないと思うけど、醤油ベースの出汁で椎茸や薄切り大根を煮たあと豆腐を温め、牡蠣をふっくら煮たら春菊をバッ。こりゃ何があっても日本酒ですなあ。幸せですなあ。 pic.twitter.com/yrMQyYX238
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 15, 2020
最後は牡蠣豆腐の汁で雑炊作って、牡蠣尽くしの宴は大団円。一人三十個は食べたのにまだ牡蠣が残っているという幸せを噛みしめながら、ちゃぶ台横で寝落ちした(笑) pic.twitter.com/ts3fmMEy2r
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 16, 2020
今宵の牡蠣はオーブンフェイズへ。昨夜残った牡蠣を全て投入した牡蠣グラタン!牡蠣を食べなくても牡蠣の味ってなくらい濃厚なホワイトソースが開戦の合図。そのソースをまとった熱々牡蠣は、口内もれなく大火傷もやむなしの旨味爆弾だ。そこに癒しの白ワイン。嗚呼、鳴り響く幸せの鐘の音。 pic.twitter.com/64avQIUTEs
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 16, 2020
フーフーフーパクッ…ハフハフハフハフハー!! 涙目になろうとこういうのは冷ましすぎたら美味しくない。 pic.twitter.com/TJ0ou1QZGx
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 16, 2020
イナダさん(@inadashunsuke)インドカレーの本が届いたので早速挑戦。残業後ゆえ一品にするつもりが想像以上に楽なレシピだったので二品に。バスマティライスもちゃんと炊いたぜ。味は意外なほど本格的。子供が生まれてから遠のいていたインドカレーが我が家の食卓に帰ってきた(嬉)!ハマりそう! pic.twitter.com/PpTZzFMMby
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 17, 2020
昨晩は自宅でタットリタンをすっかり平らげたあと朝からあるものを解凍していたことを思い出した。今日から三日連続呑み事なので放置もできぬ…ということで、満腹後&日付変更後の馬刺し。35度の青酎を合わせたら実にイケて、写真の倍量をペロリ。さすがに今朝は胃も頭も重かったな…(笑) pic.twitter.com/EDaZrCdR8V
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 19, 2020
すき焼きとしゃぶしゃぶは家でやるものと決めてる。割安だし、自分好みに作ったタレや割下で食べられるから。で、すき焼きで最後に残った肉一枚を煮汁と溶き卵ごとご飯にぶっかけて、雑だけど豪華な牛丼にするのが好きです。 pic.twitter.com/9vVjgCKGZW
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 23, 2020
連れが作った焼き林檎を目当てにいち早く夕食を食べ終え、晩酌する両親の横で嬉しげにシナモン風味の林檎をつついていた我が子。僕が筋子を持ってきたら「え、それすじこじゃない?」。今からでもいると言うのであげたら「あまい!すじこといっしょにたべるとだいこんもあまい!」。良かったね(笑) pic.twitter.com/hgRchlxa4N
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 24, 2020
春の横綱鍋・菜の花と貝柱の鍋。干し貝柱を一晩水に浸けて戻したら、細かくほぐして戻し汁と共に煮立て、塩と日本酒で味付け。そこでざく切りにした菜の花を煮るだけの料理だが、飛び切り旨い。帆立の旨味に菜の花の甘味が加わった出汁の滋味深いこと!菜の花は煮えばなもくたくたも最高で昇天必至。 pic.twitter.com/YEYV5iMUg7
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 26, 2020
マカオに行くたびに夢中で食べてたスズキのグリルを再現!エラに大蒜詰めて強めに塩胡椒したスズキにオリーブオイルと白ワインぶっかけてオーブンでこんがり焼き、刻んだ香菜・玉葱・塩・オリーブオイル・ワインビネガーを和えたタレをダバダバかけて食べる。ただの塩焼きがご馳走に化ける魔法! pic.twitter.com/EOSIHMQqS9
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 29, 2020
このタレは他の白身魚やイカを焼いたのにも使えて、我が家のド定番。香菜苦手な人はパセリに変えてもよし。旨く食べるコツは魚もイカも切り身じゃなくて丸ごと焼くこと。ドバーンと焼いてガバガバワインをあおってこそのマカオ(ポルトガル)料理だ。 pic.twitter.com/1pz1TbAS11
— 酒徒(しゅと) (@shutozennin) February 29, 2020
<2020年2月>
いいなと思ったら応援しよう!
![酒徒(しゅと) - 新刊「中華満腹大航海」12/10 発売即重版!](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117794462/profile_1c573e6571a694f16fa8143dc0c4f482.png?width=600&crop=1:1,smart)